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2026.09.04 採用支援コラム

設計レビューの工数を積む4ステップ、1ページ0.335人時




監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事の結論

  • 基本設計は0.335人時:1ページあたりの中央値です*2。
  • P25とP75で7.06倍:0.139から0.982までひらきます*2。
  • 平均は根拠にしない:中央値の10.6倍になります*2。

※ 本記事は2026年9月時点の公式情報(省庁・公的機関・ベンダー公式ドキュメント)に基づきます。

設計のレビューに、どれだけ工数を積めばよいでしょうか。

人を割きすぎると製作が遅れ、削ると後の工程で手戻りが出ます。

手がかりは、設計書1ページあたりの工数として公開された分布です。

IPAの資料では、新規開発の基本設計レビューが1ページ0.335人時と示されています*1*2。

ただし幅が広いです*2。P25が0.139、P75が0.982で、その差は7.06倍あります*2。

白い帯とガラス面が交互に並ぶオフィスビルの外観

レビューに積む工数を1ページ単位で置く

レビューの工数は、人数と回数では決まりません。読む対象がどれだけあるかで変わります。だから量あたりの単位で置く必要があります。

IPA「ソフトウェア開発分析データ集2022」の表から作成した図。公開2022年9月26日・最終更新2025年8月28日、これまでに収集した5,546プロジェクトから分析されており事業終了に伴い今後の発行予定はないと明記されていること、単位は人時毎ページで設計書1ページあたりのレビュー実績工数の密度であること、対象は開発5工程がそろいレビュー実績の工数と設計書文書量がどちらも0より大きい案件であること、四分位は本編の表に示された値で倍率と人時への換算は表の値から筆者が算出したこと、Copyright 2022 IPAであること、ページあたりの基本設計レビュー実績工数は表4-3-1から表4-3-3で新規開発がP25 0.139・中央0.335・P75 0.982でP75をP25で割ると7.06倍でN71・改良開発が0.143と0.313と0.561で3.92倍でN197・再開発が0.107と0.133と0.460で4.30倍でN13であること、本編が新規開発について基本設計書1ページあたりに中央値で0.335人時を掛けてレビューをしていると記していること、ページあたりの詳細設計レビュー実績工数は表4-3-4から表4-3-6で新規開発がP25 0.119・中央0.207・P75 0.713で5.99倍でN71・改良開発が0.085と0.225と0.456で5.36倍でN196・再開発が0.032と0.204と0.581で18.16倍でN14であること、1ページあたりの重さは新規開発と改良開発では基本設計が上で再開発だけ詳細設計が上になること、平均は根拠にしないこととして新規開発の基本設計が平均3.543で中央値0.335の10.6倍・標準偏差11.726・上端72.024であり新規開発の詳細設計が平均4.523で中央値0.207の21.9倍・標準偏差12.439・上端74.800であり改良開発の詳細設計の上端が272.854で極端な値が平均を押し上げていること、レビュー工数を積む順番は設計書のページ数を数え中央値を掛けて当たりの工数を置きP25とP75で上下の幅を持たせて実績を記録して自社の値に置き換える4段であること、100ページの新規開発なら基本設計は13.9から98.2人時で中央値だけで置くと33.5人時になること、この集計から読めないのはレビューをしていない案件の割合・指摘の質や手戻りの減り方・1回あたりの時間や参加した人数・工数と品質の関係・2022年より後の傾向であること、層別定義は開発5工程のフェーズ有無がすべてそろい開発プロジェクトの種別が該当しレビュー実績の工数が0より大きく設計書文書量が0より大きいことであり後ろの2条件があるためレビューをしていない案件と設計書が無い案件は分布に入っていないこと、同じ1ページに対する指摘の件数は別の表4-1-4で全開発種別のN353で中央値0.216件でありNが違うので割り算はしないことをまとめた図

その単位で業界の分布を測れる資料があります*1。IPAの「ソフトウェア開発分析データ集2022」で、公開は2022年9月26日、最終更新は2025年8月28日と記されています*1。

規模も示されています*1。これまでに収集した5,546プロジェクトの定量データから分析したと書かれています*1。

性質を先に書きます*1。この資料には「事業終了に伴い今後の発行予定はございません」と明記されています*1。最新の調査ではありません*1。

構成も確かめられます*4。本編のほかに業種編3編、サマリー版、マンガ解説版、グラフデータが公開されています*4。

沿革も書かれています*4。IPAは2005年からエンタプライズ分野の開発データを収集し、2020年に書籍版の名称を変えて現在の形になったとされています*4。

該当する節は本編の4.3です*2。設計工程のレビュー実績工数に関する分析結果として、密度の基本統計量が示されています*2。

単位は人時/ページです*2。設計書1ページあたりに何人時のレビュー工数を掛けたか、という形です*2。

工数の出所も書かれています*2。工数は開発5工程の実績工数を使用したと記されています*2。

対象の条件もあります*2。開発5工程のフェーズ有無がすべてそろい、開発プロジェクトの種別が該当する案件です*2。

もう2つ条件があります*2。レビュー実績の工数が0より大きく、設計書文書量が0より大きいことが求められています*2。

数値の扱いを書きます*2*3。四分位は本編の表に示された値をそのまま引き、倍率と人時への換算は表の値から筆者が算出しました*2*3。

グラフデータの著作権はIPAが保有しています*3。使用条件に従い、著作権表示としてCopyright 2022 IPAを記します*3。

まず新規開発の基本設計を見ます*2。

新規開発の基本設計は1ページ0.335人時

本編の表4-3-1は、新規開発の基本設計レビュー実績工数を示しています*2。Nは71です*2。

中央値は0.335人時/ページでした*2。設計書1ページに対して20分ほどを掛けている水準です*2。

本編もそう記しています*2。基本設計書1ページあたりに中央値で0.335人時を掛けてレビューをしているとされています*2。

四分位も示されています*2。P25が0.139、P75が0.982です*2。

両端も出ています*2。下端が0.009、上端が72.024でした*2。

平均と標準偏差もあります*2。平均は3.543、標準偏差は11.726です*2。

過去との比較も添えられています*2。本編は2014年度から2019年度の0.350と比較して、あまり差はないと記しています*2。

つまり水準は動いていません*2。1ページあたりのレビュー工数は、この6年ほどで大きく変わっていないと読めます*2。

100ページなら33.5人時です*2。中央値0.335に100を掛けた値で、4人日ほどにあたります*2。

図表の対応も記されています*2。この表は過去のデータ白書2018の図表7-4-1に対応するとされています*2。

ただしこれは当たりの値にすぎません*2。次に詳細設計の側を見ます*2。

レビューそのものを外に任せる進め方は別に整理されています。アプリのコードレビュー外注の進め方が参考になります。

工程ごとの工数の置き方も押さえます*2。

詳細設計は0.207人時で、重い側は種別で入れ替わる

本編の表4-3-4は、新規開発の詳細設計レビュー実績工数を示しています*2。Nは基本設計と同じ71です*2。

中央値は0.207人時/ページでした*2。基本設計の0.335より少ない値です*2。

倍率にすると1.62倍です*2。1ページあたりでは、基本設計のレビューのほうが重いという形です*2。

四分位も示されています*2。P25が0.119、P75が0.713です*2。

両端も出ています*2。下端が0.003、上端が74.800でした*2。

過去との比較では動いています*2。本編は2014年度から2019年度の0.289と比較して、少なくなっていると記しています*2。

6つの表の中でこれだけが減少方向です*2。ほかの5つは、あまり差はないか、やや多くなっていると記されています*2。

資料は理由を説明していません*2。なぜ新規開発の詳細設計だけ減ったのかは書かれていません*2。

順序は種別で入れ替わります*2。基本設計と詳細設計の中央値は、新規開発が0.335と0.207、改良開発が0.313と0.225、再開発が0.133と0.204です*2。

つまり再開発だけ逆です*2。新規開発と改良開発では基本設計のほうが重く、再開発では詳細設計のほうが重くなります*2。

種別ごとの一番も入れ替わります*2。基本設計では新規開発の0.335が3つの中で高く、詳細設計では改良開発の0.225が高い値です*2。

見積りの技法そのものを補強する話は別に整理されています。工数見積り技法を外注で精度向上をご覧ください。

次に、幅の大きさを見ます*2。

P25とP75で7.06倍ひらく

幅を倍率にすると、この指標の性質が見えます*2。

新規開発の基本設計はP75をP25で割ると7.06倍です*2。0.982を0.139で割った値です*2。

詳細設計は5.99倍でした*2。0.713を0.119で割った値です*2。

改良開発の基本設計は3.92倍です*2。0.561を0.143で割った値です*2。

改良開発の詳細設計は5.36倍でした*2。0.456を0.085で割った値です*2。

つまり新規開発と改良開発では、真ん中の半分の案件だけで4倍近くから7倍までひらきます*2。上下の四分の一を含めればさらに広い範囲です*2。

ここが実務での結論につながります。ページ数が分かっても、レビュー工数は数倍の幅の中のどこかにしかなりません。

100ページの新規開発で計算すると幅が見えます*2。基本設計はP25で13.9人時、P75で98.2人時です*2。

同じ100ページでも84人時以上の差になります*2。10人日を超える差なので、体制の設計が変わります*2。

資料は幅の理由を説明していません*2。設計書の書き方やレビューの形式によるものかは書かれていません*2。

組み合わせても幅は残ります*2。設計書のページ数そのものも規模あたりで数倍ひらく指標なので、2つを掛けると幅はさらに広がります*2。

工程ごとに内製と委託を分ける実態は別に整理されています。工程別の内製化|設計開発テストだけ委託が34.4%で扱っています。

次に、平均の扱いを押さえます*2。

改良開発は0.313と0.225/平均は根拠にしない

本編の表4-3-2は改良開発の基本設計を示しています*2。Nは197で、3つの種別の中で最も多い件数です*2。

中央値は0.313人時/ページでした*2。新規開発の0.335に近い値です*2。

本編も同じ形で記しています*2。基本設計書1ページあたりに中央値で0.313人時を掛けてレビューをしているとされています*2。

過去との比較も添えられています*2。2014年度から2019年度の0.326と比較して、あまり差はないと記されています*2。

詳細設計は表4-3-5です*2。Nは196で、中央値は0.225人時/ページでした*2。

こちらは増加方向です*2。本編は2014年度から2019年度の0.188と比較して、やや多くなっていると記しています*2。

ところが平均が異常な値になります*2。新規開発の基本設計は平均3.543で、中央値0.335の10.6倍です*2。

詳細設計はさらに離れます*2。新規開発の平均が4.523で、中央値0.207の21.9倍になります*2。

改良開発も同じ形です*2。基本設計の平均が3.717で中央値0.313の11.9倍、詳細設計の平均が3.844で中央値0.225の17.1倍です*2。

原因は上端の値です*2。改良開発の基本設計の上端が178.154、詳細設計の上端が272.854と示されています*2。

1件でも極端な値があると平均は動きます*2。中央値と平均が10倍以上違う指標では、平均を当たりの値として置けません*2。

この記事で平均を使わない理由がここです*2。6つの表すべてで中央値と四分位だけを見ます*2。

次に、件数の少ない種別と別の指標を押さえます*2。

再開発はNが13件と14件/指摘の件数は別の表

本編の表4-3-3は再開発の基本設計を示しています*2。Nは13です*2。

中央値は0.133人時/ページでした*2。3つの種別の中では低い値です*2。

詳細設計は表4-3-6です*2。Nは14で、中央値は0.204人時/ページでした*2。

ここで注記を押さえます*2。4.3節の前文には、再開発についてはデータ数が基準を満たさないため掲載しないと書かれています*2。

一方で表4-3-3と表4-3-6には再開発の値が載っています*2。両方の記述が同じ資料の中にあります*2。

資料はこの点を説明していません*2。どちらが正しいのかは書かれていないため、この記事では再開発の値を参考の範囲にとどめます*2。

件数からも同じ扱いになります*2。13件と14件なので、幅を持たせて読む必要があります*2。

過去との比較は添えられています*2。基本設計は0.118と比較してあまり差はなく、詳細設計は0.182と比較してわずかに大きくなっているがあまり差はないと記されています*2。

別の角度の指標もあります*2。本編の表4-1-4は、ページあたりの基本設計レビュー指摘件数を示しています*2。

こちらは全開発種別でNが353です*2。中央値は0.216件/ページ、P25が0.112、P75が0.456でした*2。

ただし単位も母集団も違います*2。工数の表とNが違うため、1件あたり何人時という割り算はできません*2。

本編は動きを記しています*2。中央値が2014年度から2019年度の0.241から0.216でやや減少し、平均値も0.435から0.390でやや減少しているとされています*2。

体制の相場そのものは別の指標で測れます。外部委託工数比率とは、中央値63.4%が示す体制の相場で同じ資料の別の指標を扱っています。

レビュー工数を積む4ステップ

ここまでの分布を、自社の手順に落とします*2。

ページあたりの設計レビュー実績工数(IPA「ソフトウェア開発分析データ集2022」表4-3-1から表4-3-6に示された値。単位は人時/ページ。倍率は表の値から筆者が算出。Copyright 2022 IPA)
工程と種別 P25 中央 P75 N
基本設計・新規開発 0.139 0.335 0.982 71
基本設計・改良開発 0.143 0.313 0.561 197
基本設計・再開発 0.107 0.133 0.460 13
詳細設計・新規開発 0.119 0.207 0.713 71
詳細設計・改良開発 0.085 0.225 0.456 196
詳細設計・再開発 0.032 0.204 0.581 14

1段目はページ数を数えることです。レビュー対象の設計書が何ページあるかを押さえます。

2段目は当たりの工数を置くことです。工程と種別に合う行の中央値を掛けます。

3段目は幅を持たせることです。P25とP75を掛けて、下と上の見込みを2つ作ります。

100ページの新規開発なら、基本設計は13.9人時から98.2人時の幅になります*2。中央値だけで置くと33.5人時です*2。

4段目は実績を記録することです。自社の値が2回ぶん貯まれば、業界の分布ではなく自社の中央値で置けます。

順番を逆にすると進みません。人数と日数を先に決めると、数倍の幅のどこに当たるかで計画が崩れます。

再開発の案件では、この表の値をそのまま使わないようにします*2。件数が13件と14件で、掲載についての注記も残っているためです*2。

レビューをしていない案件では、この手順そのものが使えません*2。分布がレビュー実績のある案件だけを対象にしているためです*2。

その場合は形を決める作業から始まります。何を見るのか、誰が見るのかを先に置く工程が入ります。

実務では、判断と読み込みを分けることになります。仕様の是非を決めるところは社員が持ち、指摘の洗い出しや記録の整備は外部の要員に任せる形が取れます。

期間を区切って入れるなら、フリーランスを含む業務委託の使い方が合います。設計工程の数か月だけ読む人を足し、製作に入ったら戻す形にします。

この集計から読めないことも押さえます*2。レビューをしていない案件の割合、指摘の質や手戻りの減り方、1回あたりの時間や参加した人数、工数と品質の関係は含まれていません*2。

時点の限界もあります*1。この資料は2022年の公開で、事業終了に伴い今後の発行予定はないと明記されているため、それより後の傾向は読めません*1。

まとめ:幅を持たせて積む

第一に、資料の性質です。IPAの「ソフトウェア開発分析データ集2022」は公開が2022年9月26日、最終更新が2025年8月28日となっており、これまでに収集した5,546プロジェクトの定量データから分析されています。事業終了に伴い今後の発行予定はないと明記されているため、最新の調査ではありません。四分位は本編の表に示された値で、倍率と人時への換算は表の値から筆者が算出しました。グラフデータの著作権はIPAが保有しており、著作権表示としてCopyright 2022 IPAを記します。第二に、指標です。設計書1ページあたりのレビュー実績工数で、単位は人時/ページです。工数は開発5工程の実績工数を使用したと記されています。第三に、新規開発の値です。基本設計の中央値は0.335、P25が0.139、P75が0.982でNは71でした。詳細設計は中央値0.207、P25が0.119、P75が0.713です。本編も基本設計書1ページあたりに中央値で0.335人時を掛けてレビューをしていると記しています。第四に、幅です。P75をP25で割ると基本設計が7.06倍、詳細設計が5.99倍、改良開発の基本設計が3.92倍、詳細設計が5.36倍になります。100ページの新規開発なら基本設計は13.9人時から98.2人時の幅で、中央値だけで置くと33.5人時です。第五に、順序です。1ページあたりの重さは新規開発と改良開発では基本設計が上で、再開発だけ詳細設計が上になります。基本設計では新規開発の0.335が高く、詳細設計では改良開発の0.225が高い値です。第六に、平均です。新規開発の基本設計は平均3.543で中央値の10.6倍、詳細設計は平均4.523で中央値の21.9倍になります。上端が72.024と74.800、改良開発の詳細設計は272.854であるため、平均を当たりの値として置けません。第七に、限界です。層別定義にレビュー実績の工数と設計書文書量がどちらも0より大きいという条件があるため、レビューをしていない案件と設計書が残っていない案件はこの分布に入っていません。指摘の質や手戻りの減り方、1回あたりの時間や参加した人数、2022年より後の傾向も今回の内容には含まれていません。

LASSICに相談するメリット

記事のとおりに切り分けたあと、その枠に入れる人をどこから連れてくるかが次の問題になります。

Remoguは、株式会社LASSICが運営するフリーランス・業務委託のITプロ人材サービスです。リモート前提で全国から登録が集まっており、登録数は約20,000名規模、毎月およそ400名が新たに加わっています。登録者は実務5年以上のミドル〜ハイレイヤーが中心で、約8割が開発系(SE・PM・テックリードなど)。バックエンドからインフラ、AI・データ領域まで揃っているため、「この工程を任せられる人」を役割単位で指名できます。人材ニーズの発生から4時間以内に候補者を提案し、最短1週間で稼働まで進みます(条件によっては実現できない場合があります)。月0.1人月から0.2人月といった小さな関わり方も組み合わせられるので、判断は社内に残したまま、手が要る工程だけを期間を区切って外に出す形が取れます。法人と個人にそれぞれ担当がつく分業体制で、参画したあとの稼働まで見ます。要件が固まっていない段階でも、何に困っているかから一緒に言語化して人材像を設計します。

この記事の調べ方(参照した一次情報)

設計レビューに積む工数について、IPAのソフトウェア開発分析データ集2022の公開ページ、本編PDF、グラフデータのExcel、および分析データ集の案内ページを突き合わせて整理しました。四分位と平均と標準偏差は本編PDFの表4-3-1から表4-3-6に示された値をそのまま引き、Nと層別定義、工数の出所、過去との比較についてのIPA自身の記述も同じページから確認しています。単位が人時/ページであることと、密度として分析されていることも本編の説明から確認しました。P75をP25で割った倍率、平均を中央値で割った倍率、100ページに換算した人時は表の値から筆者が算出したものであり、その旨を本文と図に明記しています。平均については中央値の10.6倍から21.9倍になり上端が極端であるため、根拠にせず中央値と四分位だけで読んでいます。再開発については、4.3節の前文に掲載しないと書かれている一方で表4-3-3と表4-3-6に値が載っていることを本文にそのまま記し、件数が13件と14件であることも添えて参考の範囲にとどめました。ページあたりの指摘件数を示す表4-1-4は全開発種別のN353で母集団が違うため、工数との割り算はしていません。指摘の質や手戻りの減り方を示す集計は資料にないため、それらについては書いていません。グラフデータの著作権はIPAが保有し、使用条件で著作権表示の明記が求められているため、本文と図と出典にCopyright 2022 IPAを記載しました。

よくある質問

設計レビューは1ページあたり何人時くらいですか。

IPAのソフトウェア開発分析データ集2022の表4-3-1では、新規開発の基本設計レビュー実績工数の中央値が0.335人時/ページでした。Nは71です。本編も基本設計書1ページあたりに中央値で0.335人時を掛けてレビューをしていると記しています(確認日2026年9月4日)。

ページ数からレビュー工数は予測できますか。

幅が広いため予測はできません。新規開発の基本設計はP25が0.139、P75が0.982で7.06倍ひらきます。詳細設計は5.99倍、改良開発の基本設計は3.92倍です。100ページの新規開発なら基本設計は13.9人時から98.2人時の幅になります。

基本設計と詳細設計ではどちらが重いですか。

種別で入れ替わります。中央値は新規開発が基本設計0.335と詳細設計0.207、改良開発が0.313と0.225、再開発が0.133と0.204です。新規開発と改良開発では基本設計が上、再開発だけ詳細設計が上になります。

平均は使えますか。

使えません。新規開発の基本設計は平均3.543で中央値0.335の10.6倍、詳細設計は平均4.523で中央値0.207の21.9倍です。上端が72.024と74.800、改良開発の詳細設計は272.854であるため、平均を当たりの値として置けません。

レビューをしていない案件のことは分かりますか。

分かりません。層別定義にレビュー実績の工数と設計書文書量がどちらも0より大きいという条件があるため、レビューをしていない案件と設計書が残っていない案件はこの分布に入っていません。読めるのはレビューを実施した案件での工数の分布だけです。

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設計工程に何人時を積むか。その置き方から担当が一緒に検討します。

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出典

  1. *1 参考:IPA「ソフトウェア開発分析データ集2022」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/metrics/metrics2022.html)。公開日・最終更新日・5,546プロジェクト・事業終了に伴う発行予定なしの記述の一次情報として(2026年9月確認)
  2. *2 参考:IPA「ソフトウェア開発分析データ集2022」本編(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/metrics/hjuojm000000c6it-att/000102171.pdf)。表4-3-1から表4-3-6・表4-1-4の四分位・平均・標準偏差・N・層別定義・工数の出所・過去との比較の記述として(2026年9月確認)
  3. *3 参考:IPA「ソフトウェア開発分析データ集2022グラフデータ」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/metrics/hjuojm000000c6it-att/000103288.zip)。同じ表の値の確認として。著作権はIPAが保有(Copyright 2022 IPA)(2026年9月確認)
  4. *4 参考:IPA「ソフトウェア開発分析データ集」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/metrics/index.html)。業種編3編・サマリー版・グラフデータという構成と、2005年からのデータ収集の沿革の記述として(2026年9月確認)




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