2026年7月10日
悪天候時のテレワークに関する調査
記事の調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女
調査期間:2026年6月15日〜6月17日
テレリモ総研は、テレワーク・リモートワーク経験者1,004名を対象に「悪天候時のテレワークに関する調査」を実施した。悪天候のときにテレワークできてよかった場面では、「公共交通機関の遅延・運休に左右されない」が63.3%で最も多い。危険を回避しながら業務を継続できる点では、80.1%が「テレワークの方がよい」と答えた。
この記事のポイント
- 悪天候時にテレワークできてよかった場面は、「公共交通機関の遅延・運休に左右されない」が63.3%で最も多く、「通勤災害(ケガや事故のリスク)を回避できる」48.8%が続いた。
- 「危険を回避しながら業務を継続できる」点で「テレワークの方がよい」と答えた割合は80.1%。出社形態別ではフルリモート勤務84.3%、ハイブリッド勤務84.5%、フル出社72.5%であった。
- テレワークができず「困った」経験は、「通勤時間が大幅に増えた」36.2%、「危険を感じながら出社しなければならなかった」25.5%であった。
本記事では、次の3つを尋ねた。
- 悪天候のときに、テレワークができて「よかった」と感じる場面をすべて教えてください。(複数選択/全11項目)
- 悪天候のときにテレワークができず、「困った」経験をすべて教えてください。(複数選択/全11項目)
- 悪天候のときの業務継続について、次の各項目で、出社時とテレワーク時のどちらがよいかを5段階で教えてください。(危険を回避しながら業務を継続できる/家族・住居の安全に配慮できる/業務効率を維持できる)
※設問3は、「テレワークの方がよい」に「どちらかといえばテレワーク」を含めて「テレワークの方がよい(計)」と表記する。
テレワークできてよかったこと、最多は「公共交通の遅延・運休に左右されない」63.3%
悪天候のときにテレワークができて「よかった」と感じる場面を、全11項目から複数選択で尋ねた(図表1)。
図表1:悪天候時にテレワークできて「よかった」場面
全11項目から複数選択/各項目を選んだ人の割合/n=1,004
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワークに関する調査」(2026年)/n=1,004
「公共交通機関の遅延・運休に左右されない」が63.3%で最も多く、「通勤災害(ケガや事故のリスク)を回避できる」が48.8%で続いた。以下、「服装・身支度の負担がない」43.7%、「体力消耗を避けて集中力を維持できる」34.2%、「悪天候でもチーム全体の業務が止まらない」31.0%と並ぶ。上位2項目は、いずれも通勤に関わる項目である。
悪天候時に「危険を回避しながら業務を継続できる」点は、出社形態を問わず7割超が「テレワークの方がよい」
悪天候のときの業務継続について、出社時とテレワーク時のどちらがよいかを5段階で尋ねた。この3項目を、テレワークの頻度で分けた出社形態(フルリモート勤務/ハイブリッド勤務/フル出社)別にみる。「テレワークの方がよい(計)」の割合を、各グループの回答者数を元に集計した(図表2)。
図表2:「テレワークの方がよい」と答えた割合(出社形態グループ別)
5段階の「テレワークの方がよい」+「どちらかといえばテレワーク」の合計/各グループのnはフルリモート166/ハイブリッド471/フル出社367
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワークに関する調査」(2026年)/n=1,004
「危険を回避しながら業務を継続できる」は、フルリモート勤務84.3%、ハイブリッド勤務84.5%、フル出社72.5%であった。「家族・住居の安全に配慮できる」は83.7%、81.7%、66.5%である。「業務効率を維持できる」は72.3%、58.8%、32.7%となる。3項目とも、フル出社が最も低い。悪天候時の危険の回避と家族の安全配慮は、フル出社でも6〜7割台を占めた。
悪天候時の危険の回避と家族の安全配慮、どの年代でも7〜8割が「テレワークの方がよい」
同じ3項目の「テレワークの方がよい(計)」を、年代別にみる(図表3)。
図表3:「テレワークの方がよい」と答えた割合(年代別)
5段階の「テレワークの方がよい」+「どちらかといえばテレワーク」の合計/n=1,004
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワークに関する調査」(2026年)/n=1,004
「危険を回避しながら業務を継続できる」は、20代73.0%・30代79.1%・40代82.4%・50代83.7%・60代79.1%であった。40代・50代で高く、50代(83.7%)が最も高い。「家族・住居の安全に配慮できる」は20代72.5%・30代75.1%・40代79.2%・50代77.8%・60代76.4%と、どの年代でも7割台にある。一方「業務効率を維持できる」は、20代52.8%・30代54.7%・40代51.8%・50代48.1%・60代50.9%であった。
テレワークできず「困った」経験、最多は「通勤時間が大幅に増えた」36.2%
悪天候のときにテレワークができず「困った」経験を、全11項目から複数選択で尋ねた(図表4)。
図表4:悪天候でテレワークできず「困った」経験
全11項目から複数選択/各項目を選んだ人の割合/n=1,004
(出所)テレリモ総研「悪天候時のテレワークに関する調査」(2026年)/n=1,004
「通勤時間が大幅に増えた」が36.2%で最も多かった。「公共交通の遅延で勤務開始が遅れた」25.6%、「危険を感じながら出社しなければならなかった」25.5%が続く。困った経験の上位も、通勤時の移動に関わる項目である。なお、「特にない/悪天候時にテレワークできた」は31.6%であった。
まとめ)悪天候時のテレワークの利点、最多は「公共交通の遅延・運休に左右されない」
悪天候のときにテレワークできてよかった場面は、「公共交通機関の遅延・運休に左右されない」63.3%、「通勤災害の回避」48.8%であった。通勤の安全に関わる項目が上位を占めた。
危険を回避しながら業務を継続できる点で「テレワークの方がよい」と答えた割合は、フルリモート勤務84.3%、ハイブリッド勤務84.5%であった。フル出社は72.5%である。家族・住居の安全に配慮できる点でも、同じ順に83.7%、81.7%、66.5%であった。いずれもフル出社で最も低い。
テレワークができず困った経験は、「通勤時間が大幅に増えた」36.2%、「危険を感じながら出社しなければならなかった」25.5%であった。悪天候時のテレワークをめぐる利点と困りごとは、いずれも通勤に関わる項目が上位であった。
よくある質問(FAQ)
台風など悪天候の日はテレワークに切り替えられるのか。
切り替えできるかどうかは、会社のルール次第です。テレリモ総研が2026年6月にテレワーク経験者1,004名に行った調査では、切り替えられなかった理由として「切り替える権限がなかった」が11.1%、「テレワーク制度自体がなかった」が8.3%でした。まずは就業規則や社内規程を確認することをおすすめします。
悪天候でもテレワークにできず出社することになるのはなぜか。
多くの場合、会社に切り替えの仕組みがないためです。テレリモ総研が2026年6月にテレワーク経験者1,004名に行った調査では、悪天候時にテレワークへ切り替えられなかった理由として「切り替える権限がなかった」11.1%、「会社の判断基準が明文化されておらず迷った」8.6%が挙がりました。出社するかどうかは、働く人の意思よりも会社の制度・運用に左右されます。
台風など悪天候の日にテレワークするメリットは何か。
最大のメリットは、通勤の危険を避けながら仕事を続けられることです。テレリモ総研が2026年6月にテレワーク経験者1,004名に行った調査では、テレワークできてよかった点として「公共交通機関の遅延・運休に左右されない」が63.3%、「通勤災害(ケガや事故のリスク)を回避できる」が48.8%で上位でした。
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