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2026.09.10 採用支援コラム

レガシー移行の重視事項の違い、ビジョン47.7%と人材23.2%




監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事の結論

  • ビジョンが47.7%:183件で上端です*2。
  • 人材の確保は23.2%:89件で6番目です*2。
  • 3枠を76.3%が使い切る:293件です*2。

※ 本記事は2026年9月時点の公式情報(省庁・公的機関・ベンダー公式ドキュメント)に基づきます。

触れる人が抜けたシステムを移行したい。会議では決めることばかりが並びます。よくある詰まり方です。

決めるには中身が分かっている必要があります。調べる人がいないと、決める話も止まります。

手がかりは、レガシー移行を進める上で重要だと思う要素を企業に聞いた設問です。

IPAの調査データを集計すると、上端は「ビジョンの明確化及び経営者のコミットメント」で183件、47.7%でした*2。

一方で「移行推進に必要な人材やスキルの確保」は89件、23.2%で6番目です*2。差は24.5ポイントになります*2。

層が斜めに走る岩肌

決めることは並ぶが、調べる人が決まらない

移行の会議では、方針とロードマップとコストが議題になります。どれも決めることです。

ところが決めるには、いまのシステムの中身が分かっている必要があります。調べる人がいません。

IPA「2024年度ソフトウェア動向調査」の企業向け調査のQ5-13から作成した図。この調査は2025年2月27日公開・2025年4月25日最終更新で、2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施され、2025年4月7日時点で企業799件と個人74件の計873件の回答があり、匿名化してオープンデータとして公開され分析レポートが募集されていること、この記事は企業向けの799件だけを扱い個人向けの74件は含めないこと、比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値であること、絞り込みが2段で1段目がユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の682件、ベンダー系117件は回答対象ではないこと、2段目がレガシーに該当するシステムを保有している322件と過去に保有していた62件の384件であること、前段のQ5-3で経営上及びビジネス上最も重要と考えられるシステムを一つ思い浮かべるよう指示され以降の設問も同様とされていること、必須の複数選択で3つまで選ぶ形式なので比率の合計は100を超えること、選択肢の文言はかっこ書きの説明を省くなど意味を変えずに短く表記していること、10の選択肢がビジョンの明確化及び経営者のコミットメント183件47.7・移行ロードマップや計画と移行コストの明確化175件45.6・現行システムの課題と移行リスクの可視化172件44.8・移行方針の明確化143件37.2・移行後の効果の明確化129件33.6・移行推進に必要な人材やスキルの確保89件23.2・業務部門との合意形成と連携強化76件19.8・わからない19件4.9・他社の移行の状況や類似事例18件4.7・その他3件0.8であること、上端47.7と人材23.2の差が24.5ポイント・件数では183件と89件で約2.06倍であること、表示した10の比率を足すと262.3で延べ選択数が1007件であること、上位5つの延べ802件が延べ選択数の79.6を占めること、3つの枠を何個使ったかで分けると1個が54件14.1・2個が37件9.6・3個が293件76.3でありこの3区分の丸めた比率を足すと100.0になること、選んだ個数は中央値3個・平均2.62個であること、10の選択肢を決めることと見えるようにすることの5項目と人と合意の2項目と他社事例に分けるとこれはこの図の側の分け方であり資料の分類ではないこと、決めることと見えるようにすることを1つ以上選んだのが356件92.7で延べ802件、人と合意を1つ以上選んだのが153件39.8で延べ165件であること、重なりが決めるのみ209件54.4・両方147件38.3・人のみ6件1.6・どちらもなし22件5.7でこの4区分を足すと100.0になること、人材やスキルの確保を選んだ89件が他に選んだのはビジョン43件・ロードマップ38件・方針31件・効果21件・可視化21件・合意形成12件・他社事例3件であり効果と可視化は21件で同数なので順位にしないこと、人材やスキルの確保だけを単独で選んだのは1件であること、172件44.8と143件37.2と89件23.2と54件14.1はいずれも同じ384件を母数にした別の設問の値と一致するが指すものは違うこと、調べる範囲を1つ渡す4段が、移行の対象を1つに絞り触れる人がいるかを確かめる・決めることと調べることを分けて書き出す・調べることのうち社内に人がいない範囲を洗い出す・その範囲を期間で区切って渡し文書で受け取る順であること、この集計から読めないのは重視した結果どうなったか・重視事項の順位づけ・重視していない理由・因果の向き・産業別や規模別の内訳・回答企業の偏り・2025年4月7日より後の傾向であることをまとめた図

この状況を集計した資料があります*1。IPAの「2024年度ソフトウェア動向調査」です*1。

日付も示されています*1。2025年2月27日公開・最終更新日は2025年4月25日、調査は2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施されました*1。

回答の件数も示されています*1。2025年4月7日時点で企業799件、個人74件の計873件でした*1。この記事は企業向けの799件だけを扱い、個人向けの74件は含めません*1。

データの扱いも書かれています*1。回答を匿名化してオープンデータとして公開し、分析レポートを募集しているとされています*1。

今回見るのはQ5-13です*3。レガシー移行を進める上で特に重要と思われる要素を扱います*3。

母数は384件、3つまで選ぶ形式

数値の出どころを先に決めます*2。この記事の比率は、公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値です*2。

母数を実測します*2。絞り込みは2段です*2。

1段目は企業種別です*3。ユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の682件が対象で、ベンダー系117件は回答対象ではありません*2。

2段目はレガシーの保有です*3。保有している322件と、過去に保有していた62件を足した384件が母数になります*2。

思い浮かべる対象の指示もあります*3。前段のQ5-3で「経営上及びビジネス上最も重要と考えられるシステムを一つ思い浮かべて」と指示され、以降の設問も同様とされています*3。

形式も確かめます*3。必須の複数選択で、3つまで選ぶ形式です*3。上限が3つであることは設問文に書かれています*3。

複数選択なので、比率は384件に対する割合で足すと100%にはなりません*2。

表記も1つ決めます*3。選択肢の文言は、かっこ書きの説明を省くなど、意味を変えずに短く表記します*3。

同じ384件を母数にした設問は複数あります*2。172件44.8%、143件37.2%、89件23.2%、54件14.1%はいずれも別の設問の値と一致しますが、指すものは違います*2。レガシー放置の影響とは、保守性77.3%と人材の欠乏44.8%レガシー移行に必要な人材の違い、設計43.8%と製造7.3%で扱った値です*2。

上位5つはすべて決めることと見えるようにすること

まず上から見ます*2。上端は「ビジョンの明確化及び経営者のコミットメント」で183件、47.7%でした*2。

2番目は段取りです*2。「移行ロードマップや計画、移行コストの明確化」が175件で45.6%になります*2。

3番目は見えるようにする側です*2。「現行システムの課題と移行リスクの可視化」が172件で44.8%でした*2。

4番目は方針です*2。「移行方針の明確化」が143件で37.2%です*2。設問では「業界の仕様等を取り入れ業務を変革させる(Fit to Standard)や、業務にシステムを合わせるなどの方針」と説明されています*3。

5番目は出口の見込みです*2。「移行後の効果の明確化」が129件で33.6%になります*2。

合計も出しておきます*2。延べ選択数は1007件で、表示した10の比率を足すと262.3になります*2。

上位5つの重みも出します*2。この5つの延べ802件は、延べ選択数1007件の79.6%にあたります*2。この割り算はこの記事で行ったものです*2。

読み方はこうです*2。上位5つはすべて決めることか、見えるようにすることです*2。延べの8割がここに集まります*2。

人材の確保は89件23.2%で6番目

下側を見ます*2。「移行推進に必要な人材やスキルの確保」は89件、23.2%で6番目でした*2。

設問の説明も引きます*3。「ビジネスアーキテクト、ITアーキテクトやプロジェクト管理者などが揃っていることなど」とされています*3。

7番目は社内の合意です*2。「業務部門との合意形成と連携強化」が76件で19.8%になります*2。

残りも並べます*2。「わからない」が19件4.9%、「他社の移行の状況や類似事例」が18件4.7%、「その他」が3件0.8%でした*2。

差を計算します*2。47.7%から23.2%を引くと24.5ポイント、件数では183件を89件で割って約2.06倍です*2。

並べて考えたい分布があります*2。レガシー移行が進まない理由|40.1%が実施前で止まるで扱った設問では、計画を実行に移せない34件の理由として人材が上位でした*2。

ただし直接は比べられません*2。母数も対象も違う別の設問です*2。それでも、重要だと思うものの並びと、止まっている理由の並びは違います*2。

3つの枠を76.3%が使い切る

選び方も見ます*2。3つの枠を何個使ったかで分けます*2。

上限まで使う側が多数でした*2。3個が293件、76.3%です*2。

残りは少数です*2。1個が54件14.1%、2個が37件9.6%でした*2。

丸めも確かめます*2。この3区分は1社が1つの区分にしか入らず、丸めた比率を足すと100.0になります*2。補数は使いません*2。

平均も出しますが、そのままは使えません*2。選んだ個数は中央値が3個、平均が2.62個です*2。上限に張り付いた分布なので、平均は真ん中を表しません*2。

読み方はこうです*2。8割近くが3枠を使い切っており、重要なものを絞る形にはなっていません*2。

2つの束に分けると決めるのみが54.4%

10の選択肢を束ねます*2。この分け方はこの記事の側で、資料が分類しているわけではありません*2。

1つ目は決めることと見えるようにすることの5項目です*2。ビジョン、ロードマップ、可視化、方針、効果です*2。

2つ目は人と合意の2項目です*2。人材やスキルの確保と、業務部門との合意形成です*2。

残りは他社事例の1項目と、わからない、その他です*2。

束ごとに数えます*2。決めることと見えるようにすることを1つ以上選んだのは356件92.7%、延べ802件です*2。

人と合意の側も出します*2。1つ以上選んだのは153件39.8%、延べ165件でした*2。

重なりも出します*2。決めるのみが209件54.4%、両方が147件38.3%、人のみが6件1.6%、どちらもなしが22件5.7%で、足すと100.0になります*2。

上端の側も見直します*2。人材やスキルの確保を選んだ89件が他に選んだのは、ビジョン43件、ロードマップ38件、方針31件、効果21件、可視化21件、合意形成12件、他社事例3件でした*2。

同数の並びもあります*2。効果と可視化は21件で同じなので、順位にはしません*2。

単独もまれです*2。人材やスキルの確保だけを選んだのは1件です*2。

読み方はこうです*2。人を挙げた企業も、同じ3枠のうち2枠は決めることに使っています*2。

ただし資料からは、因果の向きは読めません*2。同じ企業が何を選んだかを数え直した結果です*2。

この集計から読めないこと

使う前に、限界を並べておきます*2。

第一に、重視した結果どうなったかが読めません*3。重要だと思う要素を選ぶ設問です*3。

第二に、選んだ3つの順位づけが読めません*3。3つまで選ぶ形式で、選んだ中の優劣は尋ねていません*3。

第三に、重視していない理由が読めません*3。選ばなかった側に理由を尋ねた設問はありません*3。

第四に、因果の向きが読めません*2。2つの束や89件の内訳はこの記事で数え直した結果です*2。

第五に、別の設問との比較には限りがあります*2。母数も対象も違うため、並びの違いまでしか言えません*2。

第六に、産業別や規模別の内訳を出していません*2。384件全体の分布までです*2。

第七に、回答企業の偏りが残ります*1。任意の回答であり、母集団を代表する抽出ではありません*1。

第八に、時期の範囲があります*1。2025年4月7日時点の回答であり、それより後の傾向は読めません*1。

調べる範囲を1つ渡す4段

ここまでの分布を、自社の手順に落とします*2。

レガシーシステム移行を進める上で特に重要と思われる要素(出典:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査」企業向け Q5-13)。絞り込みは2段で、1段目がユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の682件(ベンダー系117件は回答対象ではない)、2段目がレガシーを保有している322件と過去に保有していた62件を足した384件。必須の複数選択で3つまで選ぶ形式のため、比率の合計は100を超える。選択肢の文言はかっこ書きの説明を省くなど、意味を変えずに短く表記した。比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値で、差と倍率、選んだ個数の分布、2つの束への分け方、中央値と平均も集計値から筆者が計算。示された値を用いて表を作成する編集・加工を筆者が実施
選択肢 件数 384件に対する比率
ビジョンの明確化及び経営者のコミットメント 183件 47.7%
移行ロードマップや計画、移行コストの明確化 175件 45.6%
現行システムの課題と移行リスクの可視化 172件 44.8%
移行方針の明確化 143件 37.2%
移行後の効果の明確化 129件 33.6%
移行推進に必要な人材やスキルの確保 89件 23.2%
業務部門との合意形成と連携強化 76件 19.8%
わからない 19件 4.9%
他社の移行の状況や類似事例 18件 4.7%
その他 3件 0.8%

1段目は、移行の対象を1つに絞り、いま触れる人がいるかを確かめることです。名前で確かめます。

2段目は、決めることと調べることを分けて書き出すことです。同じ紙に混ぜません。

3段目は、調べることのうち社内に人がいない範囲を洗い出すことです。ここが手当ての対象になります。

4段目は、その範囲を期間で区切って渡し、文書で受け取ることです。口頭の説明で終わらせません。

1段目を先に置く理由は、分布に出ています*2。人材やスキルの確保は89件23.2%で6番目、上端との差は24.5ポイントです*2。重要な要素として挙がりにくい側です*2。

2段目で分ける理由もここです*2。決めることと見えるようにすることを挙げた企業は356件92.7%で、延べでも79.6%を占めます*2。議題は決めることに寄ります*2。

3段目で洗い出す理由は束の重なりです*2。人と合意を挙げたのは153件39.8%で、人材やスキルの確保だけを選んだのは1件でした*2。人の話は単独では議題になりにくい形です*2。

4段目を期間で区切る理由は選び方です*2。3つの枠を293件76.3%が使い切っており、重要なものを絞る形にはなっていません*2。範囲と期間を先に書くほうが動かしやすくなります*2。

実務では、3段目で洗い出した範囲と4段目の期間が外部要員の枠になります。フリーランスを含む業務委託は、この枠と相性があります。調べる範囲を区切って渡し、文書で受け取れるためです。

逆に、1段目の対象の絞り込みと2段目の切り分けを外へ出すと、何を調べるかの決めが外に出ます。ここは社内に置きます。

関係者の情報共有はレガシー対応の情報共有|三者連携28.4%と共有なし16.4%で同じ調査の別の設問を扱っています。

最後に範囲を添えておきます*1。この調査は2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施され、企業799件の回答があったものです*1。

まとめ:決めることと調べることを分けて、調べる側を先に手当てする

第一に、資料です。IPAの「2024年度ソフトウェア動向調査」は2025年2月27日公開・2025年4月25日最終更新で、2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施され、2025年4月7日時点で企業799件・個人74件の計873件の回答がありました。この記事は企業向けの799件だけを扱い、回答は匿名化されてオープンデータとして公開されています。第二に、母数と形式です。絞り込みは2段で、1段目がユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の682件、2段目がレガシーを保有している322件と過去に保有していた62件を足した384件です。ベンダー系117件は回答対象ではありません。必須の複数選択で3つまで選ぶ形式なので比率の合計は100を超えます。選択肢の文言はかっこ書きの説明を省くなど、意味を変えずに短く表記しました。第三に、分布です。ビジョンの明確化及び経営者のコミットメントが183件47.7%、移行ロードマップや計画と移行コストの明確化が175件45.6%、現行システムの課題と移行リスクの可視化が172件44.8%、移行方針の明確化が143件37.2%、移行後の効果の明確化が129件33.6%、移行推進に必要な人材やスキルの確保が89件23.2%、業務部門との合意形成と連携強化が76件19.8%、わからないが19件4.9%、他社の移行の状況や類似事例が18件4.7%、その他が3件0.8%でした。上端と人材の差は24.5ポイント、件数では約2.06倍です。延べ選択数は1007件で、表示した10の比率を足すと262.3になります。第四に、上位5つの重みです。上位5つの延べ802件は延べ選択数1007件の79.6%にあたり、いずれも決めることか見えるようにすることでした。第五に、選び方です。3個が293件76.3%、1個が54件14.1%、2個が37件9.6%で、丸めた比率を足すと100.0になります。中央値は3個、平均は2.62個です。第六に、2つの束です。決めることと見えるようにすることを1つ以上選んだのが356件92.7%で延べ802件、人と合意が153件39.8%で延べ165件、重なりは決めるのみ209件54.4%、両方147件38.3%、人のみ6件1.6%、どちらもなし22件5.7%でした。人材やスキルの確保だけを選んだのは1件です。

LASSICに相談するメリット

調べる範囲を切り出して期間を決めたあと、そこを誰が埋めるかが残ります。触れる人が社内にいない範囲では、常設の枠を作るより範囲と期間を区切って調べ、文書で受け取るほうが後戻りが少なくなります。

Remoguは、株式会社LASSICが運営するフリーランス・業務委託のITプロ人材サービスです。リモート前提で全国から登録が集まっており、登録数は約20,000名規模、毎月およそ400名が新たに加わっています。登録者は実務5年以上のミドル〜ハイレイヤーが中心で、約8割が開発系(SE・PM・テックリードなど)。バックエンドからインフラ、AI・データ領域まで揃っているため、「この工程を任せられる人」を役割単位で指名できます。人材ニーズの発生から4時間以内に候補者を提案し、最短1週間で稼働まで進みます(条件によっては実現できない場合があります)。月0.1人月から0.2人月といった小さな関わり方も組み合わせられるので、判断は社内に残したまま、手が要る工程だけを期間を区切って外に出す形が取れます。法人と個人にそれぞれ担当がつく分業体制で、参画したあとの稼働まで見ます。要件が固まっていない段階でも、何に困っているかから一緒に言語化して人材像を設計します。

この記事の調べ方(参照した一次情報)

決めることは並ぶのに調べる人が決まらない状況について、IPAの「2024年度ソフトウェア動向調査」の公開ページ、企業向けの調査結果のCSV、設問一覧を突き合わせて整理しました。公開日、最終更新日、調査期間、回答件数、オープンデータとして公開されている方針はいずれも公開ページから確認しています。Q5-13の回答対象がユーザー企業とユーザー系情報システム子会社の2種別であることは設問一覧の企業種別欄で確認し、CSVを数えて682件であること、Q5-2で保有と過去保有を選んだ322件と62件の384件がこの設問の母数であることを実測しました。前段のQ5-3にある一つ思い浮かべるという指示、上限が3つであること、必須の複数選択であること、Fit to Standardや人材の内訳といったかっこ書きの説明もいずれも設問一覧から引いています。選択肢の文言をかっこ書きの説明を省くなど意味を変えずに短く表記したことは本文と表のcaptionに明記しました。この記事の比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値であることを、本文、図、表のcaption、出典の4か所に明記しました。差と倍率、延べ選択数と表示した10の比率の合計、上位5つの延べと占有、選んだ個数の3区分、中央値と平均、2つの束の件数と比率、89件の内訳はいずれもこの記事で計算した値です。89件の内訳で効果と可視化が21件で同数のため、どちらが上かという順位は書いていません。172件44.8%、143件37.2%、89件23.2%、54件14.1%が同じ384件を母数にした別の設問の値と一致することも本文に断りました。別の設問との比較については母数も対象も違うため、並びの違いまでしか書いていません。重視した結果どうなったか、選んだ3つの順位づけ、重視していない理由、因果の向きはいずれもこの集計から読めないため書いていません。産業別や規模別の内訳も出していません。回答は任意のもので母集団を代表する抽出ではないこと、2025年4月7日時点の回答であることも記載しています。

よくある質問

レガシー移行で重要とされているのは何ですか。

IPAの2024年度ソフトウェア動向調査の公開データを集計すると、母数384件に対して「ビジョンの明確化及び経営者のコミットメント」が183件47.7%で上端でした。以下、移行ロードマップや計画と移行コストの明確化が175件45.6%、現行システムの課題と移行リスクの可視化が172件44.8%、移行方針の明確化が143件37.2%、移行後の効果の明確化が129件33.6%と続きます。3つまで選ぶ形式なので合計は100を超えます(確認日2026年9月10日)。

人材の確保はどのくらい挙がっていますか。

「移行推進に必要な人材やスキルの確保」は89件23.2%で6番目でした。設問では「ビジネスアーキテクト、ITアーキテクトやプロジェクト管理者などが揃っていることなど」と説明されています。上端の47.7%との差は24.5ポイント、件数では183件と89件で約2.06倍です。

重視事項と、実際に止まる理由は同じですか。

並びは違います。この設問では人材やスキルの確保が6番目ですが、別の設問では計画を実行に移せない34件の理由として人材が上位でした。ただし母数も対象も違う別の設問なので直接は比べられません。並びの違いまでが言えることです。

いくつまで選べる設問なのですか。

3つまでです。上限が3つであることは設問文に書かれています。何個使ったかで分けると3個が293件76.3%、1個が54件14.1%、2個が37件9.6%で、8割近くが上限を使い切っていました。選んだ個数は中央値が3個、平均が2.62個です。

人材を重要と考えた企業は他に何を選んでいますか。

人材やスキルの確保を選んだ89件が他に選んだのは、ビジョン43件、ロードマップ38件、方針31件、効果21件、可視化21件、合意形成12件、他社事例3件でした。効果と可視化は21件で同数なので順位にはしていません。人材やスキルの確保だけを選んだのは1件です。

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決めることと調べることを分けたあと、調べる側をどこから埋めるか。範囲と期間の切り方から担当が一緒に検討します。

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出典

  1. *1 参考:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査」調査結果データの公開と分析レポートの募集(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/software-engineering/result-software2024.html)。公開日2025年2月27日・最終更新日2025年4月25日・調査期間2024年12月17日から2025年2月14日・2025年4月7日時点で企業799件と個人74件の計873件の回答・匿名化してオープンデータとして公開し分析レポートを募集しているという方針の一次情報として(2026年9月確認)
  2. *2 参考:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査 企業向け 調査結果(選択肢項目文字列)」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/software-engineering/h5f8pg00000028n8-att/software2024-c-result-data-str.csv)。Q5-13の回答を集計した元データとして。この記事の件数・比率・差と倍率・延べ選択数・選んだ個数の分布・2つの束の件数・89件の内訳はこのCSVから筆者が集計・計算した値であり、資料に印字された比率や資料が示す表ではない。示された値を用いた図表の作成という編集・加工を筆者が実施(2026年9月確認)
  3. *3 参考:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査 企業向け 設問一覧」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/software-engineering/h5f8pg00000028n8-att/software2024-c-questions.xlsx)。Q5-13の設問文・10の選択肢とかっこ書きの説明・3つまでという上限・必須である旨・回答種別(複数選択と自由記述)・回答対象がユーザー企業とユーザー系情報システム子会社の2種別であること、Q5-2のレガシーの定義とQ5-3の一つ思い浮かべるという指示の確認として(2026年9月確認)
  4. *4 参考:IPA「ソフトウェア開発関連調査」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/index.html)。この調査が置かれている調査群の構成と、年度ごとに調査が公開されていることの確認として(2026年9月確認)




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