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2026.11.04 AXコラム

サイバー攻撃の事例に学ぶ:中小企業で起きた被害と入口

監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

担当者が機器の棚の前に立ち、右手の人差し指を中段の機器から出るケーブルの束の手前約3cmに近づけて、ケーブルの行き先を目

この記事の結論

  • 中小企業でも被害の事例は公表されており、更新していないVPN機器などインターネットから見える入口が使われています。
  • 被害は取引先の業務にも広がるため、自社の入口と更新の状況、事故のときの手順を点検して対策の順番と予算を決めます。
  • 担当にIPAの自社診断を依頼し、結果を見て予算が要るかを決めます。

※ 本記事は2026年11月時点の公式情報(省庁・公的機関、および製品やサービスを提供する事業者が公開している資料)に基づきます。

取引先や同業がサイバー攻撃の被害に遭ったという報道を見て、「うちくらいの規模の会社でも起きているのか」と気になる。サイバー攻撃は大きな会社が狙われるもので、自社には関係ないと感じている決裁者も多いはずです。

答えを先に示すと、中小企業の被害の事例は公的機関から公表されており、更新していないVPN機器や外から見える弱点が入口になっています。被害は費用と復旧の日数だけでなく、取引先の業務にも及びます。本記事では、IPAと警察庁の公開資料から事例と実態を整理し、自社のインターネットから見える入口を点検して、対策の順番と予算を決める手順を示します。

サイバー攻撃の被害は、自社だけでなく取引先の業務も止める

サイバー攻撃の被害は、中小企業でも費用と復旧の日数として表れ、取引先の業務にも広がります。悩みごとに、先に読むとよい章を次の表にまとめました。

悩みごとに読む章
悩み 読む章
被害に遭うといくらかかるのか知りたい 費用対効果:被害の費用と復旧の日数から考える
取引先に迷惑をかけないか心配 確認点:取引先との契約と事故の報告
何から点検させればよいか分からない 承認のための判断の材料

IPA(情報処理推進機構)が全国の中小企業4,191社に行った調査では、2023年度に被害を受けた975社のうち、影響として「データの破壊」を挙げた会社が35.7%、「個人情報の漏えい」が35.1%でした。

同じ調査で、過去3期の被害額の平均は73万円で、100万円以上の会社が9.4%あり、いちばん多い会社は1億円でした。復旧までの期間の平均は5.8日です。50日以上かかった会社が2.1%あり、いちばん長い会社は360日でした。*1 被害の大きさと、IPAの事例集にあるモデルケースの想定被害額を次の図にまとめました。

中小企業のサイバー攻撃の被害の大きさの図。IPAの2024年度中小企業等実態調査では、過去3期の被害額の平均は73万円、100万円以上が9.4%(多い会社は1億円)、復旧までの期間の平均は5.8日、50日以上が2.1%(長い会社は360日)、被害を受けた975社のうち取引先に影響があったのは約7割で、サービスの停止や遅延が36.1%。IPAの事例集の被害事例の想定被害額は、クラウドの設定ミスで情報漏えいが5,300万円、VPN装置の弱点からランサムウェアが4,600万円、Webサイト改ざんでフィッシング誘導が2,420万円、取引先を装うメールから侵入が2,350万円、社長のメール乗っ取りで送金詐欺が820万円で、モデルケースとして積算し一部想定を含む。

取引先への影響も小さくありません。被害を受けた975社のうち、「特に無し」と答えた約3割を除く約7割が、取引先に影響があったと答えています。影響の中身は、取引先へのサービスの停止や遅延が36.1%、個人顧客への賠償や法人取引先への補償の負担が32.4%でした。*1

平均の73万円と、事例集の数千万円の開きは、事例集が調査・復旧の費用に加えて弁護士への相談や再発防止、取引の停止による利益の減少まで積み上げているためです。事例集は、モデルケースとして積算したもので、シナリオや被害額に一部想定を含むとしています。*2

  • 業務:基幹のシステムや設計のデータが使えず、納期が遅れる
  • 費用:調査と復旧に加え、弁護士への相談や再発防止の費用がかかる
  • 取引先:サービスの停止や遅延が及び、補償や取引の停止につながる

意外な原因:狙われたのではなく、インターネットから見える入口が開いていたこと

被害を分けているのは、会社の規模よりも、インターネットから見える入口の状態です。IPAの調査で不正アクセスを受けた419社に手口を聞くと、「脆弱性(セキュリティパッチの未適用等)を突かれた」が48.0%で最も多く、「ID・パスワードをだまし取られた」が36.8%、「取引先やグループ会社等を経由して侵入」が19.8%でした。*1

IPAの事例集のもとになった診断では、中小企業126社のインターネットから見える機器やサービスを調べ、全社で何らかの脆弱性(弱点)が見つかりました。*2 入口に関わる主な結果と、警察庁の調査の結果を並べます。

インターネットから見える入口に関する公的な調査の結果
入口 資料の結果 資料
流出したIDとパスワード ログインに使うIDとパスワードがインターネット上に流出していた会社が126社中101社 IPAの事例集
社外からログインする機器 VPN装置(社外から社内のネットワークに入る機器)の存在が外から確認できる会社が126社中10社 IPAの事例集
管理画面 重要なシステムの管理画面を誰でも開ける会社が126社中18社 IPAの事例集
機器の更新 VPN機器を使う組織の半分以上(52%)が最新のパッチ(修正プログラム)を適用していない 警察庁*3
ログインの方法 社外から業務に入るときの認証がIDとパスワードだけの組織が39.8% 警察庁

事例集の被害事例でも、VPN装置の更新漏れ、クラウドの保存場所の権限の設定ミス、Webサイトの更新管理の仕組みの追加機能の未更新が、被害の原因に挙がっています。自社について、次の3つを言えるかを確かめてください。

  • 社外からログインする機器を一覧にし、更新しているか
  • インターネットから見える自社の機器やサイトを把握しているか
  • 事故のときの対応の手順を作っているか

会社が受ける攻撃の種類と備えの全体は、サイバー攻撃で会社に起きることで整理しています。本記事では、公的な事例から自社の入口の点検に絞ります。

ランサムウェアに絞った国内の事例と、被害が長引いた理由は、ランサムウェアの事例から分かる、被害が長引くつまずきで整理しています。

事例を自社に当てはめる4つの基準

事例を自社に当てはめるときは、次の4つの基準で現状を書き出します。右の列は、IPAの事例集の被害事例で見られたことです。

事例を自社に当てはめる4つの基準
基準 目安 事例集の被害事例で見られたこと
外から見える入口 VPN機器やサイトなど、インターネットから見える機器を把握しているか クラウドの保存場所が誰でも見られる状態になり、顧客リスト等をダウンロードされた
更新の状況 入口の機器とソフトウェアを、決まった頻度で更新しているか リモートワーク用のVPN装置の更新漏れから侵入され、業務データが暗号化された
取引先への影響 止まったときに、どの取引先のどの業務に響くかを言えるか 情報漏えいで取引先からの信頼が下がり、一部の顧客との取引が止まった
事故のときの手順 誰が何を判断し、誰に連絡するかを書いた手順があるか 不審なメールの添付ファイルを開いたときの対応手順を、被害の後に作った

4つのうち、すぐに答えられない基準が手当ての候補です。全部を一度に整えるより、空いている基準から順番を付けるほうが、予算の判断もしやすくなります。

担当から自社診断の結果が届いた日の判断

担当から、IPAの「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」の結果が届いたとします。自社診断は25の問いに「実施している」「一部実施している」「実施していない」「わからない」で答え、100点満点で点数を出すものです。*4

人物Aが机の中央の資料の一か所を右手の人差し指で示して話し、人物Bが身を乗り出してその指先をのぞき込む

決裁者が4つの基準で結果を読み、予算に入れる順番を決める流れの一例です。

自社診断の結果を4つの基準で読む流れ
順番 結果で見る所 基準 決めること
1 「実施していない」「わからない」と答えた問い 4つ全部 点数より先に、空いている問いを並べる
2 OSやソフトウェアの更新、不正アクセス対策の問い 外から見える入口・更新の状況 入口の機器の一覧づくりと更新を先に予算に入れる
3 取引先との契約の秘密保持の問い 取引先への影響 止まったときに響く取引先と業務を書き出させる
4 緊急時の体制と対応手順の問い 事故のときの手順 手順づくりを次の予算に入れる

入口の更新を先にするのは、事例集の被害事例と調査の結果で、更新されていない入口が被害の始まりになっているからです。手順づくりは、入口を塞いだ後でも、起きたときの損失を小さくします。

後半では、被害の費用対効果、取引先との契約と報告の確認点、事例の根拠、点検の手順、承認の判断の材料を確かめられます。

自社の入口の点検と運用の体制を相談する

社外からログインする機器とサイトの一覧、更新の担当をお手元にご用意いただければ、4つの基準での点検とIT運用の体制をご相談いただけます。

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費用対効果:被害の費用と復旧の日数から考える

IPAの実態調査の被害の費用と復旧の日数を目安に、入口の対策の費用と比べて判断します。費用の内訳は、事例集のモデルケースで見ると具体的になります。

VPN装置の脆弱性を悪用されたランサムウェア感染の想定被害額(IPAの事例集をもとに作成)
費目 中身 想定額
初期対応費用 緊急対応、記録データの調査等 約3,050万円
復旧費用 データ復旧、サーバ再構築等 約350万円
報告公表費用 外部コンサルタント起用等 約300万円
弁護士訴訟費用 弁護士への相談費用等 約150万円
再発防止費用 新しい対策等 約750万円

この事例は従業員80名・端末80台の製造業で、ITの担当2名は他の業務と兼任でした。ウイルス対策ソフトとオンラインのバックアップがあり、年間100万円程度のセキュリティ予算を使っていましたが、クラウドに置いたバックアップのデータも暗号化され、一部の業務が止まって納期が遅れたとされています。*2

一方で、対策に投資していない中小企業は少なくありません。過去3期に情報セキュリティ対策に投資していない会社は62.6%で、理由は「必要性を感じていない」が44.3%、「費用対効果が見えない」が24.2%、「コストがかかりすぎる」が21.7%でした。*1

費用対効果は、次の項目に自社の数字を入れて見積もります。

止まった場合の損失を見積もる項目
項目 自社で入れる数字 資料の目安
止まる日数 止まると困るシステムごとに、手作業で回せる日数 復旧の平均は5.8日、50日以上が2.1%
止まった間の損失 1日あたりの売上や粗利と、止まる日数 事例集では一部顧客との取引停止を売上の5%で積算
調査と復旧の費用 調査の依頼、サーバの作り直し、機器の入れ替え モデルケースの初期対応費用は約3,050万円
取引への影響 補償の負担と、取引の停止・再開の条件 取引先に影響があった会社のうち32.4%が賠償や補償の負担

対策の費用は、入口の機器の更新や認証の見直しのように、この損失の見積もりより小さく始められるものから並べます。投資は取引にもつながっています。発注元から対策を求められた経験がある会社のうち、対策に投資している会社の49.8%が、求められた対策が取引につながったと答え、投資していない会社の27.4%を上回りました。*1

確認点:取引先との契約と事故の報告

取引先との契約にある情報の扱いと事故の報告の決まりを確かめ、個人情報が関わるときは報告が要るかも確かめます。IPAのインシデント対応の手引きは、ウイルスや不正アクセスの被害、個人情報等の漏えいは関係機関への届け出が必要になるとしています。*4

取引先との契約と事故の報告で確かめる点
確認点 資料の手がかり 自社で見る所
秘密保持の定め 自社診断の問いに、重要情報の授受を伴う取引先との契約書に秘密保持条項を規定しているかがある 預かっている情報と、その取引先との契約書
取引先からの対策の求め 発注元から求められた経験がある511社のうち42.1%が、求められた対策が取引につながったと回答(IPAの実態調査) 取引先から届いている対策の求めとチェックシート
事故の報告 手引きは対応を検知・初動対応、報告・公表、復旧・再発防止の3段に分け、報告は第一報から最終報まで段階を踏む 取引先に第一報を入れる期限と連絡先
個人情報の漏えい 事例集の情報漏えいの事例では、被害の後に個人情報保護委員会への報告と本人への通知を行った どのシステムに個人情報があるかの台帳

取引先からの求めは、会社ごとに書式が違うことがあります。事例集の取組事例には、多種多様なセキュリティチェックシートへの回答を求められ、対応に負担が出ている例が載っています。 届いているチェックシートを並べると、取引先が何を気にしているかが分かります。

報告の要否や期限の判断は、事故の中身によって変わります。平時には、取引先ごとの連絡先と、第一報を出すまでの段取りを1枚にしておくと、当日に迷わずに済みます。

事例の根拠:どの公的な資料で確かめるか

中小企業の事例はIPAの事例集、被害の実態はIPAの実態調査、入口の傾向は警察庁の調査で確かめます。どれも無料で公開されています。

サイバー攻撃の事例と実態を確かめる公的な資料
資料 分かること 使いどころ
IPA「中小企業のための実例で学ぶサイバーセキュリティリスク事例集」(2026年3月) 126社の診断・アンケート・聞き取りから、脆弱性事例20、被害事例5、取組事例5の計30事例 自社に近い規模と業種の事例を探す
IPA「2024年度中小企業等実態調査結果」速報版(2025年2月) 中小企業4,191社の経営層へのウェブアンケートによる被害の内容・被害額・復旧の期間・取引先への影響 被害の大きさと頻度の目安をつかむ
警察庁のアンケート調査結果のリーフレット(令和8年1月) VPN機器の更新の状況、社外から業務に入るときの認証の方法、事故対応マニュアル等の作成の状況 入口の傾向と、他社の備えの水準を知る
IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版 5分でできる自社診断、インシデント対応の手引き、資産管理台帳のサンプルなどの付録 自社の点検と手順づくりに使う

事例集は、ランサムウェアの被害のうち約66%が中小企業で発生しているとして、サイバー攻撃を自分事として捉える必要があると述べています。*2 被害事例は、VPN装置、クラウドの設定、Webサイト、取引先を装うメール、社長のメールの乗っ取りと、入口が分かれています。

  • ランサムウェアに限らず、情報漏えいや送金詐欺まで、入口ごとに事例を読める
  • 事例集の被害額はモデルケースの積算で、一部想定を含む
  • 実態調査は平均と割合、事例集は1社の内訳と、役割を分けて使う

警察庁のリーフレットでは、事故対応マニュアル等を作っていない組織が約4割(41.2%)でした。*3 入口の点検と手順づくりの両方が、多くの組織で手つかずだと分かります。

点検の手順:自社診断から入口の確かめまで

IPAのガイドラインの自社診断で足りない点を出し、入口の機器を一覧にして更新の状況を確かめます。

担当者が右手のボールペンの先を点検表の一行の四角に当て、印を付け始める

担当に頼む点検は、次の順番で進めると、結果を予算の判断に使いやすくなります。

  1. 自社診断の25の問いに答え、「実施していない」「わからない」の問いを書き出す
  2. VPN機器、サイトの更新管理の仕組み、機器の管理画面、クラウドの共有設定など、インターネットから見える入口を一覧にする
  3. 入口ごとに、ソフトウェアの更新の担当と最後に更新した日、ログインがIDとパスワードだけかを書く
  4. 流出したパスワードが無いかを確かめ、使い回しをやめ、使っていないアカウントを消す
  5. 事故のときに誰が判断し誰に連絡するかを、手引きの3段に沿って1枚に書く

事例集は、VPN機器について、ソフトウェアを常に最新の状態に保つ、初期ユーザ名や弱いパスワードは使わない、使っていないアカウントは削除する、をすぐにできる対策に挙げています。*2 一覧づくりには、ガイドラインの付録にある資産管理台帳のサンプルを使えます。

社内で入口を洗い出しきれないときは、インターネットから見える自社のIT資産を外から調べる診断もあります。事例集のもとになったASM診断がその一つで、詳しくはASM(攻撃対象領域管理)導入を外注で進める勘所で取り上げています。

ランサムウェアへの備えの順番は、ランサムウェア対策は、会社として何から備えるかで整理しています。

承認のための判断の材料

点検の結果、足りない項目、手当ての順番と費用の目安を一枚にまとめて決めます。担当には、次の形で出してもらいます。

承認の判断に使う1枚の中身
項目 書く中身
点検の結果 自社診断の点数と、「実施していない」「わからない」の問い
入口の一覧 インターネットから見える機器・サイト・管理画面と、更新の状況
足りない項目 4つの基準のうち、答えられなかった基準
手当ての順番 入口の更新と認証の見直し、手順づくり、取引先との取り決めの順
費用の目安 手当てごとの見積もりと、止まった場合の損失の見積もり
続ける体制 更新と見張りを誰が受け持ち、夜間や休日はどうするか

最後の「続ける体制」が、多くの中小企業で空いています。IPAの実態調査では、専門部署がある会社は9.3%で、約7割の会社が組織的なセキュリティ体制を整えていませんでした。*1 入口の点検は一度で終わらず、機器を入れ替えるたびに一覧と更新の確かめが要ります。

そのため、点検の結果を受けたら、更新と見張りを社内の兼務で回し続けるのか、運用の一部を委託先に預けるのかも併せて決めます。事例集の取組事例でも、保険や業務委託で自社に足りない人手と専門性を補っている会社が紹介されています。

  • 社内で持つ:入口の一覧の更新、取引先との取り決め、事故のときの判断
  • 預けることを考える:機器の更新の作業、警告の見張り、事故のときの調査
  • 決める人:予算と順番を承認する決裁者

まとめ:事例を自社の入口の点検に置き換える

公的な事例集と調査では、中小企業でもサイバー攻撃の被害が起き、復旧の費用と日数に加えて取引先の業務にも影響が出ています。入口は、更新していないVPN機器、流出したパスワード、外から開ける管理画面やクラウドの設定でした。被害を分けるのは規模より入口の状態です。今日からは、担当に自社診断を依頼し、結果を受け取る日を決めてください。

LASSICに相談するメリット

自社診断と入口の一覧で足りない所が見えてきたら、更新や見張りの作業を誰が受け持つかを決める段階です。任せたい作業が決まっていれば、社内に残す作業と分けて相談できます。

Remoguは、株式会社LASSICが運営するフリーランス・業務委託のITプロ人材サービスです。リモート前提で全国から登録が集まっており、登録は約20,000名規模、その約8割が開発系です。人材が必要になった時点から4時間以内に候補者を提案し、最短1週間で実際の業務開始まで進みます(条件によっては実現できない場合があります)。

よくある質問

うちくらいの規模でも狙われますか

IPAの事例集と実態調査には中小企業の被害が載っており、規模より入口の状態が関わります。IPAの調査で不正アクセスを受けた会社の手口は、脆弱性を突かれたが48.0%で最も多くなっていました。社外からログインする機器やサイトがあれば、規模に関わらず入口になり得ます。

被害に遭うといくらかかりますか

IPAの中小企業等実態調査に被害の費用の結果があるため、自社の売上や業務と並べて目安にします。過去3期の被害額の平均は73万円で、100万円以上の会社が9.4%ありました。事例集のモデルケースでは、VPN装置から侵入されたランサムウェア感染の想定被害額が4,600万円です。

取引先にも影響しますか

IPAの調査は取引先への影響も扱っているため、止まったときに響く取引先と業務を書き出します。被害を受けた会社の約7割が取引先に影響があったと答え、そのうち36.1%は取引先へのサービスの停止や遅延でした。

まず何を点検させればよいですか

社外からログインする機器と、インターネットから見える機器の更新の状況を点検させます。あわせて、IPAの自社診断で「実施していない」「わからない」の問いを書き出させると、足りない所が一覧になります。

事故のときの手順は作っておくべきですか

警察庁の調査結果とIPAのインシデント対応の手引きを使い、誰が判断し誰に連絡するかを書いておきます。警察庁のリーフレットでは、事故対応マニュアル等を作っていない組織が約4割でした。手引きの検知・初動対応、報告・公表、復旧・再発防止の3段に沿うと、1枚にまとめやすくなります。

サイバー攻撃への備えとIT運用の体制

社外からログインする機器とサイトの一覧、更新の担当、対策を見る担当の人数と事故のときの連絡の受け手をお手元にご用意いただければ、入口の点検とIT運用の体制をご相談いただけます。

Remoguとリラシクなら、リモートワークで働く社員の候補者も、業務委託で開発に加わる専門人材も探せます。

Remoguは、リモート前提で全国から即戦力のITプロ人材を調達するサービスです。リラシクは、扱う求人がすべてリモートワークのITエンジニア専門転職エージェントです。どちらもLASSICが運営しています。

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出典

  1. *1 参考:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「2024年度中小企業等実態調査結果」速報版を公開(2025年2月14日)(https://www.ipa.go.jp/pressrelease/2024/press20250214.html)。出典:主なポイント1〜5・7(被害の内容、被害額、復旧の期間、不正アクセスの手口、取引先への影響、セキュリティ体制、対策投資と取引)と調査概要を参照(確認日2026年11月2日)(2026年11月確認)
  2. *2 参考:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「ASM診断および事例集作成業務」報告書について(2026年3月27日)/「中小企業のための実例で学ぶサイバーセキュリティリスク事例集」(https://www.ipa.go.jp/security/reports/sme/asm-jirei.html)。出典:ページの業務概要と事例集PDF(はじめに、脆弱性事例1・8・10、被害事例1〜5、取組事例の一覧)を参照(確認日2026年11月2日)(2026年11月確認)
  3. *3 参考:警察庁「サイバー攻撃の被害に係る企業・団体を対象としたアンケート調査結果及び対策」(令和8年1月)(https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/pdf/R7countermeasures_leaflet.pdf)。出典:アンケートから分かる対策状況(VPN機器の最新パッチの適用状況、認証方法、事故対応マニュアル等の作成)を参照(確認日2026年11月2日)(2026年11月確認)
  4. *4 参考:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版(https://www.ipa.go.jp/security/guide/sme/about.html)。出典:付録3「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」(診断項目の1・18・22・24番と配点)と付録8「中小企業のためのセキュリティインシデント対応の手引き」(基本ステップ、相談窓口・報告先)を参照(確認日2026年11月2日)(2026年11月確認)




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