テレワーク・リモートワーク総合研究所

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記事の調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女

調査期間:2026年5月27日〜6月2日

テレリモ総研は、テレワーク経験者1,000人を対象に「テレワークと生活時間のゆとりに関する調査」を実施した。出社時とテレワーク時のやりやすさを比較したところ、「時間配分を自分でコントロールできる感覚」で「テレワークがやりやすい」との回答はフルリモート勤務76.3%、フル出社46.2%と、リモート頻度が高いほど多かった。「自分の時間が増えた」も同じ傾向を示す一方、「始業・終業の区切り」だけはフルリモート勤務でも「出社がやりやすい」が「テレワークがやりやすい」を上回る唯一の例外となった。

調査では、次の3つを尋ねた。

  1. テレワークで、仕事と生活の切り替えが「良くなった」と感じる場面をすべて教えてください。(複数選択/全11項目)
  2. テレワークで、仕事と生活の切り替えが「難しい」と感じる場面をすべて教えてください。(複数選択/全11項目)
  3. 次の4項目について、出社時とテレワーク時のどちらがやりやすいかを5段階で教えてください。(始業・終業の区切りのつけやすさ/業務時間外に仕事から離れて過ごせる感覚/業務中の休憩時間の確保しやすさ/時間配分を自分でコントロールできる感覚)

※本調査では5段階で尋ねており、以下、「どちらかといえばテレワーク」を含めて「テレワークがやりやすい」、「どちらかといえば出社」を含めて「出社がやりやすい」と表記する。

※有効回答数:n=1,000。回答者内訳は、出社形態別がフルリモート勤務139・ハイブリッド勤務482・フル出社379、年代別が20代181・30代203・40代249・50代274・60代93。

リモート頻度が高いほど「時間配分」はテレワークがやりやすい、フルリモートの76%が実感

本稿ではまず、傾向が最もはっきり表れた「出社時とテレワーク時のどちらがやりやすいか」の結果から見ていく。

出社時とテレワーク時のどちらがやりやすいかを尋ねた4項目のうち、まず「時間配分を自分でコントロールできる感覚」「業務中の休憩時間の確保しやすさ」「業務時間外に仕事から離れて過ごせる感覚」の3項目をみる。残る「始業・終業の区切りのつけやすさ」は傾向が異なるため、後段(図表4)で扱う。3項目で「テレワークがやりやすい」と答えた割合を出社形態グループ別に集計した(図表1)。

図表1:時間に関わる3項目で「テレワークの方がやりやすい」と答えた割合(出社形態グループ別)

「テレワークの方がやりやすい」「どちらかといえばテレワーク」と答えた割合の合算/n=1,000

(出所)テレリモ総研「テレワークと生活時間のゆとりに関する調査」(2026年)/n=1,000(フルリモート勤務139/ハイブリッド勤務482/フル出社379)

「時間配分を自分でコントロールできる感覚」は、「テレワークがやりやすい」と答えた割合が最も高く、フルリモート勤務者76.3%、ハイブリッド勤務者65.8%、フル出社者46.2%であった。

「業務中の休憩時間の確保しやすさ」も70.5%、57.9%、39.3%と続く。「業務時間外に仕事から離れて過ごせる感覚」は51.8%、47.9%、27.7%となる。

3項目はいずれもフルリモート勤務者で最も高く、フル出社者で最も低い。なかでも「時間配分を自分でコントロールできる感覚」は、「テレワークがやりやすい」と答えた割合が最も高く、フルリモート勤務者76.3%に対しフル出社者46.2%であった。

「自分の時間が増えた」もリモート頻度に比例する

テレワークで生活時間の切り替えが「良くなった」と感じる場面は、全11項目から複数選択で尋ねた。このうち時間に関わる「自分の時間が増えた」「家族と過ごす時間が増えた」「通勤時間がなく、朝の生活時間にゆとりが生まれる」の3項目について、各項目を選んだ人の割合を出社形態グループ別にみる(図表2)。

図表2:テレワークで生活時間の切り替えが良くなった場面・時間に関わる3項目(出社形態グループ別)

全11項目から複数選択/各項目を選んだ人の割合/n=1,000

(出所)テレリモ総研「テレワークと生活時間のゆとりに関する調査」(2026年)/n=1,000(フルリモート勤務139/ハイブリッド勤務482/フル出社379)

「自分の時間が増えた」を挙げた割合は、フルリモート勤務者43.2%、ハイブリッド勤務者33.2%、フル出社者26.1%であった。

「家族と過ごす時間が増えた」も26.6%、22.2%、15.6%と、同じ出社形態順となる。

一方、「通勤時間がなく、朝の生活時間にゆとりが生まれる」は出社形態による差が小さい。フルリモート勤務者71.9%、ハイブリッド勤務者72.4%、フル出社者66.0%と、出社形態を問わず7割前後にあった。この項目は回答者全体でも69.9%と、「良くなった」と感じる場面の中で最も多く選ばれた。

なお、生活時間の切り替えにおいてテレワークに恩恵を感じない層もおり、「特にない」はフル出社者15.0%、フルリモート勤務者7.2%となっている。

切り替えの難しさはフル出社層で最大、区切り47%

テレワークで生活時間の切り替えが「難しい」と感じる場面も、全11項目から複数選択で尋ねた。このうち「始業・終業の区切りがつきにくい」「仕事の場と生活の場が同じで、気分転換しにくい」「同僚や上司とのコミュニケーション機会が減る」「特にない」について、各項目を選んだ人の割合を出社形態グループ別にみる(図表3)。

図表3:テレワークで生活時間の切り替えが難しいと感じる場面(出社形態グループ別)

全11項目から複数選択/各項目を選んだ人の割合/n=1,000

(出所)テレリモ総研「テレワークと生活時間のゆとりに関する調査」(2026年)/n=1,000(フルリモート勤務139/ハイブリッド勤務482/フル出社379)

「始業・終業の区切りがつきにくい」を挙げた割合は、フル出社者47.0%が最も高く、ハイブリッド勤務者31.7%、フルリモート勤務者30.2%であった。

「仕事の場と生活の場が同じで、気分転換しにくい」もフル出社者35.9%、ハイブリッド勤務者22.2%、フルリモート勤務者18.7%となる。

「同僚や上司とのコミュニケーション機会が減る」はフル出社者33.5%、ハイブリッド勤務者25.9%、フルリモート勤務者19.4%であった。いずれの場面もフル出社者で最も高い。

一方、「特にない」はフルリモート勤務者25.2%と約4分の1を占め、ハイブリッド勤務者11.4%・フル出社者12.1%であった。

始業・終業の区切りは、フルリモートでも「テレワークより出社がやりやすい」

「時間配分を自分でコントロールできる感覚」「業務中の休憩時間の確保しやすさ」「業務時間外に仕事から離れて過ごせる感覚」の3項目は、リモート頻度が高い出社形態ほどテレワーク有利だった。一方、「始業・終業の区切りのつけやすさ」だけは傾向が異なる(図表4)。

図表4:始業・終業の区切りのつけやすさ・5段階の内訳(出社形態グループ別)

単一回答(5段階評価)/n=1,000

(出所)テレリモ総研「テレワークと生活時間のゆとりに関する調査」(2026年)/n=1,000(フルリモート勤務139/ハイブリッド勤務482/フル出社379)

始業・終業の区切りでは、フルリモート勤務者でも「テレワークがやりやすい」38.8%に対し「出社がやりやすい」41.7%と、ほぼ拮抗した。ハイブリッド勤務者も「テレワークがやりやすい」35.3%・「出社がやりやすい」41.3%、フル出社者は「テレワークがやりやすい」13.5%・「出社がやりやすい」69.4%であった。

同じフルリモート勤務者でも、「時間配分を自分でコントロールできる感覚」では「テレワークがやりやすい」が76.3%、「出社がやりやすい」が7.9%であった。始業・終業の区切りはこれと対照的に、フルリモート勤務者でも「出社がやりやすい」が上回る項目である。

リモート頻度を上げても「テレワークがやりやすい」が「出社がやりやすい」を上回らないのは、4項目中この始業・終業の区切りだけであった。

まとめ)テレワークは生活時間にゆとりを生むが、仕事と生活の切り替えは出社の方がやりやすい

出社時とテレワーク時のやりやすさを尋ねた4項目のうち、始業・終業の区切りを除く3項目では、リモート頻度が高い出社形態ほど「テレワークがやりやすい」と答えた。「時間配分を自分でコントロールできる感覚」はフルリモート勤務者76.3%、ハイブリッド勤務者65.8%、フル出社者46.2%であった。

テレワークで「良くなった」と感じる場面でも同じ順序となり、「自分の時間が増えた」はフルリモート勤務者43.2%、ハイブリッド勤務者33.2%、フル出社者26.1%であった。「難しい」と感じる場面では、「始業・終業の区切りがつきにくい」がフル出社者47.0%で最も高かった。

一方、始業・終業の区切りのつけやすさだけは、この傾向に当てはまらなかった。フルリモート勤務者でも「テレワークがやりやすい」38.8%に対し、「出社がやりやすい」41.7%と、わずかに出社側が上回る。リモート頻度を上げても「テレワークがやりやすい」が「出社がやりやすい」を上回らないのは、4項目中この始業・終業の区切りのみであった。

影山綾子

影山綾子

\記事のエビデンスとしてイラストやグラフを転載OK/
・ライター、メディア、新聞社の強い味方
・在宅勤務に関する情報発信メディア:テレワークリモートワーク総合研究所
・年4回の市場調査
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・運営:株式会社LASSIC(ラシック)
・イラスト:ねじまきデザイン製作所

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