テレワーク・リモートワーク総合研究所

テレリモ総研

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記事の調査概要

調査方法:インターネット調査

調査対象:20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女

調査期間:2026年7月2日〜7月6日

テレリモ総研は、テレワーク・リモートワーク経験のあるワーキングパーソン1,004名を対象に「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」を実施した。地方・郊外でテレワークをすることのメリットは「都市部の通勤ラッシュから解放される」が44.8%で最も多く、困りごとは「打ち合わせ等で都市部へ出向く際の移動の負担が大きい」が41.2%で最も多い。メリットの感じ方は出社形態・男女・年代で異なる一方、最も多い困りごとである移動の負担は、フルリモート勤務・ハイブリッド勤務・フル出社のいずれでも41.2〜41.3%と、ほぼ一致する。

この記事のポイント

  • 地方・郊外テレワークのメリットは「都市部の通勤ラッシュから解放される」が44.8%で最多、「居住費が下がる/同じ予算で広い住まいに住める」が37.1%で続いた。
  • 地方・郊外テレワークの困りごとは「打ち合わせ等で都市部へ出向く際の移動の負担が大きい」が41.2%で最多であり、出社形態3グループ(フルリモート勤務41.3%・ハイブリッド勤務41.2%・フル出社41.2%)でもほぼ一致した。
  • 地方・郊外テレワークの困りごとの上位2項目(移動の負担・直接会う機会の減少)は全年代で共通する一方、3番目に多い困りごとは年代で異なり、20代は「スキルやキャリアを伸ばしにくい不安」24.7%、30代・40代は「通信環境に不安・課題がある」29.0%・28.5%、50代以上は「医療・教育などの生活インフラに不安」29.9%であった。

テレワーク経験者1,004名を対象に、本記事では以下の設問を尋ねた。

  1. 1. テレワークをしながら地方/郊外に住むことについて、「よかった」または「よさそう」と感じる場面をすべて教えてください。(複数回答・全11項目)
  2. 2. テレワークをしながら地方/郊外に住むことについて、「困る」または「困りそう」と感じることをすべて教えてください。(複数回答・全11項目)
  3. 3. これからのテレワークについて、あなたの気持ちにいちばん近いものを教えてください。(単一回答)

※複数回答の設問における各回答の割合は、回答者数(n=1,004)に占める割合を示すため、割合の合計は100%を超える。出社形態グループは、調査の出社形態の回答に基づく「フルリモート勤務」「ハイブリッド勤務」「フル出社」の3区分である。継続意向別の集計では、テレワークを「今より増やしたい」または「今と同じ頻度で続けたい」と回答した人(n=606)と、頻度を減らしたい・現在は実施していないなど、それ以外の人(n=398)に分けて示す。

地方・郊外テレワークのメリット、最多は「通勤ラッシュからの解放」44.8%、次いで「居住費が下がる」37.1%

テレワークをしながら地方・郊外に住むことについて、「よかった」または「よさそう」と感じる場面を、全11項目から複数回答で尋ねた(図表1)。

図表1:地方・郊外テレワークのメリット(全体)

複数回答 n=1,004

(出所)テレリモ総研「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」(2026年)/n=1,004

最も多かったのは「都市部の通勤ラッシュから解放される」で44.8%、次いで「居住費が下がる/同じ予算で広い住まいに住める」が37.1%であった。「自然環境の中で生活できる」29.0%、「食費・日用品など、住居費以外の出費も抑えられる」24.4%、「住居に余裕があり、親世帯との同居・近居がしやすい」20.4%が続いた。「特にない/地方在住の予定はない」は26.9%であった。

地方・郊外テレワークの困りごと、最も多いのは「都市部へ出向く移動の負担」41.2%

続いて、地方・郊外に住むことで「困る」または「困りそう」と感じることを、全11項目から複数回答で尋ねた(図表2)。

図表2:地方・郊外テレワークの困りごと(全体)

複数回答 n=1,004

(出所)テレリモ総研「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」(2026年)/n=1,004

最も多かったのは「打ち合わせ等で都市部へ出向く際の移動の負担が大きい」で41.2%、次いで「仕事相手と直接会う機会が極端に減る」33.0%であった。「通信環境に不安・課題がある」27.0%、「医療・教育などの生活インフラに不安」23.8%が続き、「特にない/困ることはない」は22.1%であった。

困りごと最多の「都市部へ出向く移動の負担」は出社形態3グループで41.2〜41.3%とほぼ一致、メリットの「親世帯との同居・近居」はハイブリッド勤務で最も高い

地方・郊外テレワークで最も多い困りごと「打ち合わせ等で都市部へ出向く際の移動の負担が大きい」と、同居・転居に関わるメリット2項目(「住居に余裕があり、親世帯との同居・近居がしやすい」「配偶者の転勤や地元転居があっても、住む場所を変えて働き続けられる」)を、出社形態グループ別にみる(図表3)。

図表3:出社形態グループ別・地方・郊外テレワークの困りごととメリット

複数回答

(出所)テレリモ総研「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」(2026年)/フルリモート勤務 n=150/ハイブリッド勤務 n=466/フル出社 n=388

移動の負担は、フルリモート勤務41.3%・ハイブリッド勤務41.2%・フル出社41.2%と、3グループでほぼ一致した。一方、図表3で示すメリット2項目は、いずれもハイブリッド勤務で最も高い。「住居に余裕があり、親世帯との同居・近居がしやすい」はハイブリッド勤務26.2%に対しフル出社13.7%であった。「配偶者の転勤や地元転居があっても、住む場所を変えて働き続けられる」はハイブリッド勤務21.7%で、フルリモート勤務10.7%・フル出社11.9%であった。

メリットの感じ方は男女で異なり、「通勤ラッシュからの解放」は女性47.5%、「自然環境の中で生活できる」は男性31.6%が高い

地方・郊外テレワークのメリット全10項目(「特にない/地方在住の予定はない」を除く)を、男女別にみる(図表4)。

図表4:男女別・地方・郊外テレワークのメリット(全10項目)

複数回答(「特にない」を除く全10項目)

(出所)テレリモ総研「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」(2026年)/男性 n=522/女性 n=482

最も多い「都市部の通勤ラッシュから解放される」は女性47.5%・男性42.3%、2番目の「居住費が下がる/同じ予算で広い住まいに住める」は女性39.6%・男性34.7%で、いずれも女性が高かった。一方、「自然環境の中で生活できる」は男性31.6%・女性26.1%で男性が高い。男女差が最も大きいのは「配偶者の転勤や地元転居があっても、住む場所を変えて働き続けられる」で、女性19.3%・男性13.4%と5.9ポイントの差があった。

年代別では「通勤ラッシュから解放」が40代49.4%で最多、3番目に多い困りごとは20代「キャリア不安」・50代以上「生活インフラ不安」

地方・郊外テレワークのメリットの上位2項目と、年代による差が大きい「住居に余裕があり、親世帯との同居・近居がしやすい」を、年代別にみる(図表5)。

図表5:年代別・地方・郊外テレワークのメリット(3項目)

複数回答(60代は参考値)

(出所)テレリモ総研「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」(2026年)/20代 n=190/30代 n=200/40代 n=249/50代 n=268/60代 n=97

「都市部の通勤ラッシュから解放される」は40代49.4%が最も高く、20代は38.9%であった。「居住費が下がる/同じ予算で広い住まいに住める」は30代42.5%が最も高い。「住居に余裕があり、親世帯との同居・近居がしやすい」は20代28.9%・50代13.4%で、20代と50代の差は15.5ポイントであった。

ここまではメリットをみてきたが、困りごとにも年代の違いがある。地方・郊外テレワークの困りごとは、最も多い「打ち合わせ等で都市部へ出向く際の移動の負担が大きい」と2番目の「仕事相手と直接会う機会が極端に減る」が全年代で共通する。一方、3番目に多い困りごとは年代によって異なる。年代ごとに3番目となる「スキルやキャリアを伸ばしにくい不安」「通信環境に不安・課題がある」「医療・教育などの生活インフラに不安」を、年代別にみる(図表6)。

図表6:年代別・地方・郊外テレワークで3番目に多い困りごと

複数回答(60代は参考値)

(出所)テレリモ総研「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」(2026年)/各年代のnは図表5と同じ

20代では「スキルやキャリアを伸ばしにくい不安」が24.7%で3番目であった(全体では19.3%)。30代・40代では「通信環境に不安・課題がある」(29.0%・28.5%)、50代・60代では「医療・教育などの生活インフラに不安」(いずれも29.9%)が3番目であった。

テレワークの継続を望む人の51.5%が「通勤ラッシュから解放」をメリットに挙げる

最後に、これからのテレワークの継続意向と、地方・郊外テレワークのメリットの感じ方との関係をみる。これからのテレワークの継続意向を単一回答で尋ね、「今より頻度を増やしたい」または「今と同じ頻度を続けたい」と回答した人(n=606。以下「継続を望む人」)と、頻度を減らしたい・現在は実施していないなど、それ以外の人(n=398)に分ける。この2区分で、メリットの上位2項目と「特にない/地方在住の予定はない」を比べる(図表7)。

図表7:テレワーク継続意向別・地方・郊外テレワークのメリット

複数回答

(出所)テレリモ総研「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」(2026年)/継続を望む人(増やす・維持)n=606/それ以外 n=398

「都市部の通勤ラッシュから解放される」は継続を望む人で51.5%、それ以外の人で34.7%であった。「居住費が下がる/同じ予算で広い住まいに住める」は継続を望む人で42.9%、それ以外の人で28.1%で続いた。「特にない/地方在住の予定はない」は継続を望む人で23.3%、それ以外の人で32.4%であった。継続を望む人では、それ以外の人と比べて、図表7で示したメリット2項目を挙げる割合が高かった。

まとめ)地方・郊外テレワークのメリットの感じ方は出社形態・男女・年代で異なり、最も多い困りごと「移動の負担」は共通

地方・郊外テレワークのメリットは、出社形態・男女・年代によって認識が異なる。ハイブリッド勤務は「住居に余裕があり、親世帯との同居・近居がしやすい」「配偶者の転勤や地元転居があっても、住む場所を変えて働き続けられる」で高く、女性は「通勤ラッシュから解放」と「居住費が下がる」で男性を上回り、「自然環境の中で生活できる」は男性が高かった。年代別では「通勤ラッシュから解放」が40代49.4%で最も高く、20代は38.9%であった。

一方、困りごとは、最も多い「打ち合わせ等で都市部へ出向く際の移動の負担が大きい」が、出社形態3グループのいずれでも41.2〜41.3%と、ほぼ一致した。年代別でも最も多い困りごとは「移動の負担」で共通し、異なるのは3番目に多い困りごとであった。20代は「スキルやキャリアを伸ばしにくい不安」24.7%、50代・60代は「医療・教育などの生活インフラに不安」29.9%が3番目に位置した。

テレワークの継続を望む人では、メリットの上位2項目の回答率が高い。「都市部の通勤ラッシュから解放される」は、継続を望む人で51.5%、それ以外の人で34.7%であった。

よくある質問(FAQ)

地方や郊外でテレワークをするメリットは何ですか。

地方や郊外でテレワークをするメリットについて、テレワーク経験のあるワーキングパーソン1,004名に聞いたテレリモ総研の調査では、最も多い回答は「都市部の通勤ラッシュから解放される」44.8%でした。以下、「居住費が下がる/同じ予算で広い住まいに住める」37.1%、「自然環境の中で生活できる」29.0%、「食費・日用品など、住居費以外の出費も抑えられる」24.4%、「住居に余裕があり、親世帯との同居・近居がしやすい」20.4%、「新鮮な地元の食材が手に入りやすい」19.5%、「子どもをのびのび育てられる環境がある」17.6%、「配偶者の転勤や地元転居があっても、住む場所を変えて働き続けられる」16.2%、「自然や地域資源を活かした趣味・活動に取り組める」15.8%、「Uターン・Iターン(地元や希望の地域で暮らす)が実現できる」12.0%と続きました。なお「特にない/地方在住の予定はない」は26.9%でした(テレリモ総研「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」2026年、n=1,004、複数回答)。

地方や郊外でテレワークをするときの困りごと・デメリットは何ですか。

地方や郊外でテレワークをするときの困りごと・デメリットについて、テレワーク経験のあるワーキングパーソン1,004名に聞いたテレリモ総研の調査では、最も多い回答は「打ち合わせ等で都市部へ出向く際の移動の負担が大きい」41.2%でした。以下、「仕事相手と直接会う機会が極端に減る」33.0%、「通信環境に不安・課題がある」27.0%、「医療・教育などの生活インフラに不安」23.8%、「スキルやキャリアを伸ばしにくい不安がある」19.3%、「住む地域によって収入が下がる懸念」18.5%、「テレワーク前提の暮らしが、続けられなくなる不安がある」16.3%、「同業者や同じ職種のつながりが薄い」12.5%、「契約・制度の都合で、希望する場所に住みにくい」11.9%、「顧客訪問や出張など、都市部へ出向く用事が多い」11.9%と続きました。なお「特にない/困ることはない」は22.1%でした(テレリモ総研「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」2026年、n=1,004、複数回答)。

地方や郊外でのテレワークの困りごとは、年代によって違いますか。

違います。地方や郊外でテレワークをするときの困りごと・デメリットをテレワーク経験のあるワーキングパーソン1,004名に聞いたテレリモ総研の調査では、最も多い「打ち合わせ等で都市部へ出向く際の移動の負担が大きい」と2番目に多い「仕事相手と直接会う機会が極端に減る」は全年代で共通していましたが、3番目に多い困りごとは年代によって異なりました。20代は「スキルやキャリアを伸ばしにくい不安」24.7%、30代・40代は「通信環境に不安・課題がある」29.0%・28.5%、50代・60代は「医療・教育などの生活インフラに不安」いずれも29.9%でした(テレリモ総研「地方・郊外テレワークのメリット・困りごとに関する調査」2026年、n=1,004、複数回答)。

影山綾子

影山綾子

\記事のエビデンスとしてイラストやグラフを転載OK/
・ライター、メディア、新聞社の強い味方
・在宅勤務に関する情報発信メディア:テレワークリモートワーク総合研究所
・年4回の市場調査
・ご要望に合わせて設問の用意可能
・運営:株式会社LASSIC(ラシック)
・イラスト:ねじまきデザイン製作所

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