田尻 匡
田尻 匡
TAJIRI Masashi
IT事業部 システムエンジニア
2020年・新卒入社
大阪市立大学 経済学部 卒業
INTERVIEW
チームを良くしたいという想い
田尻はIT事業部で、大規模なポイントシステムの運用保守・改善を行うチームのリーダーを務めている。プロジェクトを進める上では、プロジェクトリーダーであるとともに、システムエンジニアでもある。
チームリーダーを任せられたのは、入社2年目のこと。当時のリーダーが他チームへ異動になったのがきっかけだった。以前から、プロジェクト進行やチームにおける課題の改善役を志願していたこともあり、田尻に白羽の矢が立ったのだ。
「仕事内容は大まかに、開発の一連の流れ(要件件定義、設計、実装、テスト、リリース)に携わりつつ品質管理を行う、顧客折衝、案件の進捗・優先度管理、メンバーのサポート、人事評価、チームの改善を行う、といったところです。
LASSICは、僕みたいに経験が浅くても任せてくれる風土があります。要望・希望も言いやすい環境ですね。
リーダーになったことで、メンバーの時より大きな裁量が与えられ、課題があればすぐに改善策を打つことができるようになりました。その結果、チームがどんどん良くなっていくことにやりがいを感じます。
人との向き合い方も大きく成長して、長期的な視点を持てるようになりましたね。
一方で、求められる知識領域も広くなり、スキルレベルも高くなりました。チーム内の成果物の品質はすべて自分が担保しなくてはならないので、責任も重いです。日々勉強ですね」
「持続可能な社会の実現」のためにLASSICへ
子供の頃から環境問題に強い関心を持っていた田尻は、大学進学時は、「持続可能な社会」について学べるところを選択した。大学にいる間に、「持続可能な社会」は、世の中での注目度も高まり、ビジネスとしての将来性にも期待が持てるようになってきた。
そうしたことから就活では、「持続可能な社会の実現に貢献する」をテーマに、「流れ」に関わる企業を中心に受けていった。流れに関わる企業とは、例えば食品卸売業、物流を担う商社、エネルギー関連企業などである。
一方、「持続可能な社会」について自分なりに解釈していく中で、「東京へのお金・雇用の一極集中の解消」や「地方が持つ物理的制約と、その制約を取り除くIT」にも興味が湧いた。そこで見つけたのが、LASSICだった。
「LASSICのミッションや事業内容を見て、まさに自分が考えていたことだったので驚きました。しかも、鳥取に本社があって、地方創生を本当に地方からやろうとしている。すごい!と思いました」
仕事でも、大事なのは「持続可能」であること
もともとはRemogu事業(リモートワーク特化型人材サービス)の営業職を希望していた田尻。しかし、配属はIT事業部のエンジニア職だった。
「自分は文系だから営業かな、と思っていたのですが、結果的にエンジニアになれてよかったですね。エンジニアは、スキルアセットが明確で、社会の中で自分の市場価値が分かりやすいところが気に入っています」
エンジニアとして実績を重ねてきた今、仕事をする上で大切にしていることは何なのだろうか。
「二つあります。一つは、『無理をしない』ということ。もう一つは、『誰がやっても回る仕組みを作る』ということです。
ここでも『持続可能』につながるのですが、無理をしても長続きしないですよね。肉体的にも精神的にも、しんどい時は休む。周囲を頼る。これは、自分でも大事にしていますし、メンバーにも大事にしてもらっています。
そのためにも、二つ目の『誰がやっても回る仕組みを作る』ということが欠かせないんです。ですから、『業務の標準化』と『情報の透明化』は常に意識しています」
新社会人に伝えたいことは「興味を止めるな」
そんな田尻に、「これから社会に出る人に伝えたいメッセージ」を聞いてみたところ、真っ先に挙がったのが、「興味を止めるな」ということだった。
「人と関わることは、この先ずっとあります。興味を閉じた時点で、人との関わりの幅や深さが閉じてしまいます。興味を持ち続けるということは、いろいろな相手とどれだけ深く関わろうと思えるか、です。
顧客折衝など相手との共感が必要な場では、『どれだけ自分に引き出しがあるか』は、自分の興味の幅次第だと痛感しますよ。
誰かとうまく関わることができれば、仕事がスムーズに進むだけでなく、例えば、人脈を広げることにもなるかもしれません。タイミングによっては何か別のチャンスになるかもしれない。つまり、自分の人生の可能性になると思うんですよね。だから、可能性をちゃんと自分の手で広げていってほしい。投げ出さずに好奇心を大事にしてほしいと思います」
教育現場のDXに携わり、日本の未来を変えていきたい
「興味を止めない」――。自分自身でも意識する中で、最近は教育現場のDX(デジタル・トランスフォーメーション)に強い関心を持つようになったと言う。
「社会を良くする、日本の未来を創るのは、子供たちですよね。でも、今の教育現場の状況には危機感しかない。DXによって先生をもっと楽にして、働きやすい環境にして、いい人材がたくさん流れ込むようにしたいですね」
その夢と今の仕事とは、どのようにつながっているのだろうか。
「DXの本質は、業務改革やプロセスの効率化です。実行するには、相手を理解し、分析することが必要で、その意味で、今担当している『顧客折衝』の部分は、DXに通じるものと考えています。相手を分析する力、相手の要求を汲み取る力が求められますから。また、チーム内で行っている『業務効率化』や『プロセス分析』も、同様ですね」
自身の強みは、「合理的でありながら、非合理な物事を理解し、適切な落としどころをつけられるところ」だと言う田尻。市場価値の高いエンジニアを目指し、これからもクールに邁進して行く――。
- 9:00
- リモートにて業務開始。
- 9:15
- チームの朝会。当日のタスク予定の共有、事務連絡等を行う。
- 9:30
- メンバー2名と30分ずつ1on1。プロジェクトの進捗把握、品質向上について検討。
- 10:30
- 成果物のレビュー。チームの品質担保はすべて自分にかかっている。
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 設計・実装・テストなど実作業。
- 15:00
- システムディレクターと会議。お客様からの依頼事項について実現方法を検討。
- 16:00
- 週2回、お客様との定例会議。プロジェクト状況の報告や相談、交渉など。
- 17:00
- チームの夕会。当日の進捗をメンバーから報告してもらう。困り事があればその場で解消するか、夕会後に一緒に考える。
- 17:30
- 翌日にむけてタスク整理。
- 18:00
- 退勤、あるいは状況によって残業。残業は多くても月40時間に収めることが求められる。
週末は思い切りスイッチをオフにして、のんびりしたり、趣味を楽しんだりしている。
ギターや料理、YouTubeを観てごろごろするなどインドア系から、スカッシュ、バイクツーリングなどアクティブ系ものまで趣味は幅広い。