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2026.10.17 採用支援コラム

PMP資格の確認方法|オンライン名簿の調べ方と有効期限の見方

監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

木目の机で、左手に職務経歴書の紙を掲げ、右手はキーボードに置いて、モニターの検索結果と見比べる

この記事の結論

  • PMPはまずPMIのオンライン名簿を名前と国で引き、見つからなければ本人に資格認定書を出してもらいます。
  • 名簿は本人が掲載を辞退できるため、載っていないことだけで資格が無いとは決めません。
  • PMPは3年ごとの更新が要り、期限までに60PDUを満たさないと停止され、その間は名乗れません。

※ 本記事は2026年10月時点の公式情報(省庁・公的機関、および製品やサービスを提供する事業者が公開している資料)に基づきます。

職務経歴書に「PMP取得」と書いてある。けれど、本当に持っているのか、今も有効なのか、どこで調べればよいのか分からない。プロジェクトマネージャ(PM)の応募者や業務委託の候補者を迎える現場では、こうした場面がよくあります。PMPの確認とは、候補者が書いたPMPの資格が本物で今も有効かどうかを、資格を認定するPMI(米国の団体)の仕組みで確かめることです。

PMPは取得したあとも3年ごとの更新が要るため、取った年だけでは今の状態が分かりません。本記事では、エンジニアの採用や外部人材の受け入れを任された実務者に向けて、PMPの位置づけ、確かめる3つの方法、名簿で見つからないときの考え方、有効期限と更新切れの見分け方、外部に頼むときの確認点を整理します。

PMPとはどんな資格か

PMPは、米国のPMI本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。*1 試験は受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測るもので、法的な資格や免許ではないと、PMI日本支部は案内しています。*1 国の試験とは別の、民間の団体が認定する資格だと押さえておきます。

  • 認定する団体:米国のPMI本部(日本ではPMI日本支部が資格の案内をしている)
  • 測るもの:プロジェクトマネジメントの経験・教育・知識
  • 更新:3年ごとに、CCR(資格を保つための継続学習の仕組み)で60PDU(学習などの活動を時間で数えた単位)以上を取る*1

企業側の確認で大事なのは、有効期限がある点です。PMI日本支部は、資格の更新期限は資格取得年月日から3年後になると案内しています。*1 書類に「取得」と書かれていても、それだけでは今も有効かどうかまでは分かりません。PMPの確認では、「持っているか」と「今も有効か」の2つを分けて見ます。

PMPを確かめる3つの方法

PMIの資格ハンドブック(日本語版)には、資格保有者を確かめる手がかりとして、オンライン資格登録(以下、名簿)、資格認定書、デジタル・バッジが載っています。*3 名簿には資格保有者の氏名が自動的に一覧表示され、雇用者やサービス購入者が資格保有者を検証できる機能だと説明されています。*3

夜の木目の机で、二重の枠線だけの書類を両手で押さえ、右手の指で上の端に触れる。右にクリアファイルとペン

PMPを確かめる3つの方法と気をつけたい点
方法 確かめ方 気をつけたい点
名簿 PMIのサイトで、名・姓・国を入れて検索する 本人が掲載を辞退していると出てこない
資格認定書 本人がPMIのサイトからダウンロードしたPDFを送ってもらう 発行したあとに停止されていないかは、別に確かめる
デジタル・バッジ 本人が受け取ったバッジを見せてもらう 受け取っていない人もいる

進め方は、まず名簿を引き、見つからなければ本人に資格認定書やバッジを出してもらう順にすると手間が少なく済みます。名簿は企業側だけで引けるので、本人にお願いする前に確かめられます。検索に使う名前の綴りは、職務経歴書の英字表記を本人に確かめておくと迷いません。

名簿で見つからないときの考え方

名簿に名前が無くても、すぐに偽りとは決められません。資格保有者は名簿への掲載を辞退でき、名前が表示されていなくても認定されていないということにはならないと、PMIは説明しています。*3 一方で、PMI日本支部の案内では、資格がサスペンド(停止)されている人は名簿に含まれません。*2 見つからない理由として、次のようなものが考えられます。

  • 本人が名簿への掲載を辞退している
  • 資格が停止中で、名簿から外れている
  • 検索した名前の綴りや国の指定が、登録の内容と違う

見つからないときは、本人に事情を聞き、資格認定書のPDFを送ってもらうか、面談で本人にPMIのサイトにログインした画面で資格の状態を見せてもらいます。聞くときは「確認の手順として、全員に同じお願いをしています」と伝えると、疑っている印象を与えにくくなります。

有効期限と更新切れの見分け方

PMPは、試験に合格した日から3年間のCCRサイクル(更新までの期間)が始まります。*4 この間に60PDU以上を取って更新の手続きを終えれば、次の3年も有効です。期限までに60PDUに満たなかった場合は、期限の翌年1年間、資格がサスペンド(停止)されます。*2 状態ごとの違いは次の図と表のとおりです。

PMPの資格の状態が、試験の合格からどう移るかを左から右へ示した図。1つ目は有効の状態で、試験に合格した日から3年間のCCRサイクルが始まり、名乗ることができ、名簿に載る(本人が掲載を辞退していなければ)。期限までに60PDU以上を取って更新すれば、次の3年も有効が続く。2つ目は停止の状態で、期限までに60PDUを満たせなかったときに、期限の翌年1年間続く。この間はPMPと名乗れず、名刺にも書けず、名簿に載らない。停止の1年間に60PDUを満たして更新すれば、有効に戻る。3つ目は喪失の状態で、停止の1年間にも満たせなかったときで、PMPと名乗るには再び申し込み、受験し、合格する必要がある。下の帯には、職務経歴書の取得年から3年以上たっていれば、更新しているかを名簿か本人の画面で確かめることが書かれている。PMI日本支部「PMP資格について」「資格の更新について」とPMI「CCR Handbook」をもとに作成。

PMPの資格の状態と名乗れるかどうか
状態 どんなときか 名乗れるか
有効 合格したあと、または期限までに更新を終えた 名乗れる。名簿に載る(辞退していなければ)
停止 期限までに60PDUを満たせず、その翌年の1年間 名乗れず、名刺にも書けない
喪失 停止の1年間にも60PDUを満たせなかった 名乗るには、再び申し込み・受験・合格が要る

停止の1年間に60PDUを満たして更新すれば、PMPを名乗れる状態に戻ります。*2 確認の目安として、職務経歴書の取得年から3年以上たっていれば、更新しているかを名簿か本人の画面で確かめます。停止中はPMPを名乗れない決まりなので、書類に記載があるのに停止中だった場合は、書類を作った時点の状態を本人に確かめます。

外部人材に頼むときの確認点

PMPで確かめられるのは「認定を受けていること」と「今も有効か」までです。試験は経験・教育・知識を測るものですが、*1 自社の案件を率いられるかどうかは、面談で過去のプロジェクトの規模や立場を聞いて別に確かめます。

会議室で、奥のモニターにぼけて映るオンライン面談の相手の話を聞き、手前のノートにペンで書き込む手

業務委託でPMの候補者を探すときは、次の3点を先に決めておきます。

  • PMPを必須にするか、あれば評価するか:必須にすると候補の数が減る
  • 確認の方法と時期:契約の前に名簿を引き、見つからなければ資格認定書を送ってもらう
  • 確認の記録:氏名・確認した日・確認した方法を残す

PMの採用要件の置き方や、PMPとIPAのプロジェクトマネージャ試験の扱い方は「PM(プロジェクトマネージャ)中途採用の要件と経験の見極め方」で扱っています。名簿が無く本人のバッジで確かめる資格の例は「AWS認定の確認方法とは?デジタルバッジと有効期間の見方を解説」にまとめました。資格と職歴を合わせた確かめ方の全体像は「エンジニアの経歴詐称を見抜く方法」をご覧ください。

まとめ:PMPの確認で確かめておきたい3つの点

応募者や業務委託候補のPMPの確認は、3点に整理できます。第一に、確かめる窓口はPMIのオンライン名簿で、名・姓・国を入れて企業側だけで引けること。見つからなければ、本人に資格認定書のPDFやデジタル・バッジを出してもらいます。第二に、名簿は本人が掲載を辞退できるため、載っていないことだけで資格が無いとは決めないこと。第三に、PMPは3年ごとの更新が要り、期限までに60PDUを満たさないと停止され、その間は名乗れないため、取得年から3年以上たっていれば更新を確かめることです。資格は経験・教育・知識を測る試験の記録なので、案件を率いられるかは面談で別に確かめます。確かめる項目が決まったら、探す人材の条件に落とし込んでいきます。

LASSICに相談するメリット

確かめる項目が決まったら、次は人を探す段階です。PMPを必須にするか決めきれていない段階でも、リモートワークで働く社員の候補者や業務委託で加わるPMの候補者を探しながらご相談いただけます。

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よくある質問

名簿で調べることを、本人に伝える必要はありますか

PMIの資格ハンドブックは、名簿を雇用者などが資格保有者を検証できる機能として案内しています。*3 調べること自体は想定された使い方ですが、選考の手順として事前に伝えておくと、見つからなかったときに資格認定書をお願いしやすくなります。

停止中の人は、採用の対象から外しますか

外す必要はありません。停止の1年間に60PDUを満たして更新すれば、PMPを名乗れる状態に戻ります。*2 任せる仕事に資格が必要かどうかで判断し、必要なら更新の見込みを本人と話し合います。

資格認定書のPDFだけで確認を終えてよいですか

PDFは認定を受けたことの記録です。発行したあとに停止や喪失になっていないかは分からないため、取得から3年以上たっている場合は、名簿か本人がログインした画面で今の状態もあわせて確かめます。

確かめる条件が決まったら相談

PMPを含め、PMの候補者に求める条件が整理できていれば、そのままご相談いただけます。資格を必須にするかを決めきれていない段階でも構いません。

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出典

  1. *1 参考:PMI日本支部「PMP資格について」(https://www.pmi-japan.org/pmp_license/pmp/)。出典:一般社団法人PMI日本支部「PMP資格について」。PMPの位置づけ(PMI本部が認定する国際資格・法的な資格や免許ではない)、CCRと60PDU、資格の更新期限(資格取得年月日から3年後)を参照(確認日2026年10月17日)(2026年10月確認)
  2. *2 参考:PMI日本支部「資格の更新について」(https://www.pmi-japan.org/pmp_license/renewal/)。出典:一般社団法人PMI日本支部「資格の更新について」。資格のサスペンド(停止)とその間の扱い、資格の喪失、PMP資格保有者の確認(Online Registry・サスペンドの人は含まれない)を参照(確認日2026年10月17日)(2026年10月確認)
  3. *3 参考:PMI「PMI資格ハンドブック」(日本語版)(https://www.pmi.org/-/media/pmi/documents/public/pdf/certifications/generic-certification-handbook.pdf?rev=c1d937397cb44e5fbdc0c80e9785bda0&la=ja-jp)。出典:Project Management Institute「PMI資格ハンドブック」(2023年9月改訂・PDF)。資格認定書、デジタル・バッジ、オンライン資格登録(名・姓・国で検索・掲載の辞退)を参照(確認日2026年10月17日)(2026年10月確認)
  4. *4 参考:PMI「Continuing Certification Requirements (CCR) Handbook」(https://www.pmi.org/-/media/pmi/documents/public/pdf/certifications/ccr-certification-requirements-handbook.pdf)。出典:Project Management Institute「Continuing Certification Requirements (CCR) Handbook」(2026年4月更新・PDF・英語)。CCR Process(合格した日から3年のサイクル)、Certification Status(Active・Suspended・Expired)を参照(確認日2026年10月17日)(2026年10月確認)




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