LASSIC Media らしくメディア

2026.09.09 採用支援コラム

レガシーの仕様書を引き継ぐ手順、可視化は47.9%




監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事の結論

  • 仕様の可視化は47.9%:184件です*2。
  • 最新でない側は37.2%:仕様も業務も143件です*2。
  • レガシー保有は47.2%:682件のうち322件です*2。

※ 本記事は2026年9月時点の公式情報(省庁・公的機関・ベンダー公式ドキュメント)に基づきます。

担当が抜けたシステムを引き継ぐ。図面はある。ただ、いつの版か分からない。よくある詰まり方です。

書いてあるのに使えない状態は、書いていない状態と同じくらい止まります。読み合わせから始めることになります。

手がかりは、レガシーシステムの可視化状況を企業に聞いた設問です。

IPAの調査データを集計すると、システム仕様が変更毎に最新化されているのは47.9%でした*2。184件です*2。

一方で最新でないか可視化されていない側は37.2%です*2。143件で、業務手順の側も同じ143件でした*2。

丸めた紙の束が積み重なっている様子を白黒で近くから写したもの

図面はあるが、いつの版か分からない

引き継ぎでまず探すのは仕様です。どこに何が書いてあるかを知りたいからです。

困るのは、見つかった書類が更新されていないときです。読んだ内容と動いている中身が違うと、確認から始めることになります。

IPA「2024年度ソフトウェア動向調査」の企業向け調査のQ5-2とQ5-8から作成した図。この調査は2025年2月27日公開・2025年4月25日最終更新で、2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施され、2025年4月7日時点で企業799件と個人74件の計873件の回答があり、匿名化してオープンデータとして公開され分析レポートが募集されていること、この記事は企業向けの799件だけを扱い個人向けの74件は含めないこと、比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値であること、2025年度の調査にはこの可視化状況を聞く設問がないため2024年度の値を使っていること、絞り込みが2段であり1段目は企業種別でユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の合わせて682件だけがレガシーの設問の対象になっていること、残りの117件はベンダー系で回答対象外であり空欄になっていること、レガシーに該当するシステムを保有しているが322件で47.2、以前から保有していないが149件で21.8、わからないが149件で21.8、過去保有していたが今は保有していないが62件で9.1であり丸めた比率の合計は99.9になること、2段目は保有しているか過去保有していた384件で56.3であり可視化状況の設問の対象になること、システム仕様の可視化状況が変更毎に最新化されているが部分的に可視化されていないものが存在する113件29.4・変更毎に最新化され大部分が可視化されている71件18.5・大部分が可視化されていない65件16.9・一度可視化したが最新化されておらず情報が古いままである59件15.4・わからない57件14.8・全く可視化されていない19件4.9であること、業務オペレーションやプロセスが部分的に可視化されていないものが存在する111件28.9・一度可視化したが情報が古いままである68件17.7・変更毎に最新化され大部分が可視化されている67件17.4・わからない63件16.4・大部分が可視化されていない60件15.6・全く可視化されていない15件3.9であること、変更毎に最新化されている2区分を足すとシステム仕様が184件47.9・業務が178件46.4で差が1.5ポイントであること、最新でないか可視化されていない3区分を足すとどちらも143件37.2で件数も比率も同じになること、これは同じ384件を母数にしているため起きた一致であること、変更毎に最新化され大部分が可視化されているだけを見ると71件18.5と67件17.4で差が1.1ポイント、全く可視化されていないは19件4.9と15件3.9で差が1.0ポイントであり僅差なので順位を論じないこと、引き継げる形に1つだけ直す4段が引き継ぎ先が決まっていないシステムを1つ選ぶ・仕様と業務手順のどちらが古いかを確かめる・書き直す作業と決める作業を分ける・書き直す側を期間で区切って外へ出す順であること、この集計から読めないのはドキュメントの量や粒度・古さの程度・可視化と引き継ぎやすさの関係・産業別の内訳・回答企業の偏り・2025年4月7日より後の傾向であることをまとめた図

この状況を集計した資料があります*1。IPAの「2024年度ソフトウェア動向調査」です*1。

公開日も示されています*1。2025年2月27日公開で、最終更新日は2025年4月25日と示されています*1。

調査の時期も書かれています*1。2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施されたものです*1。

回答の件数も示されています*1。2025年4月7日時点で企業799件、個人74件の計873件でした*1。

この記事が扱うのは企業向けだけです*1。799件の側で、個人向けの74件は含めません*1。

データの扱いも書かれています*1。回答を匿名化してオープンデータとして公開し、分析レポートを募集しているとされています*1。

年度も断っておきます*3。2025年度の調査にはこの可視化状況を聞く設問がないため、2024年度の値を使います*3。

絞り込みは2段、比率は公開データから集計

数値の出どころを先に決めます*2。この記事の比率は、公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値です*2。

絞り込みも確かめます*3。レガシーの設問は企業種別で対象が決まっています*3。

1段目はこうです*2。ユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の合わせて682件が対象でした*2。

残りは対象外です*2。117件はベンダー系で、この設問が空欄になっています*2。

2段目は保有の有無です*2。レガシーを保有しているか、過去に保有していた384件が可視化状況の設問の対象です*2。

ですから母数を分けて書きます*2。有無の分布は682件を、可視化状況は384件を母数にします*2。

丸めも断ります*2。単一回答ですが、丸めた比率を足すと99.9になるため補数は使いません*2。

レガシー保有は47.2%、過去保有を含めて56.3%

まず有無から見ます*2。「レガシーに該当するシステムを保有している」が322件で47.2%でした*2。

判断できない側もあります*2。「わからない」が149件で21.8%です*2。

保有していない側も同じ水準でした*2。「以前から保有していない」が149件で21.8%です*2。

過去の側も示されています*2。「過去に保有していたが今は保有していない」が62件で9.1%になります*2。

可視化状況の母数はここから決まります*2。保有と過去保有を足すと384件で、682件に対して56.3%です*2。この足し算はこの記事で行ったものです*2。

実務に引き寄せます。ユーザー企業側で見ると、半分近くが古い仕組みを抱えたまま動いています*2。引き継ぎの相手がレガシーである確率は低くありません*2。

仕様の上端は「部分的に可視化されていない」29.4%

システム仕様の可視化状況を見ます*2。6つの区分で聞かれています*3。

上端はこうです*2。「変更毎に最新化されているが、部分的に可視化されていないものが存在する」が113件で29.4%でした*2。

2番目が揃っている側です*2。「変更毎に最新化され、大部分が可視化されている」が71件で18.5%です*2。

3番目は書かれていない側です*2。「大部分が可視化されていない」が65件で16.9%になります*2。

古いままの側も示されています*2。「一度可視化したが最新化されておらず、情報が古いままである」が59件で15.4%です*2。

判断できない側もあります*2。「わからない」が57件で14.8%でした*2。

下端は何もない側です*2。「全く可視化されていない」が19件で4.9%です*2。

実務での意味はこうです。上端が「一部は書かれていない」なので、探せば見つかるが抜けがある状態が最も多い形です*2。

最新化されている側は47.9%、最新でない側は37.2%

区分をまとめて数え直します*2。「変更毎に最新化されている」と書かれた2つを足します*2。

システム仕様はこうです*2。113件と71件を足すと184件で、47.9%になります*2。

反対側も足します*2。「一度可視化したが情報が古い」「大部分が可視化されていない」「全く可視化されていない」の3つで、59件と65件と19件を足すと143件、37.2%です*2。

残りは判断できない側です*2。「わからない」が57件で14.8%あり、184件と143件と57件を足すと384件になります*2。

この足し算はこの記事で行ったものです*2。区分ごとの値は資料の集計、まとめ方はこの記事の側です*2。

読み方はこうです*2。最新化されている側が半分に届かず、最新でないか書かれていない側が4割近くあるという分かれ方です*2。

実務では、引き継ぎの初日に読み合わせが必要になる確率がこの水準です。予定を組むときに、読む時間を最初から入れておくほうが現実に合います。

業務手順も同じ形、最新でない側は同じ143件

もう1つの対象も見ます*2。業務オペレーションやプロセスの可視化状況です*3。

上端は同じ形でした*2。「部分的に可視化されていないものが存在する」が111件で28.9%です*2。

2番目は古いままの側でした*2。「一度可視化したが情報が古いままである」が68件で17.7%になります*2。

揃っている側は3番目です*2。「変更毎に最新化され、大部分が可視化されている」が67件で17.4%です*2。

残りも並べます*2。「わからない」が63件で16.4%、「大部分が可視化されていない」が60件で15.6%、「全く可視化されていない」が15件で3.9%でした*2。

まとめて数え直します*2。最新化されている側は111件と67件で178件、46.4%です*2。

反対側は一致しました*2。68件と60件と15件を足すと143件で37.2%、システム仕様と件数も比率も同じになります*2。

これは偶然です*2。同じ384件を母数にしているため起きた一致で、同じ企業が両方でそう答えたという意味ではありません*2。

揃っている側は2割弱、僅差なので順位は論じない

揃っている区分だけを比べます*2。「変更毎に最新化され、大部分が可視化されている」はシステム仕様71件18.5%、業務手順67件17.4%です*2。

差は1.1ポイントです*2。どちらが上かを結論にはしません*2。

下端も近い値でした*2。「全く可視化されていない」はシステム仕様19件4.9%、業務手順15件3.9%で、差は1.0ポイントです*2。

まとめた側でも差は小さいです*2。最新化されている側は47.9%と46.4%で、差は1.5ポイントになります*2。

ですから読み方を1つに絞ります*2。仕様と業務手順のどちらが整っているかではなく、どちらも同じ水準だという読み方です*2。

実務での意味も同じです。仕様だけ読めば足りるということにはなりません。動かし方の側も同じ確率で古くなっています。

この集計から読めないこと

使う前に、限界を並べておきます*2。

第一に、ドキュメントの量や粒度が分かりません*3。どこまで書いてあれば可視化なのかは回答者の判断です*3。

第二に、古さの程度が読めません*3。「情報が古いままである」がどれだけ古いかは聞かれていません*3。

第三に、可視化と引き継ぎやすさの関係が読めません*3。引き継ぎに要した時間を尋ねた設問ではありません*3。

第四に、企業ごとの組み合わせを断定できません*2。仕様と業務手順の一致は同じ母数による件数の一致で、同一企業の回答を突き合わせた値ではありません*2。

第五に、産業別の内訳を出していません*2。この記事の層別は企業種別による対象の絞り込みまでです*2。

第六に、対象が絞られています*2。682件はユーザー企業とユーザー系情報システム子会社で、ベンダー系117件は含みません*2。

第七に、年度が1つ前です*3。2025年度の調査にはこの設問がないため、2024年度の値を使っています*3。

第八に、回答企業の偏りが残ります*1。任意の回答であり、母集団を代表する抽出ではありません*1。

第九に、時期の範囲があります*1。2025年4月7日時点の回答であり、それより後の傾向は読めません*1。

引き継げる形に1つだけ直す4段

ここまでの分布を、自社の手順に落とします*2。

レガシーシステムの可視化状況(出典:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査」企業向け Q5-8)。単一回答。対象は384件(Q5-2でレガシーを保有している322件と過去に保有していた62件の合計)で、その前段としてユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の合わせて682件だけがレガシーの設問の対象。ベンダー系117件は回答対象外で空欄。比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値。丸めた比率を足すと99.9になるため補数は使わない。2025年度の調査にはこの設問がないため2024年度の値を使用。示された値を用いて表を作成する編集・加工を筆者が実施
区分 システム仕様 業務オペレーションやプロセス
変更毎に最新化されているが、部分的に可視化されていないものが存在する 113件/29.4% 111件/28.9%
変更毎に最新化され、大部分が可視化されている 71件/18.5% 67件/17.4%
大部分が可視化されていない 65件/16.9% 60件/15.6%
一度可視化したが最新化されておらず、情報が古いままである 59件/15.4% 68件/17.7%
わからない 57件/14.8% 63件/16.4%
全く可視化されていない 19件/4.9% 15件/3.9%

1段目は、引き継ぎ先が決まっていないシステムを1つ選ぶことです。全部を棚卸しする前に、担当が1人しかいない1つに絞ります。

2段目は、仕様と業務手順のどちらが古いかを確かめることです。両方を同時に直そうとすると終わりません。

3段目は、書き直す作業と決める作業を分けることです。読んで書く手と、どこまで残すかの決めを切り離します。

4段目は、書き直す側を期間で区切って外へ出すことです。作業量が読める部分から動かします。

2段目で片方に絞る理由は、分布に出ています*2。最新でない側はどちらも37.2%で、片方だけが悪いという形ではありません*2。

1段目を1つに絞る理由も分布にあります*2。上端が「部分的に可視化されていない」なので、抜けを埋める作業は範囲を決めないと広がります*2。

4段目を外に出す理由はここです*2。揃っている側は2割弱で、社内に読み書きの余力がある前提は置きにくい水準です*2。

実務では、3段目と4段目が外部要員の枠になります。フリーランスを含む業務委託は、この枠と相性があります。範囲と期間を区切って渡し、片づいたら戻せるためです。

逆に、1段目と2段目を渡すと、どこまで残すかの決めが外に出ます。範囲の決めは社内に置きます。

刷新が止まる理由はレガシー刷新を止めるのは理解不足ではなく要員の不足で別の年度の設問を扱っています。

離脱の前に何を確かめるかは担当者の離脱に備える3つの確認、技術情報は41.2%が個人依存で整理しています。

変更管理の側は開発の遅延の原因、変更管理ができているのは51.9%で出しています。

部品側の面倒を見る手は、OSSの人材不足|21.5%、経営層の理解不足は2.5%で同じ調査群の別の設問を扱っています。

最後に範囲を添えておきます*1。この調査は2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施され、企業799件の回答があったものです*1。

まとめ:片方に絞って、読み書きの手を外に出す

第一に、資料です。IPAの「2024年度ソフトウェア動向調査」は2025年2月27日公開・2025年4月25日最終更新で、2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施され、2025年4月7日時点で企業799件・個人74件の計873件の回答がありました。この記事は企業向けの799件だけを扱い、回答は匿名化されてオープンデータとして公開されています。第二に、数値の出どころです。比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値です。2025年度の調査にはこの可視化状況を聞く設問がないため、2024年度の値を使いました。第三に、絞り込みです。レガシーの設問はユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の合わせて682件が対象で、ベンダー系117件は回答対象外でした。可視化状況はさらに、レガシーを保有している322件と過去に保有していた62件の合計384件が対象です。第四に、有無です。682件のうち「保有している」が322件47.2%、「以前から保有していない」と「わからない」がそれぞれ149件21.8%、「過去に保有していた」が62件9.1%でした。保有と過去保有を足すと384件で、682件に対して56.3%です。第五に、仕様です。上端は「変更毎に最新化されているが、部分的に可視化されていないものが存在する」の113件29.4%でした。「変更毎に最新化されている」2区分を足すと184件47.9%、「情報が古い」「大部分が可視化されていない」「全く可視化されていない」の3区分を足すと143件37.2%です。第六に、業務手順です。同じまとめ方で178件46.4%と143件37.2%になり、最新でない側は件数も比率もシステム仕様と一致しました。これは同じ384件を母数にしているため起きた一致で、同じ企業が両方でそう答えたという意味ではありません。第七に、僅差です。揃っている区分だけを見ると18.5%と17.4%で差は1.1ポイント、まとめた側でも47.9%と46.4%で差は1.5ポイントなので、どちらが整っているかは論じません。

LASSICに相談するメリット

どちらが古いかを確かめたあと、読んで書き直す手を誰が持つかが残ります。揃っている側が2割弱という段階では、社内の余力を待つより範囲と期間を区切って手を借りるほうが引き継ぎが進みます。

Remoguは、株式会社LASSICが運営するフリーランス・業務委託のITプロ人材サービスです。リモート前提で全国から登録が集まっており、登録数は約20,000名規模、毎月およそ400名が新たに加わっています。登録者は実務5年以上のミドル〜ハイレイヤーが中心で、約8割が開発系(SE・PM・テックリードなど)。バックエンドからインフラ、AI・データ領域まで揃っているため、「この工程を任せられる人」を役割単位で指名できます。人材ニーズの発生から4時間以内に候補者を提案し、最短1週間で稼働まで進みます(条件によっては実現できない場合があります)。月0.1人月から0.2人月といった小さな関わり方も組み合わせられるので、判断は社内に残したまま、手が要る工程だけを期間を区切って外に出す形が取れます。法人と個人にそれぞれ担当がつく分業体制で、参画したあとの稼働まで見ます。要件が固まっていない段階でも、何に困っているかから一緒に言語化して人材像を設計します。

この記事の調べ方(参照した一次情報)

担当が抜けたシステムを引き継ぐときに図面がいつの版か分からない状態について、IPAの「2024年度ソフトウェア動向調査」の公開ページ、企業向けの調査結果のCSV、設問一覧を突き合わせて整理しました。公開日、最終更新日、調査期間、回答件数、オープンデータとして公開されている方針はいずれも公開ページから確認しています。この記事の比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値であることを、本文、図、表のcaption、出典の4か所に明記しました。レガシーの設問が企業種別で対象を絞られており、ユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の合わせて682件だけが対象で、ベンダー系117件が回答対象外の空欄になっていることを設問一覧とCSVの両方で確認したうえで、母数を分けて書いています。可視化状況はさらにレガシーを保有している322件と過去に保有していた62件の合計384件が対象であり、CSVでこの384件が可視化状況に回答した行と完全に一致することも確認しました。184件47.9%、178件46.4%、143件37.2%、384件56.3%、1.1ポイント、1.0ポイント、1.5ポイントはいずれも集計値からこの記事でまとめ直した値です。システム仕様と業務手順で最新でない側が同じ143件37.2%になった点については、同じ384件を母数にしているため起きた一致であり、同一企業の回答を突き合わせた値ではないと本文と図に明記し、企業ごとの組み合わせは断定していません。揃っている区分の18.5%と17.4%、下端の4.9%と3.9%、まとめた側の47.9%と46.4%はいずれも差が1.5ポイント以内であるため、どちらが整っているかという順位は書いていません。単一回答ですが丸めた比率を足すと99.9になるため、補数を求める計算はしていません。ドキュメントの量や粒度、古さの程度、可視化と引き継ぎやすさの関係はいずれも設問に含まれないため書いていません。2025年度の調査にはこの可視化状況を聞く設問がないため2024年度の値を使っていることも記載しました。回答は任意のもので母集団を代表する抽出ではないこと、2025年4月7日時点の回答であることも記載しています。

よくある質問

レガシーシステムの仕様はどれくらい最新化されていますか。

IPAの2024年度ソフトウェア動向調査の公開データを集計すると、「変更毎に最新化されている」と書かれた2区分の合計が184件で47.9%でした。対象は384件で、レガシーを保有しているか過去に保有していた企業です。比率は公開されているCSVから筆者が集計した値です(確認日2026年9月9日)。

最新でない側はどれくらいですか。

「一度可視化したが情報が古いままである」「大部分が可視化されていない」「全く可視化されていない」の3区分を足すと143件で37.2%でした。業務オペレーションやプロセスの側も同じ143件37.2%になりますが、これは同じ384件を母数にしているため起きた一致です。

レガシーを保有している企業はどれくらいですか。

682件のうち322件で47.2%でした。「わからない」と「以前から保有していない」がそれぞれ149件21.8%、「過去に保有していたが今は保有していない」が62件9.1%です。682件はユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件で、ベンダー系117件はこの設問の対象外です。

仕様と業務手順のどちらが整っていますか。

そこまでは書けません。揃っている区分だけを見ると18.5%と17.4%で差は1.1ポイント、まとめた側でも47.9%と46.4%で差は1.5ポイントです。どちらも同じ水準だという読み方にとどめています。

なぜ2024年度のデータを使っているのですか。

2025年度の調査にはこの可視化状況を聞く設問がないためです。2025年度のレガシー関連の設問は有無・影響・刷新の課題に絞られており、可視化状況を6区分で聞いたのは2024年度でした。

要員体制のご相談を

どちらが古いかを確かめたあと、読んで書き直す手をどこから外に出すか。範囲と期間の切り方から担当が一緒に検討します。

無料相談はこちら

出典

  1. *1 参考:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査」調査結果データの公開と分析レポートの募集(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/software-engineering/result-software2024.html)。公開日2025年2月27日・最終更新日2025年4月25日・調査期間2024年12月17日から2025年2月14日・2025年4月7日時点で企業799件と個人74件の計873件の回答・匿名化してオープンデータとして公開し分析レポートを募集しているという方針の一次情報として(2026年9月確認)
  2. *2 参考:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査 企業向け 調査結果(選択肢項目文字列)」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/software-engineering/h5f8pg00000028n8-att/software2024-c-result-data-str.csv)。Q5-2とQ5-8の回答を集計した元データとして。この記事の件数・比率・まとめ直した区分はこのCSVから筆者が集計した値であり、資料に印字された比率ではない。示された値を用いた図表の作成という編集・加工を筆者が実施(2026年9月確認)
  3. *3 参考:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査 企業向け 設問一覧」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/software-engineering/h5f8pg00000028n8-att/software2024-c-questions.xlsx)。Q5-2とQ5-8の設問文・選択肢・回答種別・企業種別による回答対象の条件の確認として。2025年度の設問一覧との比較で可視化状況の設問が2024年度のみであることの確認にも使用(2026年9月確認)
  4. *4 参考:IPA「ソフトウェア開発関連調査」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/index.html)。この調査が置かれている調査群の構成と、年度ごとに調査が公開されていることの確認として(2026年9月確認)




View