テレワーク・リモートワーク総合研究所

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記事の調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1,005名

調査期間:2026年2月25日〜2月27日

仕事選びで重視される条件とはなにか。テレリモ総研は、20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン1,005名を対象に、仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由を調査した。

仕事選びで最重視は給与、勤務地・人間関係・リモートワークが続く

20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1,005人を対象に、「転職や仕事選びの際に重視する条件をすべてお選びください。転職を考えていない方も、"もし仕事を選ぶとしたら"の視点でお答えください」と「退職や転職を考えるとしたら、どのような理由が当てはまりますか」を複数回答で尋ねた。

図表1:仕事選びで重視する条件の全体集計

複数回答/n=1,005 単位:%

(出所)テレリモ総研「仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査」(2026年)/n=1,005、複数回答

仕事選びで重視する条件をみると、給与・賞与の水準が67.8%で最も高かった。次いで勤務地・通勤時間54.7%、職場の人間関係・雰囲気42.2%、リモートワークの可否・頻度38.4%と続いた。

これに仕事のやりがい36.5%、福利厚生の充実度33.0%、会社の安定性・将来性32.9%、勤務時間の柔軟性(フレックスなど)32.8%が3割台で並んだ。1位の給与・賞与の水準と2位の勤務地・通勤時間の差は13.1ポイントで、3位から8位は3割台前半から4割台前半に複数項目が密集する分布となっている。

10%台の重視率がみられた項目は、キャリアアップの機会17.6%、育児・介護との両立支援13.6%、副業・兼業の許可10.1%であった。「特にこだわりはない」6.3%と給与・賞与の水準67.8%との差は61.5ポイントとなる。

リモートワーク重視はフル出社者でも20.7%、出社形態で35.9ポイント差

仕事選びで重視する条件を出社形態別にみると、リモートワークの可否・頻度の重視率に大きな差が確認できた。

図表2:仕事選びで重視する条件×出社形態グループ

複数回答/上位8項目/単位:%

(出所)テレリモ総研「仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査」(2026年)/n=1,005(フルリモート勤務166/ハイブリッド勤務433/フル出社406)、複数回答

図表3:リモートワークの可否・頻度を重視する割合(出社形態別)

複数回答/単位:%

(出所)テレリモ総研「仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査」(2026年)/n=1,005(フルリモート勤務166/ハイブリッド勤務433/フル出社406)、複数回答

リモートワークの可否・頻度はフルリモート勤務者で56.6%、ハイブリッド勤務者で48.0%、フル出社者で20.7%であった。フルリモート勤務者とフル出社者の差は35.9ポイントとなり、フルリモート勤務者の重視率はフル出社者の約2.7倍となる。フル出社者でも約5人に1人が、次の仕事選びでリモートワークの可否・頻度を重視している割合にあたる(20.7%)。

給与・賞与の水準の重視率は、フルリモート勤務者59.6%、ハイブリッド勤務者67.0%、フル出社者71.9%であった。出社頻度が上がるほど重視率も高くなる分布となっており、フルリモート勤務者とフル出社者の差は12.3ポイントである。

勤務地・通勤時間についても同様の分布がみられ、フルリモート勤務者41.6%、ハイブリッド勤務者54.0%、フル出社者60.8%となった。フルリモート勤務者とフル出社者の差は19.2ポイントである。職場の人間関係・雰囲気はフルリモート勤務者32.5%、ハイブリッド勤務者40.4%、フル出社者48.0%で、フルリモート勤務者とフル出社者の差は15.5ポイントとなる。

リモートワークの可否・頻度を除く上位項目では、出社形態3区分とも給与・賞与の水準が1位を占めている。

給与重視は50代で75.7%、若年層はリモートワーク・副業を重視

仕事選びで重視する条件を年代別にみると、給与・賞与の水準は50代でピークを示し、リモートワーク関連の項目は若年層で高い傾向が確認できた。なお、60代の有効回答数は95と他年代に比べてサンプル数が少ない点に留意する必要がある。

図表4:仕事選びで重視する条件×年代別(上位項目)

複数回答/単位:%

(出所)テレリモ総研「仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査」(2026年)/n=1,005(20代184/30代205/40代249/50代272/60代95)、複数回答

図表5:仕事選びで重視する条件×年代別(その他項目)

複数回答/単位:%

(出所)テレリモ総研「仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査」(2026年)/n=1,005(20代184/30代205/40代249/50代272/60代95)、複数回答

給与・賞与の水準の重視率は、20代61.4%、30代63.9%、40代68.3%、50代75.7%、60代64.2%と推移した。50代が75.7%で最も高く、20代の61.4%と比べると14.3ポイントの差がある。20代から50代までは年代が上がるほど重視率が上昇し、60代でやや低下する分布となっている。

リモートワークの可否・頻度の重視率は、20代43.5%、30代37.6%、40代42.2%、50代35.3%、60代29.5%であった。20代が43.5%で最も高く、60代の29.5%と14.0ポイントの差がある。

副業・兼業の許可も若年層で高い分布がみられた。20代15.2%、30代11.2%、40代10.0%、50代7.4%、60代6.3%となっており、年代が上がるほど重視率が低下する傾向が確認できた。20代と60代の差は8.9ポイントである。

育児・介護との両立支援は、20代12.5%、30代13.7%、40代17.7%、50代12.1%、60代9.5%と推移し、40代が17.7%でピークとなった。

育児・介護との両立支援は女性19.5%、男性8.3%

仕事選びで重視する条件を男女別にみると、男女差が最も大きかったのは育児・介護との両立支援であった。

図表6:仕事選びで重視する条件×男女別

複数回答/主要項目/単位:%

(出所)テレリモ総研「仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査」(2026年)/n=1,005(男性527/女性478)、複数回答

育児・介護との両立支援は女性19.5%、男性8.3%で、その差は11.2ポイントとなった。次いで職場の人間関係・雰囲気が女性47.9%、男性37.0%で10.9ポイントの差となった。勤務地・通勤時間は女性58.6%、男性51.2%で7.4ポイントの差である。

一方、給与・賞与の水準は男性68.3%、女性67.2%で差は1.1ポイントとなっている。リモートワークの可否・頻度も男性38.9%、女性37.9%で差は1.0ポイントであった。これらの項目では男女差はほぼ確認できなかった。

会社の安定性・将来性は女性36.0%、男性30.2%で5.8ポイントの差、福利厚生の充実度は女性35.1%、男性31.1%で4.0ポイントの差となっている。仕事のやりがいは男性37.9%、女性34.9%で3.0ポイントの差であった。

男女ともに重視率1位は給与・賞与の水準で、2位は勤務地・通勤時間であった。3位以降は男女で順序が分かれ、男性は3位リモートワークの可否・頻度38.9%、4位仕事のやりがい37.9%、5位職場の人間関係・雰囲気37.0%となった。女性は3位職場の人間関係・雰囲気47.9%、4位リモートワークの可否・頻度37.9%、5位会社の安定性・将来性36.0%となった。

退職を考える要因の筆頭は給与・待遇への不満、フル出社で60.3%

退職や転職を考える理由を尋ねたところ、給与・待遇への不満が最も多く、出社形態別では重視率に差がみられた。

図表7:退職や転職を考える理由の全体集計

複数回答/n=1,005 単位:%

(出所)テレリモ総研「仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査」(2026年)/n=1,005、複数回答

全体ランキングをみると、給与・待遇への不満が53.2%で最も高かった。続いて人間関係の問題42.6%、仕事内容への不満32.9%、会社の将来性への不安27.1%となった。ワークライフバランスが取れない22.7%、キャリアアップの機会がない20.0%も2割以上となっている。「退職・転職を考えることはない」を選んだ回答者は14.0%であった。

図表8:退職や転職を考える理由×出社形態グループ

複数回答/主要項目/単位:%

(出所)テレリモ総研「仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査」(2026年)/n=1,005(フルリモート勤務166/ハイブリッド勤務433/フル出社406)、複数回答

主要項目を出社形態別にみると、給与・待遇への不満はフルリモート勤務者45.2%、ハイブリッド勤務者49.7%、フル出社者60.3%となった。フルリモート勤務者とフル出社者の差は15.1ポイントである。

人間関係の問題も同様の分布を示した。フルリモート勤務者35.5%、ハイブリッド勤務者39.7%、フル出社者48.5%となっており、差は13.0ポイントである。仕事内容への不満は、フルリモート勤務者31.3%、ハイブリッド勤務者31.4%、フル出社者35.2%で、3区分の差は4ポイント以内に収まった。

リモートワーク関連では、「リモートワークできない/しにくい環境だから」が全体15.0%であった。「出社できない/しにくい環境だから」は4.9%、「出社回帰の方針に納得できない」は7.5%となっている。

まとめ)給与・賞与の水準はどの出社形態でも1位、退職理由でも給与が最多

仕事選びで重視する条件について調査したところ、出社形態によって重視率が大きく異なる項目があることが確認できた。リモートワークの可否・頻度はフルリモート勤務者で56.6%、ハイブリッド勤務者で48.0%、フル出社者で20.7%であった。給与・賞与の水準はフルリモート勤務者で59.6%、ハイブリッド勤務者で67.0%、フル出社者で71.9%となっている。出社頻度が上がるほど重視率も高くなる分布がみられた。

年代別にみても重視条件は異なる分布を示した。給与・賞与の水準は50代で75.7%、20代で61.4%と14.3ポイントの差があった。リモートワークの可否・頻度は20代43.5%、60代29.5%となっている。副業・兼業の許可は20代15.2%、60代6.3%であり、いずれも若年層で高い傾向が確認できた。

こうした出社形態ごと・年代ごとの違いがある中で、給与・賞与の水準は全出社形態・全年代で重視率1位となっている。年代別の重視率は、20代61.4%、30代63.9%、40代68.3%、50代75.7%、60代64.2%であった。退職や転職を考える理由でも、給与・待遇への不満が53.2%で最も多く、仕事選びと離職の両面で給与が筆頭にあることがみられた。

影山綾子

影山綾子

\記事のエビデンスとしてイラストやグラフを転載OK/
・ライター、メディア、新聞社の強い味方
・在宅勤務に関する情報発信メディア:テレワークリモートワーク総合研究所
・年4回の市場調査
・ご要望に合わせて設問の用意可能
・運営:株式会社LASSIC(ラシック)
・イラスト:ねじまきデザイン製作所

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