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2026.09.09 採用支援コラム

レガシー移行に必要な人材の違い、設計43.8%と製造7.3%




監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事の結論

  • 必要な人材は設計が43.8%:168件です*2。
  • 製造は7.3%で28件:差は36.5ポイントです*2。
  • 稼働21年以上が37.2%:11年以上で71.1%です*2。

※ 本記事は2026年9月時点の公式情報(省庁・公的機関・ベンダー公式ドキュメント)に基づきます。

担当が抜けたシステムを来週から引き継ぐ。動いているのは20年以上前に作られたものだった。よくある詰まり方です。

そこで足りないのは、作れる人ではありません。何がどうつながっているかを読み解ける人です。

手がかりは、レガシーシステムを移行するときに最も必要な人材を企業に聞いた設問です。

IPAの調査データを集計すると、上端はビジネスアーキテクトやITアーキテクトで43.8%でした*2。168件です*2。

作る側は7.3%です*2。製造が28件で、差は36.5ポイントになります*2。

古い交換機の端子盤に太いケーブルが差し込まれている様子を白黒で写したもの

動いているのは20年以上前に作られたもの

引き継ぎの相手は、たいてい古い仕組みです。新しいものは作った本人がまだ社内にいます。

古いものは事情が違います。作った人も、直した人も、もういないことがあります。

IPA「2024年度ソフトウェア動向調査」の企業向け調査のQ5-14・Q5-7・Q5-5・Q5-6から作成した図。この調査は2025年2月27日公開・2025年4月25日最終更新で、2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施され、2025年4月7日時点で企業799件と個人74件の計873件の回答があり、匿名化してオープンデータとして公開され分析レポートが募集されていること、この記事は企業向けの799件だけを扱い個人向けの74件は含めないこと、比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値であること、絞り込みが3段であり1段目は企業種別でユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の682件、2段目はレガシーを保有しているか過去に保有していた384件、3段目は経営上およびビジネス上最も重要と考えられるレガシーシステムを1つ思い浮かべて答える形式であり企業の保有システム全体ではなく選ばれた1システムについての回答であること、過去に保有していた企業は過去の移行時のシステムを想定して答えるよう指示されていること、いずれも単一選択で丸めた比率の合計は99.9から100.1になるため補数を使わないこと、移行する際に最も必要と考えられる人材のスキル種別としてビジネスアーキテクトやITアーキテクトが168件で43.8・プロジェクト管理が108件で28.1・運用が43件で11.2・製造が28件で7.3・わからないが26件で6.8・その他が6件で1.6・データサイエンティストが5件で1.3であること、設計する側の43.8と作る側の7.3の差が36.5ポイントであり件数では168件と28件で6.00倍であること、設計する側とプロジェクト管理の差が15.7ポイントであること、選ばれたシステムの稼働年数が21年以上で143件37.2・11年から20年で130件33.9・わからないで54件14.1・6年から10年で44件11.5・3年未満で8件2.1・3年から5年で5件1.3であること、21年以上と11年から20年を足すと273件で71.1になること、規模はわからないが249件で64.8と上端であり1000KSLOC以上が89件で23.2・100KSLOC以上500KSLOC未満が19件で4.9・100KSLOC未満が17件で4.4・500KSLOC以上1000KSLOC未満が10件で2.6であること、わからない64.8と1000KSLOC以上23.2の差が41.6ポイントであること、同程度の規模のレガシーを他にも保有しているかについて1から5システムが132件で34.4・他には保有していないが105件で27.3・わからないが66件で17.2・6から10システムが42件で10.9・11システム以上が39件で10.2であること、個数を答えた3区分を足すと213件で55.5になること、143件37.2という値は同じ384件を母数にした別の設問にも現れるが指すものが違うこと、引き継ぐ手を1つ決める4段が引き継ぐ相手のシステムを1つ選ぶ・稼働年数と規模が分かるかを確かめる・読み解く作業と決める作業を分ける・読み解く側を期間で区切って外へ出す順であること、この集計から読めないのは選ばれた1システム以外の実態・規模がわからない理由・スキル種別の人数や期間・移行の成否との関係・産業別や規模別の内訳・回答企業の偏り・2025年4月7日より後の傾向であることをまとめた図

この実態を集計した資料があります*1。IPAの「2024年度ソフトウェア動向調査」です*1。

公開日も示されています*1。2025年2月27日公開で、最終更新日は2025年4月25日と示されています*1。

調査の時期も書かれています*1。2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施されたものです*1。

回答の件数も示されています*1。2025年4月7日時点で企業799件、個人74件の計873件でした*1。

この記事が扱うのは企業向けだけです*1。799件の側で、個人向けの74件は含めません*1。

データの扱いも書かれています*1。回答を匿名化してオープンデータとして公開し、分析レポートを募集しているとされています*1。

今回見るのは第5章のレガシーの設問です*3。移行に必要な人材、稼働年数、規模、同程度のシステムの個数を扱います*3。

絞り込みは3段、答えているのは1システムについて

数値の出どころを先に決めます*2。この記事の比率は、公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値です*2。

絞り込みは3段です*3。1段目は企業種別で、ユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の合わせて682件が対象でした*2。

2段目は保有の有無です*2。レガシーを保有しているか過去に保有していた384件が、以降の設問の対象になります*2。

3段目が重要です*3。設問は「保有しているレガシーシステムのうち、経営上及びビジネス上最も重要と考えられるシステムを一つ思い浮かべて」と指示しています*3。

つまり企業の保有分すべてではありません*3。回答者が選んだ1システムについての回答です*3。

過去に保有していた企業への指示もあります*3。その場合は過去の移行時のシステムを想定して答えるよう書かれています*3。

選択肢の形も確かめます*3。今回の4つはいずれも単一選択です*3。

丸めも断ります*2。丸めた比率を足すと99.9から100.1になるため、補数は使いません*2。

稼働21年以上が37.2%、11年以上で71.1%

選ばれたシステムの稼働年数から見ます*2。「21年以上」が143件で37.2%でした*2。

2番目も長い側です*2。「11~20年」が130件で33.9%になります*2。

足すとこうなります*2。143件と130件で273件、71.1%です*2。この足し算はこの記事で行ったものです*2。

短い側は少数でした*2。「6~10年」が44件で11.5%、「3年未満」が8件で2.1%、「3~5年」が5件で1.3%です*2。

判断できない側もあります*2。「わからない」が54件で14.1%でした*2。

実務に引き寄せます。引き継ぐ相手が10年以上動いている確率は7割です*2。作った当時の担当が残っている前提は置けません*2。

1つ断ります*2。143件37.2%という値は、同じ384件を母数にした別の設問にも現れます*2。指しているものは違うので、混ぜて読まないようにします*2。

規模は64.8%が「わからない」

次は大きさです*2。上端は「わからない」で249件、64.8%でした*2。

数字で答えた側の上端も示されています*2。「1,000KSLOC以上」が89件で23.2%です*2。

単位の定義も設問に書かれています*3。SLOCはソフトウェアのコード行数を示し、KSLOCは1,000行の単位を表したものとされています*3。

残りは少数でした*2。「100KSLOC以上500KSLOC未満」が19件で4.9%、「100KSLOC未満」が17件で4.4%、「500KSLOC以上1,000KSLOC未満」が10件で2.6%です*2。

差を計算します*2。64.8%から23.2%を引くと41.6ポイントです*2。この引き算はこの記事で行ったものです*2。

読み方はこうです*2。経営上最も重要と自分で選んだシステムでも、大きさを答えられない側が3分の2近くを占めるという分布です*2。

実務での意味はこうです。見積の前に規模が出てこないと、期間も要員数も置けません。読み解く作業が最初に来ます。

ただし資料からは、答えられない理由は読めません*3。規模の区分を聞いた設問で、理由は示されていません*3。

同程度のものが他にもある側が55.5%

数も聞かれています*3。同程度の規模のレガシーを他にも保有しているかという設問です*3。

上端は少数側でした*2。「1~5システム」が132件で34.4%です*2。

2番目は無い側です*2。「他には保有していない」が105件で27.3%になります*2。

多い側も一定数あります*2。「6~10システム」が42件で10.9%、「11システム以上」が39件で10.2%でした*2。

判断できない側もあります*2。「わからない」が66件で17.2%です*2。

個数を答えた3区分を足します*2。132件と42件と39件で213件、55.5%です*2。この足し算もこの記事で行ったものです*2。

読み方はこうです*2。同程度のものが他にもある側が半分を超えるので、1つ引き継いで終わりにならない企業のほうが多いという分布です*2。

必要な人材は設計43.8%、作る側は7.3%

人材の側を見ます*3。移行する際に最も必要と考えられるスキル種別を1つ選ぶ設問です*3。

上端は設計する側でした*2。「ビジネスアーキテクト、ITアーキテクト」が168件で43.8%です*2。

設問には説明も付いています*3。業務プロセスやシステム全体、システム移行、システム刷新の手段を設計するスキルとされています*3。

2番目は回す側です*2。「プロジェクト管理」が108件で28.1%になります*2。計画立案、進捗管理、リソース調整に関するスキルです*3。

3番目は運用です*2。43件で11.2%でした*2。

作る側は4番目です*2。「製造」が28件で7.3%です*2。システム開発・構築に関するスキルとされています*3。

残りも並べます*2。「わからない」が26件で6.8%、「その他」が6件で1.6%、「データサイエンティスト」が5件で1.3%でした*2。

もう1つ断ります*3。既に移行が完了している企業には、特に重要な役割を果たした人材を選ぶよう指示があります*3。

差は36.5ポイント、件数では6.00倍

上端と作る側を比べます*2。43.8%から7.3%を引くと36.5ポイントです*2。

件数でも見ます*2。168件を28件で割ると6.00倍になります*2。いずれもこの記事で計算した値です*2。

2番目との差も出しておきます*2。43.8%から28.1%を引くと15.7ポイントです*2。

読み方はこうです*2。移行で最初に必要とされるのは、手を動かす人より全体の作りを設計できる人だという並びです*2。

実務に引き寄せます。引き継ぎで人を足すとき、作れる人を先に入れても手が止まります。何をどう置き換えるかが決まっていないためです。

ただし資料からは、人数や期間は読めません*3。最も必要なスキル種別を1つ選ぶ設問で、何人を何か月という規模は示されていません*3。

この集計から読めないこと

使う前に、限界を並べておきます*2。

第一に、選ばれた1システム以外の実態が読めません*3。回答者が経営上最も重要と考えるものを1つ選んで答えています*3。

第二に、規模が答えられない理由が分かりません*3。区分を聞いた設問で、理由は示されていません*3。

第三に、スキル種別の人数や期間が読めません*3。最も必要な1つを選ぶ形式です*3。

第四に、移行の成否との関係が読めません*3。うまくいったかどうかを結びつけた設問ではありません*3。

第五に、稼働年数と規模の組み合わせを出していません*2。この記事はそれぞれの分布までを扱います*2。

第六に、産業別や規模別の内訳を出していません*2。層別は企業種別による対象の絞り込みまでです*2。

第七に、対象が絞られています*2。682件はユーザー企業とユーザー系情報システム子会社で、ベンダー系117件は含みません*2。

第八に、回答企業の偏りが残ります*1。任意の回答であり、母集団を代表する抽出ではありません*1。

第九に、時期の範囲があります*1。2025年4月7日時点の回答であり、それより後の傾向は読めません*1。

引き継ぐ手を1つ決める4段

ここまでの分布を、自社の手順に落とします*2。

レガシーシステムを移行する際に最も必要と考えられる人材のスキル種別(出典:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査」企業向け Q5-14)。単一選択。対象は384件(レガシーを保有している322件と過去に保有していた62件)で、その前段としてユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の合わせて682件だけがレガシーの設問の対象。ベンダー系117件は回答対象外。設問は経営上及びビジネス上最も重要と考えられるレガシーシステムを1つ思い浮かべて答える形式で、既に移行が完了している企業には特に重要な役割を果たした人材を選ぶよう指示がある。比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値。丸めた比率を足すと100.1になるため補数は使わない。ポイント差と倍率は集計値から筆者が計算。示された値を用いて表を作成する編集・加工を筆者が実施
スキル種別 件数 比率
ビジネスアーキテクト、ITアーキテクト(業務プロセスやシステム全体・システム移行・システム刷新の手段を設計するスキル) 168件 43.8%
プロジェクト管理(計画立案、進捗管理、リソース調整に関するスキル) 108件 28.1%
運用(運用設計やシステムの保守に関するスキル) 43件 11.2%
製造(システム開発・構築に関するスキル) 28件 7.3%
わからない 26件 6.8%
その他 6件 1.6%
データサイエンティスト(データモデリングやデータ利用設計に関するスキル) 5件 1.3%

1段目は、引き継ぐ相手のシステムを1つ選ぶことです。全部を並べる前に、担当が抜けた1つに絞ります。

2段目は、稼働年数と規模が分かるかを確かめることです。年数は台帳に残っていても、行数は誰も知らないことがあります。

3段目は、読み解く作業と決める作業を分けることです。何がどうつながっているかを調べる手と、どこまで置き換えるかの決めを切り離します。

4段目は、読み解く側を期間で区切って外へ出すことです。作業量が読める部分から動かします。

2段目を先に置く理由は、分布に出ています*2。規模を「わからない」とした側が64.8%で、経営上最も重要と自分で選んだシステムでも大きさが出てこない水準です*2。

1段目を1つに絞る理由も分布にあります*2。同程度のものが他にもある側が55.5%なので、全部を同時に見る前提は置けません*2。

3段目で決めを残す理由はここです*2。最も必要な人材として挙がるのは設計する側の43.8%で、作る側は7.3%にとどまります*2。置き換え方の決めは社内に残す部分です*2。

実務では、3段目と4段目が外部要員の枠になります。フリーランスを含む業務委託は、この枠と相性があります。範囲と期間を区切って渡し、片づいたら戻せるためです。

逆に、1段目と2段目を渡すと、どれを引き継ぐかの決めが外に出ます。対象の選び方は社内に置きます。

同じ384件での仕様の可視化はレガシーの仕様書を引き継ぐ手順、可視化は47.9%で扱っています。143件37.2%はこちらにも別の設問の値として出てきます。

刷新が止まる理由はレガシー刷新を止めるのは理解不足ではなく要員の不足で別の年度の設問を出しています。

人手をどう足すかの方針はIT人材不足の対応とは、中途54.2%と外部委託44.1%で同じ調査の別の設問を整理しています。

離脱の前に何を確かめるかは、担当者の離脱に備える3つの確認、技術情報は41.2%が個人依存で扱っています。

最後に範囲を添えておきます*1。この調査は2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施され、企業799件の回答があったものです*1。

まとめ:規模が出るかを先に確かめて、読み解く手を外に出す

第一に、資料です。IPAの「2024年度ソフトウェア動向調査」は2025年2月27日公開・2025年4月25日最終更新で、2024年12月17日から2025年2月14日にかけて実施され、2025年4月7日時点で企業799件・個人74件の計873件の回答がありました。この記事は企業向けの799件だけを扱い、回答は匿名化されてオープンデータとして公開されています。第二に、数値の出どころです。比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値です。第三に、絞り込みです。ユーザー企業662件とユーザー系情報システム子会社20件の合わせて682件が対象で、ベンダー系117件は回答対象外でした。レガシーの設問はさらに、保有している322件と過去に保有していた62件の合計384件が対象です。そのうえで設問は経営上及びビジネス上最も重要と考えられるレガシーシステムを1つ思い浮かべて答える形式なので、企業の保有分すべてではありません。第四に、稼働年数です。「21年以上」が143件37.2%、「11~20年」が130件33.9%で、足すと273件71.1%になります。「わからない」は54件14.1%、「6~10年」は44件11.5%、「3年未満」は8件2.1%、「3~5年」は5件1.3%でした。第五に、規模です。上端は「わからない」の249件64.8%で、数字で答えた側の上端は「1,000KSLOC以上」の89件23.2%、差は41.6ポイントです。第六に、個数です。「1~5システム」が132件34.4%、「他には保有していない」が105件27.3%で、個数を答えた3区分を足すと213件55.5%になります。第七に、人材です。最も必要と考えられるスキル種別はビジネスアーキテクト・ITアーキテクトが168件43.8%で上端、プロジェクト管理が108件28.1%、運用が43件11.2%、製造が28件7.3%でした。上端と製造の差は36.5ポイント、件数では6.00倍、上端とプロジェクト管理の差は15.7ポイントです。

LASSICに相談するメリット

稼働年数と規模を確かめたあと、何がどうつながっているかを読み解く手を誰が持つかが残ります。最も必要な人材として設計する側が挙がる一方で作る側は7.3%という段階では、作れる人を先に入れるより読み解ける手を期間で借りるほうが進みます。

Remoguは、株式会社LASSICが運営するフリーランス・業務委託のITプロ人材サービスです。リモート前提で全国から登録が集まっており、登録数は約20,000名規模、毎月およそ400名が新たに加わっています。登録者は実務5年以上のミドル〜ハイレイヤーが中心で、約8割が開発系(SE・PM・テックリードなど)。バックエンドからインフラ、AI・データ領域まで揃っているため、「この工程を任せられる人」を役割単位で指名できます。人材ニーズの発生から4時間以内に候補者を提案し、最短1週間で稼働まで進みます(条件によっては実現できない場合があります)。月0.1人月から0.2人月といった小さな関わり方も組み合わせられるので、判断は社内に残したまま、手が要る工程だけを期間を区切って外に出す形が取れます。法人と個人にそれぞれ担当がつく分業体制で、参画したあとの稼働まで見ます。要件が固まっていない段階でも、何に困っているかから一緒に言語化して人材像を設計します。

この記事の調べ方(参照した一次情報)

担当が抜けた古いシステムを引き継ぐ状況について、IPAの「2024年度ソフトウェア動向調査」の公開ページ、企業向けの調査結果のCSV、設問一覧を突き合わせて整理しました。公開日、最終更新日、調査期間、回答件数、オープンデータとして公開されている方針はいずれも公開ページから確認しています。この記事の比率は公開されている調査結果のCSVから筆者が集計した値であることを、本文、図、表のcaption、出典の4か所に明記しました。レガシーの設問が企業種別で対象を絞られており682件が対象でベンダー系117件が回答対象外であること、さらに保有している322件と過去に保有していた62件の合計384件が対象であることを、設問一覧とCSVの両方で確認しています。そのうえでこれらの設問が経営上及びビジネス上最も重要と考えられるレガシーシステムを1つ思い浮かべて答える形式であり、企業の保有分すべてを表す値ではないことを本文と図と表のcaptionに明記しました。過去に保有していた企業には過去の移行時のシステムを想定して答えるよう指示があること、既に移行が完了している企業には特に重要な役割を果たした人材を選ぶよう指示があることも記載しています。273件71.1%、213件55.5%、36.5ポイント、15.7ポイント、41.6ポイント、6.00倍はいずれも集計値からこの記事で計算した値です。いずれも単一選択で、丸めた比率を足すと99.9から100.1になるため補数を求める計算はしていません。143件37.2%という値が同じ384件を母数にした別の設問にも現れる点については、指しているものが違うと断り、その記事へ内部リンクを張りました。規模を答えられない理由、スキル種別の人数や期間、移行の成否との関係、稼働年数と規模の組み合わせはいずれも設問に含まれないため書いていません。回答は任意のもので母集団を代表する抽出ではないこと、2025年4月7日時点の回答であることも記載しています。

よくある質問

レガシー移行に最も必要な人材は何ですか。

IPAの2024年度ソフトウェア動向調査の公開データを集計すると、「ビジネスアーキテクト、ITアーキテクト」が168件で43.8%と上端でした。次が「プロジェクト管理」の108件28.1%、「運用」の43件11.2%、「製造」の28件7.3%です。対象は384件、最も必要な1つを選ぶ単一選択です(確認日2026年9月9日)。

設計する側と作る側でどれくらい違いますか。

43.8%と7.3%で差は36.5ポイント、件数では168件と28件で6.00倍です。プロジェクト管理との差は15.7ポイントでした。この差と倍率は集計値から計算したもので、資料に印字された値ではありません。

引き継ぐレガシーはどれくらい古いのですか。

選ばれたシステムの稼働年数は「21年以上」が143件37.2%、「11~20年」が130件33.9%で、足すと273件71.1%になります。「わからない」は54件14.1%です。

システムの規模は把握されているのですか。

上端は「わからない」の249件64.8%でした。数字で答えた側の上端は「1,000KSLOC以上」の89件23.2%で、差は41.6ポイントです。経営上最も重要と回答者自身が選んだシステムでも、大きさを答えられない側が3分の2近くを占めます。

この数字は企業が持つレガシー全体の話ですか。

違います。設問は「経営上及びビジネス上最も重要と考えられるシステムを一つ思い浮かべて」と指示しており、回答者が選んだ1システムについての回答です。過去に保有していた企業は過去の移行時のシステムを想定して答えるよう指示されています。

要員体制のご相談を

稼働年数と規模を確かめたあと、読み解く手をどこから外に出すか。範囲と期間の切り方から担当が一緒に検討します。

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出典

  1. *1 参考:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査」調査結果データの公開と分析レポートの募集(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/software-engineering/result-software2024.html)。公開日2025年2月27日・最終更新日2025年4月25日・調査期間2024年12月17日から2025年2月14日・2025年4月7日時点で企業799件と個人74件の計873件の回答・匿名化してオープンデータとして公開し分析レポートを募集しているという方針の一次情報として(2026年9月確認)
  2. *2 参考:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査 企業向け 調査結果(選択肢項目文字列)」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/software-engineering/h5f8pg00000028n8-att/software2024-c-result-data-str.csv)。Q5-14・Q5-7・Q5-5・Q5-6の回答を集計した元データとして。この記事の件数・比率・ポイント差・倍率・まとめ直した区分はこのCSVから筆者が集計・計算した値であり、資料に印字された比率ではない。示された値を用いた図表の作成という編集・加工を筆者が実施(2026年9月確認)
  3. *3 参考:IPA「2024年度ソフトウェア動向調査 企業向け 設問一覧」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/software-engineering/h5f8pg00000028n8-att/software2024-c-questions.xlsx)。Q5-3からQ5-14の設問文・選択肢・回答種別(単一選択)・企業種別による回答対象の条件、経営上及びビジネス上最も重要と考えられるシステムを1つ思い浮かべて答える形式であること、過去保有企業への指示、SLOCとKSLOCの定義の確認として(2026年9月確認)
  4. *4 参考:IPA「ソフトウェア開発関連調査」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/index.html)。この調査が置かれている調査群の構成と、年度ごとに調査が公開されていることの確認として(2026年9月確認)




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