テレワーク・リモートワーク総合研究所

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記事の調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女

調査期間:2026年6月15日〜6月17日

株式会社LASSIC(ラシック)(本社:鳥取県鳥取市・東京都港区、代表取締役社長:若山幸司、証券コード:574A、以下「LASSIC」)が運営する、「場所に依存しない働き方」を推進・支援する情報を発信するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、テレワーク・リモートワーク経験のあるワーキングパーソン1,004名を対象に「悪天候時のテレワークと出社判断の決定権に関する調査」を実施した。出社かテレワークかを「自分の判断で自由に選べる」人は34.5%であった。悪天候時のテレワークへの意欲や制度への要望は、出社かテレワークかをふだん誰が決めているか(以下、決定権)によって割合が異なる。「上司の承認を得れば選べる」層では、「今より頻度を増やしたい」が40.6%、「個人判断でテレワークに切り替えられる権限」を望む割合が43.8%であった。いずれも3区分のうち最も高い。

この記事のポイント

  • 出社かテレワークかを「自分の判断で自由に選べる」人は34.5%、「上司の承認を得れば選べる」は21.8%、「自分の業務上、選択の余地がない」は10.4%であった。
  • 悪天候のときにテレワークができず「困った」経験の上位は、「通勤時間が大幅に増えた」36.2%・「公共交通の遅延で勤務開始が遅れた」25.6%・「危険を感じながら出社しなければならなかった」25.5%・「体力を消耗して業務効率が落ちた」22.5%であった。この上位4項目はいずれも、上司の承認が要る層で最も高い。
  • テレワークを「今と同じ頻度を続けたい」「今より頻度を増やしたい」と答えた人を合わせた割合は、自分で選べる層82.1%・上司の承認が要る層68.9%・選択の余地がない層25.0%であった。

本記事では、テレワーク経験者1,004名を対象に尋ねた次の設問の結果を扱う。

  1. 1. 出社するかテレワークするかは、ふだん誰が決めていますか。(単一回答/全11区分)
  2. 2. 悪天候のときにテレワークができず、「困った」経験をすべて教えてください。(複数回答/全11項目)
  3. 3. これからのテレワークについて、あなたの気持ちにいちばん近いものを教えてください。(単一回答/全13項目)
  4. 4. 悪天候のときにテレワークを使いやすくするために、勤め先にどんな制度や支援があるとよいと思いますか。(複数回答/全10項目)

※設問2・4は複数回答のため、各項目は回答者に占める割合で示す。合計は100%を超える。

※クロス集計は、決定権(図表1の設問)の区分ごとに、各区分の人数(n)を基数として算出した。以降は回答者数が100を超える3区分を軸にみる。自分で選べる層(n=346)/上司の承認が要る層(n=219)/選択の余地がない層(n=104)。

出社かテレワークかを「自分の判断で自由に選べる」人は34.5%

出社するかテレワークするかを、ふだん誰が決めているかを尋ねた結果は以下の通りであった(図表1)。

図表1:出社・テレワークの決定権(ふだん誰が決めているか)

単一回答/主要区分/n=1,004

(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワークと出社判断の決定権に関する調査」(2026年)/n=1,004

「自分の判断で自由に選べる」が34.5%で最も多かった。「上司の承認を得れば選べる」が21.8%、「自分の業務上、選択の余地がない」が10.4%で続く。

悪天候時の「困った」経験、上位4項目はいずれも上司の承認が要る層が最多

悪天候でテレワークできず「困った」経験を、決定権の区分別にみる(図表2)。全11項目のうち、全体で回答が多い上位4項目を掲載する(「特にない/悪天候時にテレワークできた」を除く)。

図表2:悪天候でテレワークできず「困った」経験・上位4項目(決定権の区分別)

複数回答/各項目を選んだ人の割合/自分で選べる層 n=346・上司の承認が要る層 n=219・選択の余地がない層 n=104

(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワークと出社判断の決定権に関する調査」(2026年)/n=1,004
(注)「特にない/悪天候時にテレワークできた」は、選択の余地がない層が47.1%と3区分で最も高い。

「通勤時間が大幅に増えた」は、自分で選べる層32.7%・上司の承認が要る層43.8%・選択の余地がない層31.7%であった。「公共交通の遅延で勤務開始が遅れた」は25.4%・30.6%・10.6%となる。「危険を感じながら出社しなければならなかった」は24.0%・28.3%・21.2%であった。「体力を消耗して業務効率が落ちた」は19.7%・27.4%・10.6%である。この上位4項目はいずれも、上司の承認が要る層が最も高い。

このほか、「個人判断でテレワークに切り替える権限がなかった」(全体11.1%)は9.0%・12.3%・4.8%、「会社の判断基準が明文化されておらず迷った」(全体8.6%)は6.1%・12.8%・2.9%で、いずれも上司の承認が要る層が最も高い。一方、選択の余地がない層は「特にない/悪天候時にテレワークできた」が47.1%と3区分で最も高い(図表2注記)。

テレワークを「続けたい」「増やしたい」人は自分で選べる層82.1%・選択の余地がない層25.0%

これからのテレワークについての気持ちに最も近いものを、13項目から1つ選んでもらった。回答が多かったのは「今と同じ頻度を続けたい」30.6%と「今より頻度を増やしたい」28.6%で、2つで全体の59.2%を占める。この2項目と、頻度を減らす方向の「今より頻度を減らしたい」「テレワークをやめて出社のみにしたい」を、決定権の区分別にみる(図表3)。

図表3:テレワークの継続意向「続けたい」「増やしたい」(決定権の区分別)

単一回答/「今より頻度を増やしたい」+「今と同じ頻度を続けたい」/自分で選べる層 n=346・上司の承認が要る層 n=219・選択の余地がない層 n=104

(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワークと出社判断の決定権に関する調査」(2026年)/n=1,004

「今より頻度を増やしたい」と「今と同じ頻度を続けたい」を合わせた割合をみる。自分で選べる層82.1%・上司の承認が要る層68.9%・選択の余地がない層25.0%であった。内訳では、「今より頻度を増やしたい」は上司の承認が要る層40.6%が最も高く、「今と同じ頻度を続けたい」は自分で選べる層52.3%が最も高い。頻度を減らす方向では、「今より頻度を減らしたい」が全体3.4%、各層でも0.0〜3.2%である。「テレワークをやめて出社のみにしたい」も全体3.0%であった。

「個人判断でテレワークに切り替えられる権限」を望むのは上司の承認が要る層が43.8%で最多

悪天候のときに勤め先に望む制度・支援のうち、全体で上位、かつ決定権で差が出た4項目を、決定権の区分別にみる(図表4)。

図表4:悪天候時に勤め先に望む制度・支援(決定権の区分別)

複数回答/各項目を選んだ人の割合/自分で選べる層 n=346・上司の承認が要る層 n=219・選択の余地がない層 n=104

(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワークと出社判断の決定権に関する調査」(2026年)/n=1,004

「個人判断でテレワークに切り替えられる権限」を望む割合は、自分で選べる層38.4%・上司の承認が要る層43.8%・選択の余地がない層20.2%であった。上司の承認が要る層が最も高い。「上司・人事による積極的なテレワーク指示」は27.2%・37.9%・10.6%となる。「警報・特別警報発令時の自動的なテレワーク切替ルール」は25.1%・33.8%・12.5%である。この2項目も上司の承認が要る層が最も高い。一方「特に希望はない/すでに整備されている」は、自分で選べる層29.8%・上司の承認が要る層11.9%・選択の余地がない層44.2%で、選択の余地がない層が最も高い。

悪天候でテレワークできず「困った」経験の上位4項目と、テレワーク切り替え権限の要望は、いずれも上司の承認が要る層が最多

出社かテレワークかを「自分の判断で自由に選べる」人は34.5%であった。「上司の承認を得れば選べる」は21.8%、「自分の業務上、選択の余地がない」は10.4%である。

悪天候のときにテレワークができず「困った」経験は、「通勤時間が大幅に増えた」が自分で選べる層32.7%・上司の承認が要る層43.8%・選択の余地がない層31.7%であった。「公共交通の遅延で勤務開始が遅れた」「危険を感じながら出社しなければならなかった」「体力を消耗して業務効率が落ちた」を含む上位4項目は、いずれも上司の承認が要る層が最も高い。

テレワークを「続けたい」「増やしたい」と答えた人を合わせた割合は、自分で選べる層82.1%・上司の承認が要る層68.9%・選択の余地がない層25.0%となった。望む制度・支援では、「個人判断でテレワークに切り替えられる権限」を望む割合が上司の承認が要る層で43.8%と最も高く、選択の余地がない層は「特に希望はない」が44.2%であった。

よくある質問(FAQ)

台風なのに出社しないといけない。悪天候(台風・大雨・大雪など)の日は、テレワークにできて当たり前ではないのか。

悪天候であっても、テレワークに切り替えられるかどうかは勤め先の制度とルールで決まります。テレワークの可否や手続きは、一般に就業規則やテレワーク規程などの規定類に定められています。自分の勤め先の扱いは、就業規則等の規定や、人事・総務など所管部門への問い合わせで確認できます。テレリモ総研の2026年調査(テレワーク経験者n=1,004)では、出社かテレワークかを「自分の判断で自由に選べる」人は34.5%、「上司の承認を得れば選べる」は21.8%、「自分の業務上、選択の余地がない」は10.4%で、決め方は人によって分かれています。悪天候のときに勤め先に望む制度・支援の全体結果は、関連記事〔要追加:記事4の正式タイトル・URL〕で整理しています。

テレワークを「もっと増やしたい」人はどのくらいいるのか。

テレリモ総研の2026年調査(テレワーク経験者n=1,004)では、テレワークを「今より頻度を増やしたい」人は全体の28.6%です。しかし、出社するかテレワークするかを決めるのに上司の承認が必要な人に限って集計すると、この割合は40.6%に増えます。自分の判断で自由に選べる人では29.8%、自分の業務上、選択の余地がない人では17.3%でした。「今と同じ頻度を続けたい」30.6%を合わせると、全体の59.2%が現状の頻度の維持または増加を希望しています。

台風や大雨の日にテレワークができないと、どんなデメリットがあるのか。

テレリモ総研がテレワーク経験者1,004名に「悪天候のときにテレワークができず困った経験」を尋ねた2026年の調査では、「通勤時間が大幅に増えた」36.2%、「公共交通の遅延で勤務開始が遅れた」25.6%、「危険を感じながら出社しなければならなかった」25.5%が上位です。このほか、「個人判断でテレワークに切り替える権限がなかった」11.1%、「会社の判断基準が明文化されておらず迷った」8.6%も挙げられました。悪天候時の切り替え行動とふだんの備えの実態は、関連記事〔要追加:記事3の正式タイトル・URL〕で整理しています。

影山綾子

影山綾子

\記事のエビデンスとしてイラストやグラフを転載OK/
・ライター、メディア、新聞社の強い味方
・在宅勤務に関する情報発信メディア:テレワークリモートワーク総合研究所
・年4回の市場調査
・ご要望に合わせて設問の用意可能
・運営:株式会社LASSIC(ラシック)
・イラスト:ねじまきデザイン製作所

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