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2026.09.04 採用支援コラム

変化する要件の14項目、上位2つは0.3ポイント差で並ぶ




監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

この記事の結論

  • 上位2つは0.3ポイント差:適用技術66.6%とセキュリティ66.3%です*1。
  • 14項目すべてで「やや」が多い:強く当てはまるより高い割合でした*1。
  • 101人以上は12項目で上端:従業員数の多い層で値が高く出ています*1。

※ 本記事は2026年9月時点の公式情報(省庁・公的機関・ベンダー公式ドキュメント)に基づきます。

要件の変更が、1つずつ来るなら順に片づきます。

実際には、規格の追加とセキュリティの見直しと接続先の増加が同じ月に来ます。どれも急ぎではないのに、全部が止まりません。

手がかりは、どんな要件が変化しているかを企業に聞いた調査です。

IPAの調査では、上位が適用技術の複雑化・高度化で66.6%、セキュリティ/プライバシー保護の強化で66.3%でした*1。差は0.3ポイントです*1。

そして14項目のどれを見ても、「やや当てはまる」が「当てはまる」を上回っています*1。少しずつ同時に来る、という形の分布です*1。

淡い青緑と白と濃紺が曲線で分かれる抽象的な画

1つずつ来ない

変更が1件なら、担当を決めて終わりです。困るのは重なったときです。

どれも単体では大きくありません。ところが3つ4つ並ぶと、判断する人の時間が先に尽きます。

IPA「2022年度組込み/IoTに関する動向調査」のQ18から作成した図。2023年6月12日発行で2023年7月25日に一部改版されたこと、調査期間が2022年11月から12月で調査票の配布が7864件・回答が1214件であること、回答者が経営層や事業部門の責任者であること、集計対象がユーザー企業・メーカー企業・サブシステム提供企業・サービス提供企業・その他の5区分であること、Q18が14の項目それぞれについて当てはまる・やや当てはまる・あまり当てはまらない・当てはまらない・どちらともいえないの5段階から選ぶ形であること、比率はPowerPoint版に収録されたグラフのデータ値で図中の表示は整数に丸められていること、上位2区分の合計は丸める前の値から算出したため表の2つを足した数と0.1違う行が3つあること、各区分を小数点以下1桁に丸めたため行の合計が99.9から100.1の幅になること、従業員数別の3つが別々の企業の集まりであること、上記の値を用いて図を作成する編集と加工を筆者が行ったこと、Q18の全体はN1110で上位2区分の合計が適用技術の複雑化・高度化66.6で当てはまる27.2とやや39.4・回答数1073、セキュリティとプライバシー保護の強化66.3で当てはまる30.1とやや36.2・回答数1072、安全性の向上58.8で23.0と35.8・回答数1059、高速性と低遅延性の強化52.3で17.4と34.9・回答数1060、利用形態と利用方法の多様化50.8で17.2と33.7・回答数1060、部品の増加とプラットフォームの増加48.3で15.6と32.6・回答数1063、つながる対象の増加47.4で16.1と31.2・回答数1053、対応すべき規格等の増加43.8で11.7と32.1・回答数1050、運用時データの収集と活用拡大42.4で14.0と28.4・回答数1049、市場投入までの時間短縮40.4で12.4と28.0・回答数1050、開発と製造データの企業間共有への対応と強化36.7で9.9と26.8・回答数1056、出荷後と運用中の更新の迅速化34.1で11.4と22.7・回答数1049、仕向地と出荷先の拡大29.5で8.8と20.7・回答数1051、システムオブシステムズへの対応と強化24.8で6.7と18.1・回答数1046であること、その他の行は回答数23なので扱わないこと、14項目すべてでやや当てはまるが当てはまるを上回り上位2つが0.3ポイント差で当てはまるだけで並べるとセキュリティが上に来ること、従業員数別では適用技術が64.5と64.8と71.8で幅7.3・セキュリティが61.0と65.6と74.0で幅13.0・安全性が51.7と56.3と71.0で幅19.3・高速性が52.6と51.7と52.5で幅0.9・利用形態が51.3と48.3と53.5で幅5.2・部品が46.9と45.9と53.0で幅7.1・つながる対象が44.1と44.1と55.7で幅11.6・規格が42.8と40.5と49.2で幅8.7・運用時データが37.9と40.1と51.2で幅13.3・市場投入が38.3と35.4と49.3で幅13.9であること、101人以上の層が14項目のうち12項目で上端になること、同時に来る変更をさばく4段がいま来ている変更を14項目に当てはめ判断が要るものと手が要るものに分けて手が要る側を期間を区切って外へ出し残した側に社員の時間を寄せることであること、この集計から読めないのは変化への対応が別の設問であること・変化の大きさや時期・14項目が排他ではないこと・3つの層が別々の企業であること・組込みやIoT以外の分野や2022年より後の傾向であることをまとめた図

この形を集計した調査があります*1。IPAの「2022年度組込み/IoTに関する動向調査」で、2023年6月12日に発行されました*1。

改版も記録されています*1。2023年7月25日に一部の設問の記載が改められています*1。

調査の時期も示されています*1。2022年11月から12月にかけて実施されたものです*1。

規模も書かれています*1。調査票の配布は7,864件で、回答は1,214件でした*1。

回答者の立場も示されています*1。企業の経営層や事業部門の責任者を対象としたとされています*1。

配布先も書かれています*1。組込みやIoTに関する協会や団体に加盟している企業などに配られたとされています*1。

調査項目の狙いも示されています*1。企業活動の状況のほか、組込みやIoTの産業の動向を把握するためのものとされています*1。

今回見るのはQ18です*1。製品やサービスに関わる要件の変化について聞いた設問で、N=1,110でした*1。

設問の置かれ方も見ておきます*1。Q18は資料の中で「技術に関する取り組み」を扱う章の先頭に置かれています*1。

集計対象も設問ごとに書かれています*1。Q18はユーザー企業、メーカー企業、サブシステム提供企業、サービス提供企業、その他の5区分が対象です*1。

区分の中身も資料に定義があります*1。組込みやIoTの製品を利用して調達する側、製品を開発して提供する側、部品やサブシステムを提供する側、受託開発や教育研修や運用などのサービスを提供する側です*1。

なお、この変化にどう対応するかを聞いた設問は、同じ節の次に置かれています*1。この記事では扱う範囲を分け、変化そのものの分布だけを見ます*1。

14の項目と5段階

まず設問の中身を確かめます*1。Q18は、要件の変化として14の項目を並べ、それぞれ当てはまるかを聞く形です*1。

回答は5段階です*1。当てはまる、やや当てはまる、あまり当てはまらない、当てはまらない、どちらともいえないの5つから選びます*1。

この記事では上の2段階を足して見ます*1。つまり「当てはまる」と「やや当てはまる」を合わせた割合です*1。

項目名は資料の選択肢名をそのまま使いました*1。言い換えていません*1。

数値の出所も断っておきます*1。比率はPowerPoint版の資料に収録されたグラフのデータ値で、図中の表示は整数に丸められています*1。

丸め方も書いておきます*1。上位2区分の合計は丸める前の値から算出したため、表に載せた2つを足した数と0.1違う行が3つあります*1。各区分を小数点以下1桁に丸めているため、行の合計も99.9から100.1の幅になります*1。

出典はIPA「2022年度組込み/IoTに関する動向調査」です*1。示された値を用いて図と表を作成する編集と加工を筆者が行いました*1。

利用の条件も資料に書かれています*1。政府標準利用規約に準拠する形で、出典の記載と、編集や加工を行った場合はその旨の記載が求められています*1。

「その他」の行もありますが、回答数が23しかないため扱いません*1。少ない回答数の行で割合を論じても、意味のある差にならないためです*1。

14の項目は排他ではありません*1。それぞれに当てはまるかを答える形なので、足しても100%にはなりません*1。

上位2つは0.3ポイント差

全体の分布から見ます*1。上位は適用技術の複雑化・高度化で66.6%、次がセキュリティ/プライバシー保護の強化で66.3%でした*1。

差は0.3ポイントです*1。回答数はそれぞれ1,073と1,072で、ほぼ同じ大きさでした*1。

3番目からは水準が下がります*1。安全性の向上(機能安全への対応等)が58.8%、高速性/低遅延性の強化が52.3%、利用形態・利用方法の多様化が50.8%です*1。

中位も並べておきます*1。部品の増加、プラットフォームの増加が48.3%、つながる対象の増加が47.4%、対応すべき規格等の増加が43.8%でした*1。

その下も見ます*1。運用時データの収集・活用拡大が42.4%、市場投入までの時間短縮が40.4%、開発・製造データの企業間共有への対応・強化が36.7%です*1。

下端も並べます*1。出荷後・運用中の更新の迅速化(OTAなど)が34.1%、仕向地・出荷先の拡大が29.5%、システムオブシステムズへの対応・強化が24.8%でした*1。

行ごとに回答数が違います*1。1,046から1,073の幅があるため、隣り合う行の差を細かく論じることはしていません*1。

上端と下端の差は大きいものです*1。66.6%と24.8%なので、2倍を超えるひらきがあります*1。

組込みやファームウェアの開発そのものを外に出す場合の進め方は、組込み/ファームウェア開発の外注で扱っています。

どの指標で並べるかで順位が変わる

ここで内訳を見ておきます*1。適用技術の複雑化・高度化は、当てはまるが27.2%、やや当てはまるが39.4%でした*1。

セキュリティ/プライバシー保護の強化は形が違います*1。当てはまるが30.1%、やや当てはまるが36.2%です*1。

つまり「当てはまる」だけで並べると、セキュリティの30.1%が上に来ます*1。合計で並べたときとは順位が入れ替わります*1。

差も小さいものです*1。合計の側は0.3ポイント、当てはまるの側は2.9ポイントの差でした*1。

ですからこの2つは、差がついたものとしては扱えません*1。どちらが上かは、どの指標で並べるかで変わります*1。

もう1つ、14の行すべてに共通する形があります*1。どの項目でも「やや当てはまる」が「当てはまる」を上回っています*1。

いちばん強く出ている行でも同じです*1。セキュリティは30.1%と36.2%、適用技術は27.2%と39.4%でした*1。

下位の行はもっと差がひらきます*1。対応すべき規格等の増加は11.7%と32.1%で、ややの側が3倍近くを占めます*1。

読み方としては、強く困る項目が1つあるのではなく、少しずつが同時に来ている形になります*1。

ただし程度の基準は示されていません*1。当てはまるとやや当てはまるを分ける線は回答者の判断に任されているため、深刻さの比較はしていません*1。

従業員数で分けると101人以上が高い

この設問には従業員数別の集計も載っています*1。20人以下、21人から100人、101人以上の3つの層です*1。

上位の項目から見ます*1。適用技術の複雑化・高度化は64.5%、64.8%、71.8%でした*1。

セキュリティ/プライバシー保護の強化も同じ向きです*1。61.0%、65.6%、74.0%と上がります*1。

幅が大きいのは安全性の向上でした*1。51.7%、56.3%、71.0%で、上端と下端の差は19.3ポイントです*1。

14項目のうち12項目で、101人以上の層が3層の上端でした*1。

例外は2つあります*1。高速性/低遅延性の強化と、開発・製造データの企業間共有への対応・強化です*1。

高速性/低遅延性の強化はほとんど差がありません*1。52.6%、51.7%、52.5%で、幅は0.9ポイントでした*1。

幅の大きい側も並べておきます*1。市場投入までの時間短縮が13.9ポイント、運用時データの収集・活用拡大が13.3ポイント、セキュリティが13.0ポイントです*1。

回答数も添えておきます*1。20人以下が376から391、21人から100人が370から387、101人以上が296から303の幅でした*1。

3つの層は別々の企業の集まりです*1。規模が変わった企業を追いかけた集計ではありません*1。

理由も聞かれていません*1。なぜ層によって値が違うのかを尋ねた設問ではないため、因果については書けません*1。

規格や認証の側で何が動いているかは、IoT機器のセキュリティ規制で整理しています。

この集計から読めないこと

使う前に、限界を並べておきます*1。

第一に、対応の中身は含まれません*1。変化にどう対処したかを聞いた設問は別にあり、この記事では扱う範囲を分けています*1。

第二に、変化の大きさがわかりません*1。当てはまるかを聞いた設問で、どれくらい変わったかは示されていません*1。

第三に、時期も含まれません*1。いつから変化しているのかを尋ねた設問ではありません*1。

第四に、理由がありません*1。なぜ変化しているのかを尋ねた設問ではないため、因果については書いていません*1。

第五に、程度の基準が示されていません*1。当てはまるとやや当てはまるを分ける線は回答者の判断に任されています*1。

第六に、行ごとに回答数が違います*1。全体の集計では1,046から1,073の幅があり、設問のN=1,110とも一致しません*1。

第七に、3つの層は別々の企業です*1。同じ企業の変化ではないため、大きくなると要件も変わる、とは書けません*1。

第八に、範囲があります*1。この調査は組込みやIoTの分野が対象で、2022年11月から12月に実施されたものです*1。ほかの分野や、それより後の傾向は読めません*1。

第九に、回答しなかった企業の状況は含まれません*1。配布7,864件に対し回答は1,214件です*1。

なお、この設問には位置づけ別と、製品・サービスの提供先別の集計も載っています*1。この記事では扱いませんでした*1。

同時に来る変更をさばく4段

ここまでの分布を、自社の手順に落とします*1。

要件の変化 上位2区分の合計(出典:IPA「2022年度組込み/IoTに関する動向調査」Q18・N=1,110。項目名は調査の選択肢名のまま。合計はPowerPoint版のグラフのデータ値から筆者が算出。従業員数別の3層は別々の企業。示された値を用いて表を作成する編集・加工を筆者が行った)
項目 全体 ~20人 21~100人 101人~
適用技術の複雑化・高度化 66.6% 64.5% 64.8% 71.8%
セキュリティ/プライバシー保護の強化 66.3% 61.0% 65.6% 74.0%
安全性の向上(機能安全への対応等) 58.8% 51.7% 56.3% 71.0%
高速性/低遅延性の強化 52.3% 52.6% 51.7% 52.5%
利用形態・利用方法の多様化 50.8% 51.3% 48.3% 53.5%
部品の増加、プラットフォームの増加 48.3% 46.9% 45.9% 53.0%
つながる対象の増加 47.4% 44.1% 44.1% 55.7%
対応すべき規格等の増加 43.8% 42.8% 40.5% 49.2%
運用時データの収集・活用拡大 42.4% 37.9% 40.1% 51.2%
市場投入までの時間短縮 40.4% 38.3% 35.4% 49.3%

1段目は、いま来ている変更を14項目に当てはめることです。案件ごとの言い方ではなく、共通の名前に置き換えます。

2段目は、分けることです。判断が要るものと、手が要るものを一覧の上で切り分けます。

3段目は、手が要る側を期間を区切って外へ出すことです。作業量が読める部分から動かします。

4段目は、残した側に社員の時間を寄せることです。判断が要る項目に人を集めます。

この順番が要るのは、分布が「1つが強い」ではなく「同時に少しずつ」の形だからです*1。14項目のどれも、ややの側が多く出ていました*1。

強い項目が1つなら、そこに人を張れば片づきます。少しずつが同時に来る形では、判断する人の時間から先に足りなくなります。

ですから、増やすのは判断ではなく手のほうです。設計の決めや受け入れの可否は社内に残し、実装や検証の量を外に出します。

フリーランスを含む業務委託は、この形と相性があります。変更の波に合わせて人数を上下でき、片づいたら戻せるためです。

工程ごとにどこまで外に出しているかの分布は、工程別の内製化|設計開発テストだけ委託が34.4%で扱っています。

枠の人数を決めるときは、要員の計画から入ります。要員計画に必要な4つの数字と決める順番で手順を出しています。

最後に範囲を添えておきます*1。この調査は組込みやIoTの分野が対象で、2022年11月から12月に実施されたものです*1。ほかの分野やそれより後の傾向は読めません*1。

まとめ:増やすのは判断ではなく手のほう

第一に、資料です。IPAの「2022年度組込み/IoTに関する動向調査」は2023年6月12日に発行され、2023年7月25日に一部が改版されています。調査期間は2022年11月から12月で、調査票の配布は7,864件、回答は1,214件でした。回答者は企業の経営層や事業部門の責任者です。第二に、設問です。Q18は製品やサービスに関わる要件の変化として14の項目を並べ、それぞれ当てはまるかを5段階で聞いています。N=1,110で、集計対象はユーザー企業、メーカー企業、サブシステム提供企業、サービス提供企業、その他の5区分でした。第三に、数値の扱いです。比率はPowerPoint版の資料に収録されたグラフのデータ値で、図中の表示は整数に丸められています。上位2区分の合計は丸める前の値から筆者が算出したため、表の2つを足した数と0.1違う行が3つあります。第四に、上位です。適用技術の複雑化・高度化が66.6%、セキュリティ/プライバシー保護の強化が66.3%で、差は0.3ポイントでした。回答数は1,073と1,072です。第五に、順位です。「当てはまる」だけで並べるとセキュリティの30.1%が上に来るため、この2つは差がついたものとしては扱えません。第六に、14項目に共通する形です。どの項目でも「やや当てはまる」が「当てはまる」を上回っていました。第七に、下位です。仕向地・出荷先の拡大が29.5%、システムオブシステムズへの対応・強化が24.8%でした。第八に、従業員数別です。14項目のうち12項目で101人以上の層が上端で、安全性の向上は19.3ポイントの幅がありました。高速性/低遅延性の強化は0.9ポイントで、層による差がほとんどありません。第九に、限界です。変化への対応も、変化の大きさも時期も理由も含まれず、3つの層は別々の企業です。行ごとの回答数も1,046から1,073の幅があります。

LASSICに相談するメリット

変わりやすい項目を押さえたあと、動いた分の工数を誰が吸収するかが次の問題になります。社員だけで持つと、変更のたびに全体が止まります。

Remoguは、株式会社LASSICが運営するフリーランス・業務委託のITプロ人材サービスです。リモート前提で全国から登録が集まっており、登録数は約20,000名規模、毎月およそ400名が新たに加わっています。登録者は実務5年以上のミドル〜ハイレイヤーが中心で、約8割が開発系(SE・PM・テックリードなど)。バックエンドからインフラ、AI・データ領域まで揃っているため、「この工程を任せられる人」を役割単位で指名できます。人材ニーズの発生から4時間以内に候補者を提案し、最短1週間で稼働まで進みます(条件によっては実現できない場合があります)。月0.1人月から0.2人月といった小さな関わり方も組み合わせられるので、判断は社内に残したまま、手が要る工程だけを期間を区切って外に出す形が取れます。法人と個人にそれぞれ担当がつく分業体制で、参画したあとの稼働まで見ます。要件が固まっていない段階でも、何に困っているかから一緒に言語化して人材像を設計します。

この記事の調べ方(参照した一次情報)

要件の変更が同時に来て判断が追いつかない状態について、IPAの2022年度組込み/IoTに関する動向調査の公開ページと調査結果を突き合わせて整理しました。比率はPowerPoint版の資料に収録されたグラフのデータ値を用い、調査期間、配布数、回答数、回答者の立場、集計対象の区分、設問の5段階の定義も同じ資料から確認しています。上位2区分の合計は丸める前の値から筆者が算出したものであり、表に載せた2つを足した数と0.1違う行が3つあること、各区分を小数点以下1桁に丸めたため行の合計が99.9から100.1の幅になることも本文と図に明記しました。設問のN=1,110とは別に行ごとの回答数が示されており、1,046から1,073の幅があるため、隣り合う行の差は細かく論じていません。上位2つは合計で0.3ポイント差、「当てはまる」だけでは順位が入れ替わるため、どちらが上かは断定していません。当てはまるとやや当てはまるを分ける基準は示されていないため、深刻さの比較もしていません。回答数が23しかない「その他」の行は扱いませんでした。従業員数別の3つの層は別々の企業の集まりであり同じ企業を追った集計ではないため、規模が大きくなると要件も変わるという書き方はしていません。変化の理由も時期も資料にないため、因果については書いていません。14の項目は排他ではなく足しても100%にならないことも本文に記しました。変化への対応を聞いた設問は同じ節の次に置かれていますが、この記事では扱う範囲を分けています。調査は組込みやIoTの分野が対象で2022年11月から12月に実施されたものであり、ほかの分野やそれより後の傾向については書いていません。

よくある質問

要件の変化でいちばん多く挙がる項目は何ですか。

IPAの2022年度組込み/IoTに関する動向調査のQ18では、適用技術の複雑化・高度化が66.6%で上位でした。次がセキュリティ/プライバシー保護の強化の66.3%で、差は0.3ポイントです。回答数は1,073と1,072、設問のNは1,110でした(確認日2026年9月4日)。

上位2つはどちらが多いと言えますか。

断定できません。上位2区分の合計では適用技術が66.6%で上ですが、「当てはまる」だけで並べるとセキュリティが30.1%で上に来ます。適用技術の「当てはまる」は27.2%です。どの指標で並べるかで順位が入れ替わります。

14項目に共通する傾向はありますか。

あります。14項目のどれを見ても「やや当てはまる」が「当てはまる」を上回っていました。たとえば対応すべき規格等の増加は11.7%と32.1%です。強く困る項目が1つあるというより、少しずつが同時に来ている形と読めます。

従業員数で違いはありますか。

14項目のうち12項目で、101人以上の層が3層の上端でした。安全性の向上は51.7%、56.3%、71.0%で幅が19.3ポイントあります。一方で高速性/低遅延性の強化は52.6%、51.7%、52.5%と幅が0.9ポイントでした。3つの層は別々の企業の集まりです。

この調査から対応状況はわかりますか。

わかりません。Q18は要件が変化しているかを聞いた設問で、どう対応したかは別の設問にあります。この記事では扱う範囲を分けました。変化の大きさも時期も理由も含まれていないため、そこも読み取れない内容です。

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判断を社内に残し、手が要る側をどう出すか。切り分け方から担当が一緒に検討します。

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出典

  1. *1 参考:IPA「2022年度組込み/IoT産業の動向把握等に関する調査」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/kumikomi/kumikomi-iot2022.html)。発行日・改版日・調査期間・配布数7,864件・回答数1,214件の一次情報として(2026年9月確認)
  2. *2 参考:IPA「組込み/IoTに関する動向調査」調査結果(PowerPoint)(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/kumikomi/ps6vr7000001tewn-att/kumikomi-iot2022.pptx)。Q18の比率・回答数のデータ値の一次情報として。収録された値を用いた図表の作成という編集・加工を筆者が実施(2026年9月確認)
  3. *3 参考:IPA「組込み/IoTに関する動向調査」調査結果(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/kumikomi/ps6vr7000001tewn-att/kumikomi-iot2022.pdf)。Q18の設問文・集計対象の区分・N・5段階の選択肢・従業員数別の3層の定義・利用ルールの一次情報として(2026年9月確認)
  4. *4 参考:IPA「アンケート調査票」(https://www.ipa.go.jp/digital/software-survey/kumikomi/ps6vr7000001tewn-att/kumikomi-iot2022-chousahyou.xlsx)。Q18の14の項目の並びと選択肢の確認として(2026年9月確認)




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