2026年7月23日
悪天候の日はテレワークで出社回避が50.3%、「通常通り出社した」32.6%を上回る
記事の調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女
調査期間:2026年6月15日〜6月17日
テレリモ総研は、テレワーク・リモートワーク経験者1,004名を対象に「悪天候時のテレワーク行動と備えに関する調査」を実施した。この1年の悪天候のとき、テレワークで出社を回避した人は50.3%で、「通常通り出社した」32.6%を上回った。ふだんの備えの最多は「警報・気象情報を業務開始前に確認する」37.1%であった。
この記事のポイント
- この1年の悪天候のときにテレワークで出社を回避した人は50.3%(自分の判断17.9%・会社の指示12.2%・上司の許可8.5%・フルリモートのため該当なし11.8%の合計)で、「通常通り出社した」32.6%を17.7ポイント上回った。
- フル出社勤務の55.3%は、悪天候でも通常通り出社した。「自分の判断でテレワークに切り替えた」はフル出社勤務7.4%で、ハイブリッド勤務28.5%の約4分の1であった。
- 悪天候のときのテレワークに備えてふだん行っている工夫は、「警報・気象情報を業務開始前に確認する」37.1%が最も多く、上位3項目はいずれもハイブリッド勤務で最も高い。
本記事では、テレワーク経験者1,004名を対象に尋ねた以下の設問の結果を扱う。
- 1. テレワークのときの悪天候に備えて、ふだんから工夫していることをすべて教えてください。(フル出社の方は、興味のある工夫をお選びください)(複数回答・全11項目)
- 2. この1年の悪天候のときに取った行動に近いものを教えてください。(過去1年間、悪天候の経験がない方は、もし起きたらどうするかをお選びください)(単一回答・全8項目)
※設問1は複数回答のため、各項目は回答者に占める割合で示す。合計は100%を超える。本文・図表中の工夫の項目名は、一部を要約表記で示す。
悪天候のときのテレワークへの備え、最多は「警報・気象情報を業務開始前に確認する」37.1%
悪天候のときのテレワークに備えて、ふだんから工夫していることを全11項目から複数選択で尋ねた(図表1)。
※フル出社の回答者は、実践している工夫ではなく興味のある工夫を回答している。
図表1:悪天候のときのテレワークに備えてふだん行っている工夫
全11項目から複数選択/各項目を選んだ人の割合/n=1,004
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワーク行動と備えに関する調査」(2026年)/n=1,004
「警報・気象情報を業務開始前に確認する」が37.1%で最も多かった。「上司・チームへ早めに共有する」が24.8%、「自宅の通信環境を予め整備しておく」が24.5%で続いた。「公共交通の遅延状況に応じて柔軟に始業時刻を調整する」は19.5%、「必要な業務資料を事前にクラウド・ローカルに保存する」は19.2%である。
悪天候のときのテレワークへの備え、上位3項目はいずれもハイブリッド勤務で最も高い
同じ工夫を、テレワークの頻度で分けた出社形態(フルリモート勤務/ハイブリッド勤務/フル出社)別にみる(図表2)。
図表2:悪天候のときのテレワークへの備え(出社形態別)
複数回答/項目名は要約表記/上位3項目を掲載/各グループのnはフルリモート166・ハイブリッド471・フル出社367
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワーク行動と備えに関する調査」(2026年)/n=1,004
「警報・気象情報を業務開始前に確認する」はフルリモート勤務30.1%、ハイブリッド勤務41.6%、フル出社34.3%であった。「上司・チームへ早めに共有する」は13.3%、34.6%、17.4%、「自宅の通信環境を予め整備しておく」は21.7%、29.3%、19.6%となる。3項目とも、ハイブリッド勤務で最も高い。
テレワークで悪天候時の出社を回避した人は50.3%、「通常通り出社した」32.6%を上回る
この1年の悪天候のときに取った行動を、全8項目から1つ選ぶ形で尋ねた(図表3)。
※過去1年間に悪天候の経験がない回答者は、もし起きたらどうするかの想定、または「経験がない」(4.6%)を回答している。
図表3:この1年の悪天候のときに取った行動
単一回答/n=1,004
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワーク行動と備えに関する調査」(2026年)/n=1,004
「通常通り出社した」が32.6%で最も多かった。テレワークへ切り替えた人は、「自分の判断で」17.9%・「会社の指示で」12.2%・「上司の許可を得て」8.5%に分かれ、自分の判断が最も多い。「フルリモートのため該当なし」は11.8%、「出社時刻を遅らせた/早めに退社した」は10.5%であった。
これらを合わせると、テレワークによって悪天候時の出社を回避した人(自分の判断・会社の指示・上司の許可・もともとフルリモートの合計)は50.3%となり、「通常通り出社した」32.6%を17.7ポイント上回る。
フル出社勤務の55.3%は悪天候でも通常通り出社、「自分の判断で切り替えた」はハイブリッド勤務の約4分の1
悪天候のときに取った行動のうち、テレワークへの切り替えと出社に関わる4項目を、ハイブリッド勤務とフル出社の2区分でみる(図表4)。もともと出社が前提でないフルリモート勤務(n=166)は、この比較から除いた。
図表4:悪天候のときに取った行動(ハイブリッド勤務とフル出社の比較)
単一回答/各グループのnはハイブリッド471・フル出社367/フルリモート勤務(n=166)は出社が前提でないため比較から除外
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワーク行動と備えに関する調査」(2026年)/n=1,004
「通常通り出社した」はハイブリッド勤務21.0%、フル出社55.3%であった。フル出社勤務の半数超が、悪天候でも通常通り出社している。「自分の判断でテレワークに切り替えた」はハイブリッド勤務28.5%に対しフル出社7.4%で、約4分の1である。「上司の許可を得てテレワークに切り替えた」はハイブリッド勤務13.8%・フル出社3.5%、「会社からテレワーク・在宅指示が出た」は18.0%・7.6%であった。
フル出社勤務でも、自分の判断・上司の許可・会社の指示のいずれかでテレワークに移行した人は18.5%である。
テレワークで悪天候の出社を回避した人は50.3%、フル出社勤務でも18.5%がテレワークに移行した
この1年の悪天候のときにテレワークで出社を回避した人は50.3%で、「通常通り出社した」32.6%を17.7ポイント上回った。内訳は、自分の判断17.9%・会社の指示12.2%・上司の許可8.5%・フルリモートのため該当なし11.8%である。
出社形態別にみると、フル出社勤務の55.3%は悪天候でも通常通り出社した。「自分の判断でテレワークに切り替えた」はフル出社勤務7.4%で、ハイブリッド勤務28.5%の約4分の1である。一方、フル出社勤務でも自分の判断・上司の許可・会社の指示を合わせた18.5%がテレワークに移行した。
悪天候のときのテレワークに備えてふだん行っている工夫は、「警報・気象情報を業務開始前に確認する」が37.1%で最も多かった。「上司・チームへ早めに共有する」24.8%、「自宅の通信環境を予め整備しておく」24.5%を含む上位3項目は、いずれもハイブリッド勤務で最も高かった。
よくある質問(FAQ)
台風の日、みんなどうしているのか。出社かテレワークか。
テレリモ総研がテレワーク経験者1,004名に「この1年の悪天候(台風・大雨・大雪など)のときに取った行動」を尋ねた2026年の調査では、「通常通り出社した」が32.6%で最も多くなっています。一方、自分の判断17.9%・会社の指示12.2%・上司の許可8.5%に、もともとフルリモートの11.8%を合わせると、テレワークで出社を回避した人は50.3%で、通常通り出社した人を上回っています。
雨などの悪天候のときにテレワークに切り替えたい。何を準備しておけばよいか。
テレリモ総研がテレワーク経験者1,004名に「悪天候に備えて、ふだんから工夫していること」を尋ねた2026年の調査では、回答が多かった工夫は次のとおりです(複数回答・多い順。フル出社の回答者は興味のある工夫を回答)。
・警報・気象情報を業務開始前に確認する:37.1%
・上司・チームへ早めに共有する:24.8%
・自宅の通信環境を予め整備しておく:24.5%
・公共交通の遅延状況に応じて柔軟に始業時刻を調整する:19.5%
・必要な業務資料を事前にクラウド・ローカルに保存する:19.2%
・警報レベルに応じた行動基準を自分で持つ:10.8%
・同僚との連絡手段を複数確保する:10.2%
・防災備蓄・停電対策の自宅環境を整備する:8.1%
・緊急時の業務代替体制をチーム内で取り決める:6.8%
・子どもの登校判断と業務開始時刻を連動させる:6.1%
台風の日、上司に聞かずに自分の判断でテレワークへ切り替えてもよいのか。
自分の判断で切り替えられるかどうかは、勤め先の制度とルールで決まります。切り替えの可否や手続きは、一般に就業規則やテレワーク規程などの規定類に定められています。自分の勤め先の扱いは、これらの規定や、人事・総務など所管部門への問い合わせで確認できます。テレリモ総研の2026年調査(テレワーク経験者n=1,004)では、この1年の悪天候のときに「自分の判断でテレワークに切り替えた」人はハイブリッド勤務で28.5%、「上司の許可を得て」は13.8%でした。ふだんフル出社の人でも、自分の判断7.4%・上司の許可3.5%・会社の指示7.6%を合わせた18.5%がテレワークに移行しています。悪天候のときに望まれる制度・支援は、関連記事〔要追加:記事4の正式タイトル・URL〕で整理しています。
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