テレワーク・リモートワーク総合研究所

テレリモ総研

ハンバーガーメニュー

記事の調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1066名

調査対象:2022年9月30日〜10月1日

春眠暁を覚えずとはよく言ったもので、陽気についウトウトしてしまうような方も多いのではないでしょうか。しかし、テレワークにおいて居眠りや仕事に関係ない行動は、いわゆるサボり行動と認識されてしまうでしょう。テレワークのメリットのひとつに「ひとりの空間で集中できる」という声が多くある一方、他人の目がない状況で、ついつい気が緩んでサボリ行動につながってしまうこともあるかもしれません。そこで今回は、本当にテレワークはサボりやすいのか、その実態を調査してみました。

やっぱりテレワークはサボりやすい?

今回はまず、テレワーカーを対象に「テレワークはオフィスワークと比べてサボりやすいですか?」とストレートなアンケートを実施してみました。結果は以下のとおりです。

Q.テレワークは、オフィスワークと比べて「サボりやすい」ですか?「サボりにくい」ですか?

アンケートの結果、男性は79.7%、女性は84.4%と、いずれもテレワーク時はサボりやすいという声が多いことがわかります。オフィスワークとは違い、ひとりしかいない環境で仕事をしていると「ちょっとした息抜き」のつもりで休んでいたものの、気が付いたらかなりの時間が過ぎてしまっていた、というようなことも起こりうる話です。

また、テレワーク中はサボりやすいと回答した方に、サボっている最中の行動についてアンケートを取ってみると、以下のような結果となりました。

Q.実際に勤務中にどんな「サボり」をしていますか?

サボリの行動としての第1位は男女共にネットサーフィン。たしかに、テレワーク中はPCの前にいることが多くなるため、ついつい仕事とは関係ないページをチラリと見ては戻ってこれなくなってしまうことも多そうです。

しかし2位の結果を見ると男性と女性で違いがあることが分かります。男性は、「寝る」が28.0%と出ており、これは明らかにサボリ行動といえるでしょう。しかし、女性の回答で2番目に多かったのは、「家事」という項目です。こちらも仕事とは関係ないと言ってしまえばそれまでです。ですが、育児や介護ももちろん、家事に関してはなかなか後回しにできないこともあるため、一概にサボりとひとくくりにしてしまうのは少々難しい点もあります。家事を行ってもなお仕事のリカバリーがしやすかったり、そういった状況にある人がパフォーマンスを発揮しやすいように時間に融通を利かせられたりする環境を企業側の協力のもとつくれるとよいかもしれませんね。

とはいえ、SNSやゲーム、居眠りなどといった明らかに仕事の内容とは関係ない行動をとられている方も多いのは確かです。こういった方向けには、監視ツールの導入も必要になってくるのかもしれません。

ツール導入でサボリを防止

普段真面目なテレワーカーも、時にサボりの誘惑に負けそうになることもあるかもしれません。ほんの少しの時間ならまだいいかもしれませんが、それがだんだんと長くなり、生産性に影響する可能性も否定はできません。かといって、テレワークをやめさせたり、ずっとカメラの前で監視したりするというのは無理があります。

そこで、お互いにストレスなくサボリを防ぐ方法としてツールの導入という方法があります。例えば「KnockMe!」というツールであれば、パソコンを起動したらすぐに押せるタイムカードアプリで、在宅勤務でも出勤退勤が簡単に管理できるうえ、予定表とリンクしたタスク管理ツールなどでワーカーの仕事で「何をやっているのか」をしっかりと可視化することができます。これにより、サボリを抑制するだけでなく、過重労働を防ぐなど、遠隔でありながらもしっかりとワーカーひとりひとりに目を届かせることが可能になるかもしれませんね。

柔軟かつメリハリあるテレワークを!

今回はテレワークにおける最大の弱点(?)であるサボリについて調査を行いました。結果としては残念ながら人の目がない環境での仕事になると、どうしてもサボりやすくなってしまう人が多いようです。とはいえ、家にいることで、ちょっとした時間を家事や介護、育児などに充ててしまうといった、一概にはサボリとは言いづらい行動もあります。管理をする企業としては、こういった行動に対するケアやパフォーマンスの発揮しやすいテレワーク環境を提案・導入していくことが重要になってくるかもしれません。そのためにも、まずは前述した監視ツールの導入を試してみるのもありではないでしょうか。

多少のサボリで生産性があがるなら、ちょっとのお目こぼしをしても……などという選択肢も、まずはワーカーの管理ができていなければ始まりません。ツールの導入も検討しつつ、お互いにメリットのあるテレワークの可能性を模索したいですね!

影山綾子

影山綾子

\記事のエビデンスとしてイラストやグラフを転載OK/

・ライター、メディア、新聞社の強い味方

・在宅勤務に関する情報発信メディア:テレワーク
・リモートワーク総合研究所
・年4回の市場調査。ご要望に合わせて設問の用意可能。

・運営:株式会社LASSIC(ラシック)

おすすめの記事

左矢印
右矢印

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の実態調査

調査結果のレポートをメディア運営の会社様に限り、無料でご提供いたします。
ご利用にはいくつかの条件がございますので、詳しくはお問い合わせください。

new

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の実態調査 2024年4月版

株式会社LASSICが行ったテレワーク・リモートワーク・在宅勤務の2024年4月実体調査レポートです。コロナ禍にテレワークを導入していた企業がコロナ禍明けから一斉に、オフィス出社へと方針を転換しています。出社回帰の流れが強まる今、テレワークに対する意識はどのように変化しているのでしょうか。実際にテレワーク経験者の声を聞いて市場調査データをまとめました。

対象地域:日本全国
サンプル数:1001
調査実施期間:2023年4月26日〜4月30日

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の実態調査 2023年版

株式会社LASSICが行ったテレワーク・リモートワーク・在宅勤務の2023年実体調査レポートです。コロナ禍にテレワークを導入していた企業がコロナ禍明けから一斉に、オフィス出社へと方針を転換しています。出社回帰の流れが強まる今、テレワークに対する意識はどのように変化しているのでしょうか。実際にテレワーク経験者の声を聞いて市場調査データをまとめました。

対象地域:日本全国
サンプル数:1,044
調査実施期間:2023年11月10日〜11月13日

テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の実態調査 2022年版

株式会社LASSICが行ったテレワーク・リモートワーク・在宅勤務の2022年実体調査レポートです。コロナ禍が長期化し、テレワークも一般化してきた中での課題点やコロナ終息後の働き方について調査を実施。コロナ終息後では、オフィスワークとテレワークどちらを希望する割合が多いのでしょうか? 実際にテレワークで働く人の声を聞いて市場調査データをまとめました。

対象地域:日本全国
サンプル数:1066
調査実施期間:2022年9月30日〜10月3日

お問い合わせ